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ランナーに必要なGPSウォッチを再考する!

ランナーズNEXTの中では国内外のデジタルデバイスを紹介することがありますが、中でもランニングウォッチ・GPSウォッチに関する記事は多くを占めます。

最も多く読まれているものはランニングウォッチ・GPSウォッチの人気・おすすめを徹底比較【最新版】という記事。

ページを見ていただくと、累計96万以上のページビュー(PV)があることがわかります。

このページに記載のあるランニングウォッチ・GPSウォッチメーカーが5つに対し、1つのメーカーで複数のラインナップを持っているという状況です。

恐らく、多くの方が「どのメーカーの、どのモデルの時計を買えばいいのか分からない・・・」という状態になっているのではないでしょうか。

もちろん、金額の問題もあるので、「○万円以内で購入できるもの」の中から選択するというケースもあるかもしれません。

ランニングに特化した時計という観点で考えると、ガーミン、エプソン、スント、ポラール辺りがメジャーなのではないかと。

ですが、ランニングでも使用できるスマートウォッチの筆頭はApple Watchです。

多種多様な価値観を持つランナーに対して、各メーカーが多くのラインナップを揃える中で、ランナーが必要とするGPSウォッチ、スマートウォッチ市場はどうなっていくのでしょうか?

IT専門調査会社IDC Japanの調査によると、スマートウォッチが2022年に世界のウェアラブルデバイス市場の45%を締めるとの予測をしています。

それだけウェアラブルデバイスの中で、スマートウォッチが注目されているわけです。

ランナー向けのGPSウォッチも「スマートウォッチ化」は常識になっており、ランニングやその他の運動中に取得できるデータだけではなく、日常生活を送る中で得られるデータやスマートフォンとの連動は当たり前、と言って良いでしょう。

2018年は、Appleがスマートウォッチ市場の約半分のシェアを占めていました。

以前はランニングウォッチ・GPSウォッチに「スマートウォッチ機能」がなかったので、日常的に使用する時計+ランニング時に使う時計と使い分けをしていた方も多いと思います。

ですが、今ではほとんどのランナーがランニングでも日常生活でも一括で使用・管理できるデバイスを求めているはずです。

もちろん、「高級時計が大好き!」「このブランドの時計しか使わない!」みたいな人は別ですが。

ランニングでも日常生活でも、一括で使用・管理できるデバイスと考えた場合、どのブランド・モデルが選ばれるのでしょうか?

基本的には、市場が示す通りほとんどの方がApple Watchを使用する流れになるのではないか?と考えています。

Apple製品のユーザーは特にその傾向が強くなるでしょう。

ランニングに必要なデータはほぼ取得できますし、一部の外部センサーとの連携もできるので、MacのPCやiPhoneとの連携を考えると、よりスムーズに情報を管理・アップデートすることが可能です。

日本では法制度の問題で、日本製のiPhoneでは心電図計測機能(ECG機能)は使うことができません。

ですが、Apple Watchの使用で、より自身の健康管理が一括して行いやすくなるのは間違いないでしょう。

ただし、次の点ではまだApple Watchよりもランニング用のGPSウォッチを選択する方がオススメです。

と言うよりも、使わざるを得ない状況ですね。

①ランニングで長時間のバッテリー容量を必要とする場合

1つ目はランニング中(ワークアウト中)のバッテリー稼働時間を重視する場合です。

現段階でApple Watchとランニングに特化したものとを比較した場合、(機種にもよりますが)バッテリー稼働時間の差は歴然です。

公式サイトの情報によると、Apple Watchは「GPSを使用した屋外ワークアウトで最大6時間」となっています。

一般的に考えると、バッテリーの稼働時間が最大6時間もあれば充分!と言っていいでしょう。

ですが、中には「ウルトラマラソンを走りたい!」というごく少数の人もいるので、この場合はランニング用のGPSウォッチを使わざるを得ない状況です。

※トレイルランニングをする場合は、アウトドア用に開発された時計を使う場合も多いですね。

②より専門的なデータを他のサービスと連携しながら活用したい場合。

もう1つは、より専門的なデータを他のサービスと連携しながら活用したい場合です。

ウルトラマラソンを走りたいと言う人達よりも、もっと少数派の人達では無いでしょうか。

GPSウォッチに他のデバイスを繋げながら走りたい、専用のアプリをインストールして走りたいという人やランニングで得られたデータを次のトレーニングやレースに活かしたいという人は、専門のGPSウォッチとTraining PeaksやToday’s Planなどの専門のソフトウェアを使うことになってしまいます。

③トレイルランニングをメインの活動として考えている人

最後はトレイルランニングをメインの活動として考えている人です。

Apple Watchはアウトドアウォッチというわけではないので、ルートガイダンス機能や気圧高度計など、トレイルランニングに必要な計測機能が必要な場合は、アウトドアウォッチ(トレイルランニングを行う際に必要な機能を備えたGPSウォッチ)を使用した方が良いでしょう。

 

上記、3つを除くとApple Watchを使用していれば、問題なくランニングができます。

ランニング用のGPSウォッチメーカーと比較しても、Apple Watchは商品ラインナップが少ないので、「どれを変えば良いのか分からない」という問題も起きにくい。

Appleがスマートウォッチ市場を席巻している中で、ランナーがより活用できるようにメーカー独自、もしくは専門家と連携してサポートしていく必要があるでしょう。

ランナー自身も、やはり自ら活用していこうというアクションを起こしていく必要がありますね。

まだまだやれること、やらなければならないことは沢山あるはずです。