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GPSウォッチは結局どれがオススメなのか?

 2016/10/31 ランニングウォッチ・GPSウォッチ
この記事は約 8 分で読めます。 24,684 Views

ランニングライフをより楽しく、便利なものにするために、特定のランニンググッズ、ランニングアイテムは欠かせません。

中でも、ランニングウォッチ、GPSウォッチを上手く活用すれば、ランニングのモチベーションを維持・向上させるだけでなく、効率よくトレーニングができたり、レースマネジメントの役にも立ちます。

とは言え、IoT分野の注目とともに、フィットネスと健康のための機能を搭載しているデバイスが多数登場してきています。

正直、ランニングという分野に絞って考えても、GPSウォッチが沢山ありすぎて、どのメーカーのものを選んでいいか分からない・・・

メーカーは決まっても、その中のどの製品を購入したら良いのか分からない・・・ という悩みもあるはずです。

ランニングウォッチ、GPSウォッチに関する情報は、このメディアの中でも多数ご紹介しています。

特にランナーに支持されているGPSウォッチに関して言うと、ランニング用GPSウォッチ4社の選び方を徹底解説!中で紹介していますが、このメディア自体が中立的な立場での発信を心がけているため、特定の商品やサービスをおすすめするケースは非常に少ないのが現状です。

ですが、今回は敢えてランニングにおけるGPSウォッチというカテゴリーの中で、筆者がおすすめするものを理由を含めて紹介したいと思います。

GPSウォッチを活用するのであれば

runningdynamics

まず、ここから先の情報は「GPSウォッチを活用するのであれば」という前提で話を進めていきます。

もう1つは、トライアスロンを並行してやる人は該当しないということも、合わせてご理解ください。

要は走ることに特化して、紹介していきます。 なぜ、GPSウォッチ活用が前提なのかというと、基本的にGPSウォッチは活用しなければ、費用対効果がものすごく低いです。

ランニングをしない人に、ランニング用の時計が3万円以上するのが普通だというと、「高い!」という反応が当たり前でしょう。

私自身もそう思います。 単に時間とラップタイム、距離、どこを走ったのか?を記録するだけであれば、極端な話、スマホアプリでも良いわけです。

スマホアプリが重たい・・・というのであれば安い時計で十分です。 GPSウォッチを活用する上で重要なポイントとしては、1つは心拍数が計測できることと、もう1つは心拍計測しながらGPS機能を稼働させた状態でどれくらいのバッテリーが持つのか?という2点に集約されるでしょう。

最近のGPSウォッチは心拍は計測できるものがほとんどです。ベルト装着の有無はありますが。心拍計測しながらGPS機能を稼働させた状態でのバッテリー稼働時間も、フルマラソン完走程度であれば、基本的には問題ありません。

では、どう選べれば良いのか?

ランニング中の心拍データ活用が鍵となる

hrshirakawa 特に重要なのは心拍計測であり、更に言うと、ランニング中に計測した心拍数の活用方法が重要です。

GPSウォッチを使用すると、個人のデータを記憶させておけさえすれば「心拍ゾーン」が時計内に記憶されます。

心拍ゾーンとは、基本的に最大心拍数に対する割合(%)を基にした5つの心拍領域(Zone1〜5)のことを指します。

各社数値は異なりますが、例えば、最大心拍数に対して50〜60%の心拍数ならZone1、60〜70%はZone2、70〜80%はZone3、80〜90%はZone4、90〜100%ならZone5といった感じです。

なので、Zone5で走っている時間が長ければ、かなりハードなトレーニングということになりますし、逆にゆっくり走るジョギングであれば、必然的にZone1、2辺りでのランニングの時間が長くなるというわけです。

もちろん、Zone5で練習することが良いことで、Zone1だと意味がないというわけではありません。

心拍ゾーンのカスタマイズ

ここまで来て、ようやく本題です。GPSウォッチを活用するという観点から言うと、前述した心拍ゾーンは非常に大切な指標です。

ですが、ほとんどのランナーが心拍ゾーンのデータを見ていません。

そもそも、心拍数すら計測できていないという人の方が多いでしょう。

特にフルマラソン以上の長い距離を走る場合、レースで失敗しないためには、心拍数を指標にしたマネジメントが必要不可欠です。

特に30㎞以降で一気に足が動かなくなった・・・という経験をした人も多いことでしょう。

では、失速の原因は何か?を考えた時に、もちろんランニングフォームや身体の使い方に問題があるケースもあるでしょうし、上手くエネルギー補給や水分補給ができなかったなども考えることはできます。

単純に長い距離を走り慣れていないというケースもあるでしょう。

ですが、前半に高い心拍数で走り続けた結果、後半でバテてしまい失速するというケースが多いのも事実です。

極端な例かもしれませんが、最大心拍190の人が180台で40㎞走り切ることは不可能です。

個人差があるので、最大心拍の何%で走り続ければ、最後までバテること無く完走ができますよ!とは言えません。

ですが、練習やトレーニングなどで、データを積み重ねていれさえすれば、ある程度の適正心拍を把握することは可能です。

過去にレースに出たことのある人であれば、レース結果から分析を行うことができます。

『実際のレースは「ペース」で管理しないと、記録が狙えないじゃないか!』という声も聞こえてきそうですが、ペースでレースマネジメントをした場合、その人にとっての運動強度が分からないため、フルマラソンを最後まで走りきることができるかどうかは「運と勘」次第ということになります。

