スントらしさの詰まったSUUNTO(スント )5レビュー
スントのマルチスポーツウォッチの中で、SUUNTO 9の次に発売されたSUUNTO 5。
2019年5月にリリースされたモデルですが、まだランナーズNEXTの中で紹介ができていませんでした。
スントのマルチスポーツ対応のGPSウォッチには、アンビットシリーズ、スパルタンシリーズがありましたが、2018年にスント9(スントのフラッグシップモデル)が出てから、以降のモデルはスント、3・5・7のようにナンバリングされるようになっています。
その中で、今回はSUUNTO(スント)5についてレビューをしていきます。
スント5は過去のアンビットシリーズとスパルタントレーナーが統合させたようなデザインで、コンパクトではありながら、非常に「スントらしい」デザインになっています。
では、早速詳しく紹介していきましょう。
SUUNTO 5の主なスペック
まずはSUUNTO 5の主なスペックについて見ていきます。
スマートウォッチ全盛の時代において、画像解像度は218 × 218ピクセルと、カラーディスプレイにしてはやや低めの設定です。
時計自体がコンパクトになっているため、画面の文字も小さくなってしまいます。
GPSデータ取得頻度1秒毎で最大20時間のバッテリー容量なので、フルマラソンだけでなく、ウルトラマラソン、ミドルレンジのトレイルレースに参加するランナーであれば、十分に対応できるモデルと言っていいでしょう。
スマートフォンとの連携や日常生活におけるデータよりも、トレーニングでしっかりとデータ管理・体調管理をしていきたいランナーやアスリートにオススメです。
もちろん、Training Peaks, Today’s Plan, Strydといったサードパーティのソフトウェアやハードウェアとの連携も可能。
■画像解像度:218×218ピクセル
■重量:約66g
■防水機能:5気圧(50m防水)
■レンズの素材:ミネラルクリスタルレンズ
■動作時間
最大20時間/GPSデータ取得頻度1秒毎
最大40時間/ GPSデータ取得頻度60秒毎
最大7日間/毎日24時間の追跡およびモバイル通知
最大14日間/時計画面表示のみ
■心拍計測:光学心拍計対応。
■標準価格:47,300円(税込)
SUUNTO 5の特徴
まず、SUUNTO 5はアンビットシリーズとスパルタントレーナーを統合させたようなデザインに、個人的には「スントらしさ」を感じてしまいます。
スントらしいデザインは残しつつ、デバイスはコンパクトに仕上がっている印象です。
なので、女性にもオススメ。
もちろん、軽量のランニングウォッチのほとんどが40g台に対して、SUUNTO 5は66gです。
時計の重さを気にする人には、重たく感じるかもしれません。
最近のマルチスポーツタイプのGPSウォッチはタッチスクリーン搭載のものが多く、ランナーの中にはタッチスクリーン上の操作に慣れていない人も一定数いらっしゃいます。
SUUNTO 5はボタン操作なので、これまでのGPSウォッチに慣れていて、タッチスクリーンに抵抗のある人には最適ではないでしょうか。
ボタン配置や操作感はスントのフラッグシップモデルである、SUUNTO 9と同様の使い心地になっています。
ここ最近市場に出回っているスマートウォッチには沢山の機能があり非常に便利です。
一方で「どこに何の機能があるのか分からない」といった煩わしさも伴ってしまいます。特に使いはじめの頃は。
SUUNTO 5は「感覚的に使うことができる」という点も見逃してはいけません。
SUUNTOのGPSウォッチは、もちろんカスタマイズして使用することができます。
ただし、デフォルトの状態でも計測したい項目が表示されているので、設定を極力変えずに使いたい人にもオススメです。
よりシンプルに、かつランニングやマラソンなどのアクティビティ中の使用をメインに考えている方に最適の一品と言って良いでしょう。
全体的な特徴と使い心地は下記の動画でも解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
以上、今回は2019年に5月に発売されたSUUNTO 5を紹介してきました。
他社の製品と比較すると、特別な機能が搭載されているわけではありませんが、往年のスントファンであれば、スントらしいデザインとスポーツアクティビティでの使いやすさが魅力の製品と言っていいのではないでしょうか?
「ハイエンドモデルは手が届かないけれど、ランニング中の機能面は充実しているモデルが欲しい!」
「スマートウォッチとしての機能よりも、長時間のランニングにも対応できるモデルが欲しい!」
「できれば長時間対応できるバッテリー容量が欲しい」
という方にSUUNTO 5はおすすめです。
普段使いでも、スポーツアクティビティにも使えるのは嬉しいですね(男性目線)。