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フルマラソンでサブ3.5達成のためのランニングシューズの選び方!自分に合ったものを選択するための思考術とは?

 2015/11/14 サブ3.5達成企画 ランニングお役立ち情報
この記事は約 8 分で読めます。 22,295 Views

3ヶ月のトレーニングでフルマラソン・サブ3.5を達成するための独自企画として連載を続けていますが、今回の記事はサブ3.5のための「ランニングシューズを選ぶプロセス」について考察をしていきたいと思います。

大切なポイントは、同じランニングシューズを選ぶことではなく、最終的にあなたに合ったランニングシューズを見つける「プロセス」です。

なので、今回の記事を1つの参考として、ぜひランニングシューズを選ぶようにしてみて下さい。

ランニング人口が増えてからというものの、沢山のメーカーがランニングシューズをリリースしてきました。

また、各社様々な種類のランニングシューズが存在しているわけです。

その中から自分に合ったランニングシューズを選ぶのは至難の業。

これから筆者自身が目標達成(サブ3.5)のためにどんなプロセスで、どんなランニングシューズを選んだのか、順番に紹介したいと思います。

自分の足を知る

まず、どんな目的で、どんなランニングシューズを選ぶにしても、自分自身の足のことを知る必要があります。

殆どの人は、自分の足のサイズすら知りません。もちろん、普段履いている靴のサイズは理解していると思いますが、履いている靴のサイズと、自分の足のサイズは必ずしも一致しません。

ただ何となくランニングシューズを選ぶより、自分の足のサイズやどういう形状をしているのか、どういった癖があるのかを理解した状態で選ぶのとではランニングシューズ選びを失敗するリスクは少なくなります。

では、どうすれば自分の足の状態を知ることができるのでしょうか?

もちろん、色んな計測の方法はあります。専門家が1つ1つ細かく評価してくれる所もありますが、地域的・金銭的な問題もあるでしょうから、誰でも必要最小限の情報が得られるのは、スポーツ店での計測です。

基本的に無料で足の計測ができます。

「怪我が絶えないので、しっかり診て欲しい!」という場合は、専門家に診てもらうようにしましょう。

筆者もランニングシューズを新調するに辺り、2つの計測機器にて測定をしました。

1つがスポーツ店ゼビオでの計測、もう1つは東京・渋谷のアディダス Running LAB内にある、3D計測器で計測をしてもらいました。

計測機器の信憑性を問う

では、実際に計測された結果を見てみることにしましょう。

まずはゼビオで計測したデータから。

IMG_1359

では、次にアディダス Running LABで3D計測したデータを掲載。

フィードバックシートをそのまま掲載しています。

s_image1

もともと、筆者が自分の足の計測をしようと思ったのは「計測機器の信憑性を図るため」でもあったわけです。

ランニングシューズを選ぶ前に、自分の足の状態を計測してもらおうという人はいると思います。ですが、計測された結果を疑うことは基本的にはしないはずです。

データ情報は「真」であると認識してしまう。

なので、今回は2つの計測機器を使って、信憑性を問うてみたかったわけです(何とも性格が素直じゃない・・・)。

実際に出てきたデータを見てみましょう。

前者のデータと後者のデータ。もちろん、計測方法が違うので、全ての数値が一致するとは思っていませんでした。

ですが、数値があまりにも違いすぎる。

計測項目が違うので、全ての項目の比較はできませんが、例えば

足長(ゼビオ)

右足 25.8cm 左足 25.6cm

足長(アディダス)

右足 25.16cm 左足 24.65cm

左に比べると、右足の方が大きいということは一致していますが、左右差がゼビオで0.2cm、アディダスで0.51cmの差があります。

0.3cmの誤差をどう見るかは判断が難しいところですが、問題は両者で足の長さがかなり違っています。

右足で0,64cm、左足は1cm程違います。さすがに1cmの誤差は大きい。

26.0cmのランニングシューズを履くか、27.0cmのランニングシューズを履くか、ランナーであれば1cmの違いがどんな結果を生むのか想像できるはずです。

もう1点、気になったのは足幅。両者で計測している箇所が違うと思うので、足幅に差があるのはしょうがない。ですが、ゼビオの左足3.9cmに対して、右足7.7cmというのは違いすぎてはいないか?ということ。その差4cmですからね。

確かに左足の真ん中辺りは地面と接地している部分が少ない。

考えられることは、足の外側に荷重が強くなった結果、アーチ部分が浮いてしまっていること。

もう1つは左足がハイアーチであること。

前者は特に外側への荷重は確認できない(外側荷重であれば、足の外側が黄色〜赤色になっているはず)。

次に左足のハイアーチを疑ってみる。

アディダスの測定項目の中の舟状骨点高を見て下さい。舟状骨点高を見ると、左が50.4mm、右が51.9mmと右の方が若干高い。

つまり、これは何を意味しているのかというと、右足の方が左足よりもアーチが高い可能性があるということです。

ということは、前述した左足の幅が狭い=ハイアーチ説もどうやら考えにくい、となります。

他の項目を見ても、左足の真ん中部分の接面が小さい理由は見当たりません。恐らくですが、単純に左足と足底板の接地面がデータとしてアウトプットできなかったのではないか、という推測ができます。