たまたまペースがマッチしているか、多くの実戦経験から感覚的にペースを掴んでいる場合です。

なので、心拍つまり運動強度をもとにしたレースマネジメントをすれば、失敗する確率は圧倒的に減るということです。

例えばフルマラソンを走りきるための心拍ゾーンを把握し、GPSウォッチで設定しておけば、レース中に心拍管理をしながら走ることができます。

設定ゾーンより高ければ、抑えて走ればいいですし、設定ゾーンよりも低ければスピードをアップさせることが可能です。

そのためには、心拍ゾーンをカスタマイズできるタイプのGPSウォッチが必要になります。

アラーム音で心拍管理する方法もありますが、レース中に毎回音が鳴っていては走りに集中できません・・・。

オススメのGPSウォッチ

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以上を踏まえて、筆者がランナーにおすすめするのはGARMIN ForeAthlete 630J。

心拍数の計測と、GPS機能を稼働させた状態でのバッテリー容量に関しては言わずもがなですが、心拍ゾーンのカスタマイズ、心拍をもとにしたレースマネジメントが抜群にやりやすいのが最大の特徴です。

<スペック>

サイズ 幅45×高さ45×奥行き11.7mm

重量 約44g

防水機能 50m完全防水

動作時間 トレーニングモード(GPS):約16時間
トレーニングモード(GPS+GLONASS):約12時間
時計モード:約8週間
時計モード+ライフログ+通知機能:約4週間

保存可能トレーニングデータ 約200時間分のトレーニングデータ

心拍計測 オプションでHRモニターベルト購入の必要あり

標準価格:¥44,800(税抜) セット価格:¥49,800(税抜)

フルマラソンからウルトラマラソンまで対応可能です。

乳酸性作業閾値(LT)

Garmin ForeAthlete 630Jの最大の強みは乳酸性作業閾値を予測してくれることです。

乳酸性作業閾値(LT)に関しては、乳酸性作業閾値(LT)を様々な切り口から考察したら、こうなった!の中で紹介をしています。

もちろん、ForeAthlete 735XTJやfenixでも計測は可能ですが、コストパフォーマンスとランニングへの特化という点で、ForeAthlete 630Jを勧めています。

心拍ゾーンのカスタマイズができるので、乳酸閾値を指標にしたレースマネジメントが可能になるわけです。

乳酸性作業閾値の適切な活かし方を知っていれば、特にフルマラソンレースで失敗することは極端に少なくなるでしょう。

もちろん、経験も大切ですが。 乳酸性作業閾値がある程度把握できていれば、より効率的な練習メニューを組み、実施することが可能になります。

データフィールドのカスタマイズ

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もし、あなたが心拍をもとにしたレースマネジメントや練習に取り組むのであれば、心拍数の推移をある程度確認しながら走る必要が出てきます。

もちろん、走っている間、常に時計を気にしながら走るのは大変です。

頭の中で、心拍数の範囲を意識することすら、余分なエネルギーを使ってしまいます。

ですが、Garmin ForeAthlete 630Jの場合、ランニング中に表示される画面をカスタマイズできます。

カスタマイズできると何が良いのか?というと、走りながら心拍数の推移を心拍ゾーンに準じた色で表示してくれるからです。

心拍ゾーンは前述した通りZone1〜5まであり、GARMINの場合は各ゾーンが5色の色でカテゴリー分けされています。 スクリーンショット 2016-10-30 20.48.50

画面上で常に心拍数が変化しながら表示されるわけですが、今の心拍数がZone3ですよ、今はZone4ですよ!と言った感じで、数字とともに色でも表示されるので、心拍マネジメントがしやすいわけです。

「何が計測できるのか?」という部分はもちろん大事ですが、ランナーの求めているちょっとしたことにまで対応してくれる時計は、なかなかありません。

まとめ

今回は個人的に筆者がオススメしているGPSウォッチについて紹介をさせていただきました。

細かい点を挙げると、まだまだ他にも沢山あるのですが、大きくは心拍マネジメントの自由度が高いこと、そしてGPSウォッチの画面をランニングのパフォーマンスに繋がるような設定に変更可能であること。

以上が、特にオススメしたい点です。 もちろん、この記事を読んだだけではイメージが湧きにくいと思います。

ランナーズNEXTでは、実際にGARMINのGPSウォッチを使用しながら行うワークショップを定期的に開催していますので、ぜひご参加下さい。

ワークショップの詳細に関しては、メールマガジン・ランナーズNEXT通信にて配信しています。

メールマガジンのご購読はこちらよりお願い致します。

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ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ランナーズNEXT 編集長

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

自分自身も実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

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