ランニング中の心拍数は心拍ベルトで測る?手首で測る?

ランニング中に心拍数を計測することの重要性は、少しずつではありますが広がりつつあります。胸部に装着する心拍ベルトは「面倒」「締め付けられるのが嫌」ということで敬遠していた人でも、手首で脈拍を計測できる光学心拍計が普及してからは手軽に心拍数を計測できるようになりました。

最近のGPSウォッチには、ほとんどの場合「光学心拍計」で心拍を計測できる機能が搭載されています。なので、何となく心拍数が計測できているという状態の人もいるでしょう。

ですが、手首で手軽に心拍数を計測できるようになったとは言え、心拍ベルトを装着してランニングに取り組んでいる方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、ランニング中に心拍数を計測する場合、光学心拍機能を活用して心拍数を計測する場合と、胸部に心拍ベルトを装着して心拍数を計測することのメリットやデメリットなどを比較していきましょう。

参考記事:【心拍トレーニングと運動強度】ランニングのパフォーマンスUPに必要なこととは?

心拍ベルトのメリット・デメリット

心拍ベルトを使って心拍数を計測することを「昔のやり方」「旧式」と表現される方もいらっしゃいます。

確かに、最近のGPSウォッチには光学心拍計が搭載されているので、わざわざ心拍ベルトで心拍数を計測しなくても良いような気がしてしまうのかもしれません。

ですが、心拍ベルト=旧式の計測方法というわけではないのです。

光学心拍計は手首で脈拍を感知しているのに対し、心拍ベルトを活用すれば、心臓の拍動に近いところで心拍数をキャッチできます。つまり、心拍数計測の精度は、必然的に光学心拍計よりも心拍ベルトの方が高くなります。

なので、心拍数の精度という面で考えると、心拍ベルトには大きなメリットがあります。

一方、デメリットは(デメリットと感じるかは個人差がありますが)胸部にベルトを装着しなければならないことです。光学心拍計で心拍数を計測する場合は、ベルトの装着は不要なので、ある程度の面倒臭さは生じてしまいます。

胸部の締め付けがキツイと感じる方もいらっしゃるでしょうし、ベルトが緩くなってズレ落ちてくる・・・という不満もあるようです。

身体に直接装着しますので、ベルトに汗が染み込みます。心拍ベルトは洗濯や手入れが必要になるので、多少の手間暇はかかってしまいます。

光学心拍計のメリット・デメリット

光学心拍計のメリットは、時計を装着して走りさえいれば、心拍が計測できること。

これまでは「ランニング中の運動強度を把握するために、心拍数の計測は大事だよね!」と頭では分かっていながら、なかなか実践ができていない・・・という方も多かったはずです。

そこに光学心拍計が登場したことで、手軽に心拍数を計測できるようになりました。

ただし、前述したようにランニング中の心拍数の精度は、心拍ベルトに比べると落ちてしまいます。

センサーを長年利用した場合は、当然センサーそのものの精度も落ちてしまいます。いわゆる「寿命」ですね。

心拍ベルトの場合は電池式のものがほとんどなので、心拍数計測の精度はある程度担保されます。もちろん、ベルト部分はゴムなので、劣化をしていきます。

※参考までに、現在私は2年半程同じ心拍ベルトを使用しています。電池を交換した以外は問題なく、使用できています。

身体の末端部分(手首)で計測しているので、仕方がないことではありますが、もし心拍数計測の誤差が大きければ、計測しても活用できない・・・という事態になってしまいます。

光学心拍計は時計の裏側で緑色の光を発するので、一部光に対するアレルギー反応が出てしまう人もいるようです。

心拍ベルトと光学心拍計の精度の違い

次に、心拍ベルトと光学心拍計で心拍数を計測した時の精度の違いについて考えてみましょう。

心拍ベルトで計測した時と、光学心拍計で計測した時との違いがわかれば、どちらで計測するかの判断が簡単になります。

実際にどれくらいの数値差が出るのでしょうか?

メーカーは異なりますが、あるランニングアクティビティの際に、心拍ベルトと光学心拍計で同時に心拍数を計測してみました。

まずは心拍ベルトを使って取得した心拍数のデータ(グラフ)です。

この時の平均心拍数は141bpm、最大心拍数は153bpm.平均ペースは6:18/kmでジョギングペースだと考えてください。

※夏場に計測したデータなので、ペースに対して心拍数が高く出ています。

次に、光学心拍計で計測した心拍数のデータ(グラフ)です。グラフは先ほどのものと比べても、同じような波形となっています。

最初のコメントをしよう

必須

*