【特別号】ランナーにおすすめの治療院・トレーニング施設!第1回ATR半蔵門(東京)

日頃からランニングに取り組んでいると、多かれ少なかれ身体に痛みや違和感を感じることがあります。特に「なかなか怪我が治りません・・・」「治ったと思って走り始めると、また痛みが出てしまって・・・」というランナーの方も多くいらっしゃいます。

「病院に行こうと思っても、どこにいけば良いのか分からない・・・」という方や、

ドクターに「骨に異常はないから、しばらく休んで下さい・・・」と言われ、やるせない気持ちを抱えてしまっているランナーもいるのではないでしょうか?

そこで、ランナーズNEXTでは怪我や身体の痛み・違和感を抱えるランナーの皆さんにオススメできる全国の病院や治療院などを厳選して、お届けしていきます。

今回は第1回目の特別号として、ランナーの聖地、皇居に程近いATR半蔵門さんをご紹介します。

インタビューにお答えいただくのは、同施設のメディカルディレクターである藤原和朗さん、コンディショニングディレクターの角勝義さんです。

藤原さんは主に鍼灸マッサージを活用した治療業務を、角さんは主にトレーニング業務を担当されています。

ATR半蔵門とはどんな施設なのか?どんなサービスでランナーをサポートしているのか?などを伺ってきました。

ATR半蔵門とは?

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ATR半蔵門には各競技のアスリートも多数訪れている。

ATR半蔵門は(有)トライ・ワークスが運営する施設で、「トップアスリートへのサポートで積み上げたノウハウを社会に還元し、身体のケア、怪我の予防、パフォーマンスアップの手伝いを担っていく」ことを目指し、2012年にオープンしました。

※トライ・ワークスはアメリカの認定アスレティックトレーナー資格(業界での略はATCCertified Athletic Trainer)を保有したスタッフが「アスレティックトレーニングの啓蒙」を目的に立ち上げた会社。

※アスレティックトレーナーとはスポーツの現場で選手が怪我をしたときの応急処置や怪我の評価、復帰までの手順を考えたり、怪我を予防のために働く専門家。スポーツの現場だけでなく、様々な医療機関やトレーニング施設などで仕事をしている方もいます。

ART半蔵門は大きく3つのセクションに分かれており、対象を分かりやすく説明すると

・身体のどこかに痛みがあって生活に支障をきたしてしまう方

・日常生活は問題ないけれど、スポーツをすると痛みや問題が出てしまう方

・スポーツのパフォーマンスを上げたい方

3つのステージにそれぞれ対応することができます。

現在、治療部門は運動習慣のある人とない人が半々くらいで利用していて、トレーニング部門は既に運動習慣のある人が問題を解決するため、記録の向上やパフォーマンスアップのために利用している、とのことです。

ランナーだけではく、様々な競技のアスリートも同施設を利用しています。

痛みや怪我を抱えたランナーに対する対処法

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※トレーニングやリハビリなどができるコンディショニングスペース

病院での診察だけでは、保険診療上どうしても患部(痛いところ)だけしか見ることができませんし、スポーツクラブは基本的に怪我や病気などがない人が行く場所です。

なので、身体の使い方が悪くて怪我をしてしまっている方、パフォーマンスが落ちている方の対応がどうしてもできません。

ATR半蔵門では、分かりやすく言うと、病院とスポーツクラブの中間的な立場で運営をされています。

一般的にはまだまだ馴染みのない施設ですが、治療やトレーニングを同じ施設で一貫してできるところも今では増えています。

治療やトレーニングまでの流れ

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ATR半蔵門内にある治療スペース

まずは電話かメールで相談をしていただき、その中でおおよその流れが決まってきます。

基本的にはお客さんのご希望によって、コースが決まりますが、ヒアリングの段階で、例えばトレーニングを希望しているけれど、まだトレーニングができるレベルにまで達していない場合は治療をご提案することもあります。

スクリーニングテスト(動きの癖などを評価するテスト)で、実際に動いてもらった後に、「この部分が硬い」、「ここが弱い」などを実感してもらいます。

それぞれの課題を認識した上で治療やトレーニングに進んでいきます。

基本的に治療院やトレーニング施設は、施設内に来てもらうことに重きを置いていますが、ATR半蔵門では、

「施設に来てもらうことが前提ではなく、ここではないところで何をしてもらうか?」を重視しているそうです。

また、ランニングと怪我というテーマで考えると、ウォーミングアップが少ない状態で走り始めているランナーの方が非常多いとのご指摘をされています。

ウォーミングアップが不足した状態で直ぐに走り始めてしまうと、結果的に身体の癖が走り方に出てしまいます。

ウォーミングアップというと、ストレッチを想像される方も多いと思いますが、筋肉を伸ばすというよりも、筋肉の温度(筋温)を上げることが大切です。

日中はデスクワークをしていて、ウォーミングアップをしないまま走ってしまうと、筋温は非常に低いままの状態なので、怪我にも繋がってしまいます。

ですから、日頃から筋温を上げて怪我なく走るための準備を行っていくことが大事になってきます。

編集後記

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※施設内にあるセルフケア・アイテム

Webサイトやメールマガジンを運営してきて、これまでに一番多く届いている悩みが「怪我」に関するものです。特に膝の痛みを抱えていらっしゃる方が物凄く多くいらっしゃいます。

ですが、怪我や痛みに対する悩みをどう解消していけば良いのか分からない、誰に相談して良いのかわからない、どんな医療機関に行けば良いのかも分からない、という状況が非常に多いわけです。

そんな人のために、今回ご紹介したATR半蔵門では、怪我に対する治療だけでなく、リハビリやトレーニング、インソールの作成など、様々な切り口で、ランナーをトータルサポートしてくれます。

ランナーの多くは、悩みや問題を自分で解決しようとする人が多いですが、ATR半蔵門は毎回治療院や病院に行くのが面倒で、できれば自分で何とかしたい!という人にこそ、有効に利用できる施設だといえるでしょう。

まだまだ日本にはATR半蔵門のような一般の人が使える施設は少ないですし、地理的に通うことが難しい、という場合も多いでしょう。

なので、今後も都内・地方に限らず、ランナーの怪我の悩みを解決してくれる施設を紹介していく予定です。

 

<施設データ>

施設名:ATR半蔵門

住所:東京都千代田区麹町1-10 澤田麹町ビル7

アクセス:http://atrhanzomon.tryworks.co.jp/profile/access.html

東京メトロ半蔵門線 半蔵門駅(地図内B地点)3a番出口より徒歩1
東京メトロ有楽町線 麹町駅3番出口より徒歩5

サービス:マッサージ・鍼灸治療、パーソナルトレーニング、パーソナルストレッチ、インソール作成など。

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