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【トレイルランニング用スポーツサングラス】選び方をプロのアドバイスをもとに実証してきた!

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この記事は約 6 分で読めます。 5,022 Views

マラソンやトレイルランニング、トライアスロンなどのエンデュランス系スポーツの場合、トップアスリートに限らず、様々なレベルの方がスポーツサングラスを使用しています。

ですが、同じエンデュランス系スポーツではあるものの、マラソン、トレイルランニング、トライアスロンを実施する「環境」は異なります。

マラソンとトレイルランニングでは、走る路面や天候の変化のしやすさなどが違うため、厳密に言うとマラソン用のサングラス=トレイルランニング用のサングラスというわけにはいきません。

スポーツサングラスというカテゴリーでは、(情報の精度に限らず)実に多くの情報が存在します。

ですが、実際に検索していただくと分かりますが、トレイルランニング用のスポーツサングラスについて言及した情報は少ないのが現状です。

そこで、今回はトレイルランニング用のスポーツサングラスの選び方について、ご紹介します。

今回の記事制作には、スポーツサングラスのプロショップ、オードビーさんにアドバイスをいただきました。

過去にもランナー必見!スポーツサングラスの選び方をプロに聞いてみたランニングシーンでスポーツサングラスが手放せなくなる5つの理由の記事の中でご協力いただいています。

マラソンとトレイルランニングを実施する環境の違い

マラソンとトレイルランニングの違いは、舗装されたところ(ロード)を走るのか、山の中などの未舗装路を走るか、といった違いがあります。

未舗装路の場合、特に足元に注意しながら走らなければなりません。

ロードの場合は、サングラスを装着して日陰を走っても視覚的なストレスはほとんどありません。

ですが、トレイルの場合は色の濃いレンズを装着したまま森の中に入ると、足元の視界が悪くなり、視覚的なストレスが増えます。

木々の間から木漏れ日が差し込むところもあるので、ロードのように単純な「日向」と「日陰」として区別しにくいのも特徴です。ランニング中、頻繁に「明」と「暗」は切り替わります。

なので、実際にトレイルランナーを見ていると、サングラスは装着せずに走っている、もしくは山の中に入るとサングラスを額部分にかけて走るランナーがほとんどです。

ただし、トレイルランニングの場合、光が眩しいかどうか?というだけでなく、スポーツサングラスを「目の保護」として使用することも考えなければなりません。

木々が生い茂っている中を進むことも多々あります。そうなると、木の枝で頭部や顔面部を怪我するリスクもあるわけです。

100km、100マイルといったロングレースの場合、ナイトトレイルは必須。ロードレースとは環境がまるで異なります。

長丁場のレースで疲れてくると、身体の疲労だけでなく、集中力も低下してくるため、「目の保護」はより重要になってきます

トレイルランニング用のレンズ2種

前述した通り、マラソンとトレイルランニングの環境は大きく異なり、スポーツサングラスに求められる機能も異なります。

そこで、様々なスポーツ用のサングラスに精通しているオードビー佐藤さんからのアドバイスで、オードビーが独自で開発したozトレイルレンズ(写真右のピンク色のレンズ)と調光レンズ(写真右の透明なレンズ)を使用しながら、トレイルランニングおよびレースを走ってみました。

ozトレイルレンズは日中のトレイルでも夜間でも使用できるレンズです。眩しさよりも見えやすさを優先させているため、不整地や木漏れ日の差し込むような山中では、大きな効果を発揮します。

※同じコンセプトでオークリーが薄いコントラストレンズ【Prizm Stadium(プリズムスタジアム)】を開発してますが、一般販売はされておらず、オリンピックの選手やアスリートの選手にのみ配布されているそうです。

調光レンズは紫外線の量によって、レンズの色が変わります。日中、紫外線の多い時間帯はレンズの色が暗くなり、夜間は写真の通り、レンズの色はクリアになります。

調光レンズに関しては、佐藤さんが下記の記事の中で詳しく解説してくださっています。

参考:ランナー必見!スポーツサングラスの選び方をプロに聞いてみた!

トレイル用レンズ2種を国内外のトレイルで使用してみた

ここからは実際に国内外のトレイルランニングシーンでozトレイルレンズと調光レンズを使用したインプレッションを紹介していきます。どちらも日中・夜間問わず、様々なシーンで使用しています。

ozトレイルレンズ

ozトレイルレンズは特にランニング中、頻繁に「明」と「暗」が切り替わるようなトレイルシーンで効果を発揮します。「眩しさよけ」という点では、色の濃いレンズに劣りますが、ある程度の眩しさよけと見えやすさを両立しているため、トレイルランニングに適したレンズです。

裸眼よりも視界は良好で、ランニングに集中することができます。

ただし、レンズに色が付いているので、特に夜間にテクニカルな下り(足場の悪い下り坂)を走る場合は、より視界がクリアな方がストレスは少なくて済みます。

ピックアップアイテムとして、箱根外輪山トレイルランニングの準備と楽しみ方の中でもozトレイルレンズを紹介しています。

調光レンズ

調光レンズは特に、夜間走行時にストレス無く走ることができます。透明なレンズのため、視界が悪くなることはありません。

ですが、日中であっても天候が悪い時には、やはり暗くて足元が見えにくくなります。曇り空でも紫外線はあるので、程度の違いはありますがレンズは暗くなります。

日中のトレイルで使用するのであれば、見えやすさを優先したozトレイルレンズを選択する方がベターでしょう。

ただし海外のように、日中でも木々が生い茂るようなトレイルが少なく、山肌を走る場合は調光レンズ1枚で夜間までカバーできるので、どんなトレイルを走るのか?状況に合わせて選択すると良いでしょう。

まとめ

今回はトレイルランニング用スポーツサングラスの選び方について、ご紹介してきました。

サングラス=眩しさ避けとして使用する人が圧倒的に多いと思います。ですが、トレイルランニングの場合はそれだけではなく、「目の保護」として使用することも考えなければなりません。

木々が生い茂っている中を進む際に、木の枝で頭部や顔面部を怪我するリスクもあるわけです。

今回は調光レンズとozトレイルレンズという2つのレンズを実際のトレイルランニングシーンで使用したインプレッションを紹介しましたが、どちらが良い・悪いという話ではなく、目的に応じてレンズを選択するのがオススメです。

日の出〜日没までに完了できるショート〜ミドルディスタンスのトレイルランニング(レース)は、ozトレイルレンズがあれば、コントラストが効いて不整地でも快適に走ることが可能です。

調光レンズは、木々が生い茂る森の中を走るような場合、足元が暗くなるので少し神経質にはなってしまいます。足元が不安定なトレイルでは尚更です。

ナイトトレイルや日の出前、日没後にも山中を走らなければならない100km、100マイルといったロングレースの場合、特に夜間はクリアレンズを装着したほうが足元もはっきりと見えて、ストレス無く走ることができます。

私なりの結論としては、日中のトレイルであればozトレイルレンズ。ロングレースの場合は、ozトレイルレンズと調光レンズの併用で、日没の手前あたりでレンズをozトレイルレンズから調光レンズに変更すると、全行程を通じて快適なトレイルランニングが可能です。

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ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ランナーズNEXT 編集長

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

自分自身も実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

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