膝の痛みを克服しながらフルマラソンを完走する際に実施した3つのこと

いざ、ランニングを始めよう!と意気込んでスタートしたものの、燃え尽き症候群になって辞めてしまう人は多く、国内大手スポーツブランドが行った調査によると、ランニングを1年以上継続できたランナーは23.6%という結果が出ています。

燃え尽き症候群になってしまった理由は様々あるようですが、その中でも、非常にもったいないのがランニングを初めてから身体のどこかを痛めてしまい、走るのをやめてしまったというもの。

これは事前のウォームアップの徹底や、ランニング中のちょっとしたケアで回避する事が出来るものです。

実は私もランニングを初めて2年目で、膝を痛めたことがあります。しかも、初めてのフルマラソンレースまで、あと1か月と言う時に…!です。ですが、それでもランニングを続けられているのは、この時怪我のことを学んだお陰で、再発を防げているから。

そこで今回はランニング初心者に起こりやすい、怪我の経験や再発防止策についてお話ししていきます。

ならない人はいない?膝の痛み

ハーフマラソンくらいの距離を走れるようになってくると、多くの人が直面するのが膝の痛み。

それまではなんの不調もなかったのに、いきなり痛みがやってくる時もあれば、じわじわと痛みを感じていくタイプもあり、症状は人それぞれです。

私も初めてのフルマラソンの1か月前、最後の仕上げに・・・と22km走った時にやってしまいました。歩くのですら痛くてこれは本気でやばい!!!でもここで病院に行って「フルマラソン、走っちゃだめです」なんて言われたら今までの練習もすべて水の泡になってしまう…。

私にランニングを教えてくれた先輩に相談し、ロキソニンのシップを貼り包帯でぐるぐる巻きにして安静にし、残りの一カ月はほぼ走らないでいました。

すると約1か月安静にしていたせいか、フルマラソン当日は走り出しても膝の痛みを感じなかったのです!

ですが、30kmを超えた途端、急にあの1か月前の膝の痛みが現れてしまいました。そこからは走るというよりはもはや歩き。そこから約10kmは痛みと共に足を引きずりながら、ほぼ歩くことに。

最後の2kmはもう無理矢理走ってどうにかゴールにはたどり着けました。

翌日は全身筋肉痛でベッドからなかなか起き上がれなかったのですが、痛い脚を引きずり、整形外科へ。

レントゲンを取ると、案の定、炎症をおこしていました。「これは痛かっただろうによくゴールできたね」と。治療は電気療法と痛み止めのシップと包帯。しばらくは走ることを辞める、という最初に痛めた時に先輩が教えてくれたものとほぼ一緒でした。

電気治療が加わったのみでしたが、これが驚くほど私には合っていたようで2回行ったら今までの痛みがうそのようになくなったのです。今まで何も信用していなかった電気治療、恐るべし。

「こんなことなら本番前に早めに整形外科に行っておけばよかった、トホホ」と大反省。

なので故障しましたが2週間以内には短い距離からまた走り出すことが出来ました。

膝を怪我した際の病院選びのコツとは

ランニングで膝を痛めた時に病院へ行くときのポイント。

膝が痛くなったとき、病院に行くならスポーツでの故障をちゃんと見れる整形外科を選びましょう。

このあとしばらくは膝の痛みもなくなり、ランニングを続けていたのですがこの時から2年後に古傷が痛む、と言いましょうか、ランニング中に膝の痛みを感じます。

それも今度はフルマラソンの大会1週間前。前に行って治してもらった病院には仕事の都合上どうしても大会前に行くことが出来なかったので仕方がなく会社の近くの整形外科へ。

その時ちゃんと調べておらず、そこはスポーツ関係の痛みは不得意だったようで、先生に話したら「レントゲンはなんもなってないからなぁ。痛いなら走れないね、残念だけど観光楽しんできなよ」と言われて湿布を貼られて終了。

なのに痛み止めの飲み薬と座薬まで処方されて、この対応はどうなんだー!!!とイラだった苦い思い出が。

レース本番はサポーターをつけて挑んだら痛みを最後まで感じすゴールをすることができたので良かったのですが、病院選びによって差が出るので注意が必要です。

参考:マラソンで怪我したランナー必見!絶対に失敗しない病院の選び方

膝が痛くなる原因と対処法

私が最初に膝を痛めた時の原因は、シューズが自分に合っていなかったことと、フォームに問題があったことです。

初めてのフルマラソンなのにソールもそこまで厚くなく、靴全体も柔らかめの物を履いていたので、私の足の癖、体幹が弱いので着地の足の軸がブレやすかったのをもろに影響して膝に負担がきてしまいました。

体幹を鍛えるトレーニングをすることも、ケガなく走るために大事なポイントになってきます。

また、言われて気付いたのですが膝が内側に向きやすいということ。

それ以来、靴はソールが厚く安定感があり、靴の素材も足をしっかりと包み込んでくれるような生地の物に変えました。

走るときも膝は常に前をまっすぐ向くように意識をしていきました。

また、着地の時も足裏全体でドシンドシンとついてしまうのも膝を痛める原因になりますのでかかとからついてつま先でけり上げるという走り方を意識しましょう。

これらのことを実践することでわりと早めに痛みは解消されて、走り続けることが出来ました。

参考:【保存版】ランニングで膝の痛みが起きてしまったら必ず実施したい具体的対処法の全て!

まとめ

ということで今回は私が実際経験した故障とその対策法について書いてみました。

これらを事前に防ぐには、やはり正しいランニングフォームを見につけること。走ることは誰にでもできるけど、自分の体に合った正しいランニングフォームで走れている人って少ないと思います。そのためにはランニングステーションやランニングクラブで行われているレッスンにまずは参加してみることをお勧めします。

そして痛みや不調を感じたら、思い切って休むことも練習の一つです。悪化させてしまったり長引かせてしまったりといいことはないのです。

ケガをしないことも、ランニングを続けるための大事なポイント!ぜひ参考にしてみて下さい。