【スマートウォッチ】HUAWEI(ファーウェイ) WATCH GT 2レビュー

ランニングウォッチやスポーツ用のGPSウォッチとして、ガーミンやエプソン、スント、ポラールなどの主要メーカー全盛の時代とは異なり、今ではアップルウォッチなどのいわゆる「スマートウォッチ」を使用するランナーが増えてきました。

【2020年最新版】ランニングウォッチ・GPSウォッチの人気・おすすめを徹底比較

ユーザーがランニング時に使用する時計の選択肢は、数年前より多様化しつつあるわけです。

スマートウォッチ も様々な種類がある中で、今回はHUAWEI(ファーウェイ)のスマートウォッチ”GT2″というモデルを紹介します。

ランナーズNEXTでは初登場のメーカーですが、前作からバージョンアップして2019年11月22日にリリースされました。

HUAWEI(ファーウェイ) WATCH GT 2の主な機能

HUAWEI(ファーウェイ) WATCH GT 2には42mmサイズと46mmサイズの2つがあります。それぞれのスペックを見ていきましょう。

42mmサイズ

■サイズ:幅41.8×高さ41.8×奥行き9.4mm

■重量:約29g(バンドの重量を除く)

■防水機能:50m防水

■画面解像度:390×390ピクセル

■稼働時間

スマートウォッチ(通常)モード:約7日間
※心拍数計測をON。 週90分間運動。 週30分間の音楽再生。

GPS計測+光学心拍計での心拍モニタリング:約15時間

■その他の主な機能

最大酸素摂取量(VO2max)の予測機能、リアルタイムコーチング機能、スマートフォン探索、懐中電灯、天気、気圧計、コンパス機能など。

■標準価格:

HUAWEI(ファーウェイ) WATCH GT 2 42mmサイズ スポーツモデル:¥25,080(税込)

46mmサイズ

■サイズ:幅45.9×高さ45.9×奥行き10.7mm

■重量:約41g(バンドの重量を除く)

■防水機能:50m防水

■画面解像度:454×454ピクセル

■稼働時間

スマートウォッチ(通常)モード:約14日間
※心拍数計測をON。 週90分間運動。 週30分間の音楽再生。

GPS計測+光学心拍計での心拍モニタリング:約30時間

■その他の主な機能

42mmサイズで実装されている機能に加えて、音楽再生機能(約2GBの容量:約500曲分の音楽を格納可能)、Bluetooth通話機能がある。

■標準価格:

HUAWEI(ファーウェイ) WATCH GT 2 46mmサイズ:¥27,280(税込)

HUAWEI(ファーウェイ) WATCH GT 2の主なオススメポイント


※HUAWEI(ファーウェイ) WATCH GT 2 42mm

ディプレイの解像度の高さ

まずは何と言ってもディスプレイの画像解像度の高さ。他のGPSウォッチと比較にならないほどの見やすさです。

例えば、ガーミンのGPSウォッチは最も解像度の高いものでも280 × 280 ピクセル。

特にGT2 46mmは454×454ピクセルで、非常に見やすいのが特徴です。

42mmの390×390ピクセルでも十分見やすい(画像参照)。

バッテリーの持続時間

画像解像度が高いのにも関わらず、GPS計測+心拍を計測した状態でのバッテリーの稼働時間は42mmで約15時間。46mmで約30時間を誇ります。

スマートウォッチというカテゴリーの中で、これだけの稼働時間があれば充分と言って良いのではないでしょうか。

ちなみに、Apple Watch Series 5 はGPSを使用した屋外ワークアウトで最大6時間となっています。

GT2をスマートウォッチとして使用する通常モードでは、それぞれ7日間、14日間持つので、充電の頻度も少なくて済みます。

スマートフォンとの同期のしやすさ

HUAWEI(ファーウェイ )のスマートウォッチはスマートフォン上で、専用のヘルスケアアプリと連携しながら使用します。
※アンドロイドだけでなく、iPhoneでもダウンロード&使用可。

日頃、GPSウォッチを使用しているからなのか、HUAWEI(ファーウェイ )のスマートウォッチとスマートフォンとの同期スピードは非常に速く感じます。

ウォッチフェイスの変更もスマートフォン上でサクサク変更が可能です。

お手頃の価格帯

最後のオススメポイントとしては、他のスマートウッチやGPSウォッチと比較しても、価格が安いこと。

HUAWEI(ファーウェイ) WATCH GT 2 42mmのスポーツタイプで25,080円(税込)、HUAWEI(ファーウェイ) WATCH GT 2 46mmで27,280円(税込)です。

Apple Watch Series 5が42,800円(税別)〜、GPSと心拍の同時計測で15時間以上のバッテリー稼働時間というスペックを持った時計だと3万円以上はするはずなので、それらと比較すると非常に安い価格帯で展開されています。

HUAWEI(ファーウェイ) WATCH GT 2のインプレッション

ここから、実際の使用感について書いていきたいと思います。

前述のスペック欄に時計の重量を書きました。42mmサイズ、バンドの重量を除いて約29gとなっていて、非常に軽い印象をもちますが、バンドを入れて計測すると55gとなりました。

軽量で貼りますが、他の軽量級GPSウォッチに比べると、若干重い部類に入るのではないでしょうか?

46mmサイズはトータル70g程度になるのではないかと思うので、少し重い部類に入るかと思います。

次に実際にGT2を使用してランニングして得られたデータ等を見ていきましょう。

GT2とガーミン(ForeAthlete 945)を同時計測し、データを比較していきます。

特にランナーが気にするポイントはGPSの精度、心拍計測の精度ではないでしょうか?


※HUAWEIヘルスケアアプリ上で閲覧できる各種データ

ガーミンの距離計測はGPS経由ではなく、フットポッド経由(距離校正したもの)で8.46km。

GT2はGPSにて距離を計測していますが、8.46kmと同じ結果に。

心拍計測はガーミンForeAthlete 945もGT2も光学心拍計(時計の背面にて計測する方法)にて計測。

ForeAthlete 945は平均心拍数が163bpm、最大心拍数が173bpm。

GT2は平均161bpm、最大173bpmとほぼ同じ結果になっています。

ピッチやケイデンスに関する項目も同じ結果になったので、GT2はスマートウォッチではありますが、ランニング用のGPSウォッチと同様の結果を得ることができています。

一点、GPSの捕捉に少し時間がかかりましたが、許容範囲内でした。

まとめ

ここまでHUAWEI(ファーウェイ) WATCH GT 2の2つのモデルについて紹介してきました。

ランニング用の時計はガーミンやスント、ポラールといったGPSウォッチを中心に展開してきたメーカーが、ここ数年でスマートウォッチ化している流れになってきています。

一方、元々スマートウォッチとして開発されてきたHUAWEIなどのデバイスも、徐々に各スポーツ領域で必要十分なデータが取れるようになってきました。

なので、ごく少数のウルトラランナーやデータマニアを除くと、ランナー=GPSウォッチという選択肢だけでなく、フルマラソンあたりの距離と時間であれば、スマートウッチでも充分に計測可能と言って良いでしょう。

カスタマイズが複雑ではないという点では、圧倒的にスマートウォッチの方が使いやすく、今後ランナーが使用する時計の勢力図も大きく変わるのではないでしょうか?