Polar(ポラール) Vantage Mの機能や特徴をまとめてみた
2018年11月にリリースされたPolar(ポラール)Vantage Vに引き続き、2019年2月にそのセカンドモデルとなるVantage Mに関するリリースを出しました。
※Vantage Mは2019年3月20日に発売開始。
関連記事:Polar(ポラール)の Vantage Vが新たに搭載した次世代のランニングウォッチ機能とは?
Vantage VがPolar(ポラール)のフラッグシップモデル(最上位モデル)となっていますが、そのデザインや一部の機能を受け継いだVantage Mについて、今回はVantage Vとの比較もしながら機能や特徴をまとめてみました。
Polar(ポラール)Vantage Mのスペック
まずはVantage Mのスペックについて、まとめておきます。
同じVantageシリーズということで、Vantage Vとの比較もしてみました。
※違いのある部分のみ赤字で記載。
今回リリースされるVantage Mのカラーバリエーションはブラック、ホワイト、レッドの3色展開です。
<Polar Vantage Mの主なスペック>
■サイズ:幅46×高さ46×奥行き12.5mm(Vantage Vよりも奥行きが0.5mm薄くなっている)
■重量:45g(Vantage Vは68gなので、23gの軽量化。この違いは大きい)
■防水機能:30m防水
■画面解像度:240×240ピクセル
■稼働時間
・1日1時間のトレーニング、24時間心拍計測使用で最大1週間
・GPS(高精度:1秒取得)心拍計同時使用で最大30時間
(Vantage Vは40時間。10時間短くなったとは言え、長時間のバッテリーライフ)
■その他の主な機能
カラータッチディスプレイ採用
Vantage Vと同じく、ランニングを含めたアクティビティ実行中は、タッチセンサーがオフになるので、自動的に画面が変わるということはありません。
GPS機能、気圧計機能、ランニングプログラム機能(レース日程を登録するだけで、今までのトレーニング実績や、最近の運動量に基づき、ユーザーに合ったトレーニングプログラムを作成できる機能)、ルートガイダンス機能など。
■標準価格:
¥37,800(税抜)
(Vantage Vが¥69,800(税抜)なので、32,000円(税抜)もお得。)
Polar Vantage VとMの一番の違い
今回リリースされたPolar(ポラール)Vantage MとフラッグシップモデルであるVantage Vの違いは、本体が若干薄くなり、軽量化し、価格がかなり安くなっているのは分かりました。
その分、バッテリーの稼働時間はGPS1秒取得で10時間のマイナスとなっています。
いくつか違いはありますが、中でも最も大きな違いとなるのは、ランニングパワー計測の有無でしょう。
Polar(ポラール)の Vantage Vが新たに搭載した次世代のランニングウォッチ機能とは?の中でもご紹介した通り、Vantage Vには外部センサーを使用することなく、時計内でランニングパワーを予測する機能が搭載されていました。
ですが、Vantage Mには時計内でランニングパワーを計測する機能が搭載されていません。
上記の記事内に書いていた、トレーニング負荷Proの一部(筋肉負荷)とリカバリーProの2つの機能も搭載されていないことになります。
なぜなら、両方共にランニングパワーのデータから算出するものだからです。
なので、機能面で考えると実質的にはVantage VとMの違いは時計内でランニングパワーが計測できるか否かの違いと言っていいでしょう。
Vantage MはStrydなどの外部のパワーメーターと接続することはできますので、必要があれば計測することができます。
GPSウォッチに必要な機能は網羅されているので、ランニングパワー計測ができなくなった分、安くなったと考えていいでしょう。
まとめ
個人的にVantage Mの最大の魅力は「3万円台で最大30時間のバッテリーライフ」にあるのではないかと思っています。
他社メーカーでバッテリーの稼働時間がGPS1秒取得で30時間のデバイスは、今の所Garminのfenix 5X Plusになるのではないかと。
コンセプトやその他の機能が異なるので、単純比較はできませんが、Garminのfenix 5X Plusは10万円以上。
稼働時間が最大21時間のForeAthlete 935と比較しても2万円程安くなります。
Vantage Vにあった時計内蔵型のパワーメーターやリカバリープロという2つの機能はなくなりました。
ですが、Strydなどの外部センサーを使用すれば、ランニングパワーの計測をすることができますし、トレーニング負荷ProとリカバリーProのデータも外部のランニング用パワーメーターの活用で算出することができます。
より「簡易的にかつコストパフォーマンスを踏まえて選ぶ」のであれば、Vantage Mはオススメなのではないでしょうか?