約4cmの左右差は、そこまで気にしなくては良さそうです。

結果的にゼビオでは26.5cmのランニングシューズを、アディダスでは25.5〜26.0cmのランニングシューズを勧められることになりました。

計測されたデータから、大切なポイントを抽出する

次に一番大事なのは、実際にランニングシューズを履いてみることです。

計測データから算出された数値だけを判断材料にするのは得策とは言えません。やはり、実際に履いた「感覚・感触」が大切です。

今までいくつかランニングシューズを履いてきましたが、私は目的やメーカーに応じてサイズを変えています。

通常のランニングシューズであれば、26.5cmがジャストサイズ。ですが、ウルトラマラソンなどの長距離を走ると足が浮腫んでくる時があります。足が浮腫むと26.5cmはキツく感じてしまうわけです。

当然、26.0cmは選択肢にありませんでした。

実際に試履きさえすれば、データ計測は必要ないじゃないか!と考える人もいらっしゃるかもしれません。

ですが、足の測定で大切なことは、データから足にどんな特徴があるのかをザクっとでも判断することです。

例えば、私の場合は足の甲が高く、ハイアーチ気味であること。足の幅が広いので幅の広いWIDE版のランニングシューズが必要であること。

(ランニング中も含めて)オーバープロネーションではないこと、足の特に踵に集中して圧力がかかっていることが挙げられます。

特に踵部分は、ランニング中に最もストレスを感じる部分ではあるので、インソール等でもケアをしています。

上記、アディダスのデータの「かかとの傾斜角度が強い人」はオーバープロネーションを起こしている可能性が高い。傾斜角度の数字が高ければ高いほどプロネーションが強く出ているということです。

参考記事:オーバープロネーションを改善するために必要な対策まとめ【ランニング編】

 Photo※筆者の右足。アーチが高いのが分かる。

ある程度の足の特徴が分かっていれば、ランニングシューズを試履きする手間が少なくなります。

ここまで自分の足の状態が分かっていれば、あとはメーカーとサイズ、特徴を厳選して気になるものから試履きしていきます。

いつものことですが、踵部分のクッション製があるものをチョイス。

今回のフルマラソン用に選んだのはアディダスのランニングシューズです。別々のタイプのものを2足購入。

なかなか自分にフィットするシューズが無かったので、選択に苦労しました。

プロネーション用シューズはランニング中にどれ程の影響を与えるのか?

ランニングシューズを選ぶ上で、1つ疑問に思っていることがあります。

それは、プロネーション用のシューズがランニング中にどれほどの影響を与えるのか?ということです。

具体的には、プロネーションの強い人が履くと、どれほどの改善が得られるのか?ということと。

もう1つは、プロネーションが起きていない人が履くと、悪影響は起きないのか?ということ。

残念ながら、前者には該当しませんが、後者の実験はできるかなと思い、プロネーションオーバーのものを1つ購入しています。

スクリーンショット 2015-11-14 0.16.46※両方共左足のランニングシューズ (左)プロネーションオーバーのもの(右)ニュートラルなもの

左側のランニングシューズを見てもらうと、ソール(靴底)が斜めになっているのがわかります。

2つの店舗の店員さんとも話しましたが、オーバープロネーション用のランニングシューズはプロネーションが起きていないランナーが履いても問題ないということ。

プロネーションが強すぎる場合は、インソール等でコントロールしてあげることが必要だということでした。

実際に選んだ2足のランニングシューズ

以上のプロセスを経て、選んだランニングシューズは

①アディゼロ マナ 7

sp-adi-me-r-00050

商品の詳細はこちら

②アディゼロ 匠 idomi

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商品詳細はこちら

今回ランニングシューズを2足購入したのは、例えば練習用・レース用という風に分けるためではなく、あくまで2足のランニングシューズを交互に履きながら、最終的によりしっくり来るシューズを履くためです。

もう1つは同じランニングシューズばかりを使っていると、シューズを休ませることができません。

実際に履いた感触は良くても、履いているうちに足にフィットしてくるものもあれば、そうでないものもあります。

上手く見極めながら、自分に合ったものを選択していくというプロセスが重要になってきます。

まとめ

今回の記事はいかがだったでしょうか?

ここまで、実際に筆者自身がランニングシューズを選ぶまでのプロセスを紹介していきました。繰り返しになりますが、最終的にどんなランニングシューズを選んだのか?ということよりも、ランニングシューズを選ぶまでのプロセス、考え方を1つ参考にしてみてください。

ランニングシューズに限らず、ランニンググッズを選択する際は色々な仮説と検証活動をしていくと、商品1つ1つにこだわりができ、商品を選ぶ理由ができるので楽しいですよ!

 

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ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ランナーズNEXT 編集長

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の国家資格者でもあるが、現在はランニングウォッチやパワーメーターなどのデバイスを活用しながら、効率的にマラソンやランニングの目標を達成するためのサポートをしている。

自分自身もマラソンやトレイルランニングの実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

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