マラソンレース中に爪が剥がれる・爪が黒くなってしまったらどうする?

特に長い距離を走るランナーにとって、足のトラブルは避けたいものです。

以前、【マラソンレース中のトラブル】足にマメができてしまった時の対処法まとめ

というテーマで記事を書きましたが、その時に爪が剥がれる、爪が黒くなってしまうというご質問も寄せられましたので、この記事ではランニング中に起こる爪のトラブルを解決策するためのヒントをご紹介できればと思っています。

爪のトラブルに関しては、まずシューズが自分の合っているのか?

を確認するとともに、爪が伸びていないか?という基本的なことも確認しておく必要があります。

もちろん、爪に関するトラブルの原因は人それぞれなので、実際に見てみないことには正確な情報はお伝え出来ません。

ですが、「よくあるパターン」の中に解決の糸口を見つけることができるかもしれませんので、最後までご覧いただければと思います。

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まず最初に知っておかなければならないのは、自身の足の特徴です。

一言で「足」と言っても、実に様々な足があります。例えば、外反母趾のように、足の親指が人差し指側に曲がっていたり、極端にどこかの指だけが長かったり、小指が内側を向いていたり、捩れる感じで内側を向いていたり・・・

もっというと、指だけでなく足全体を見ていく必要があるのですが・・・。

などなど、本当に多くの特徴があります。

なぜランニング中に爪のトラブルが起こってしまうのかというと、特定の指の爪がシューズの壁と何度もぶつかってしまっているからです。

ランニングシューズを選ぶ時に、本当にシューズと足のサイズがピッタリのものは選んではいけない!

というのは、こういう点からも言えることなんです。

多少サイズに余裕がないと、走っている途中で指先とシューズが何度もぶつかってしまいます。

逆にサイズが大きすぎて、シューズ内で足がズレてしまい、爪とシューズがぶつかってしまうこともあるわけです。

もちろん、縦のサイズは大事ですが、横幅のフィット感も大事になってきます。

例えば、足が横広の人が横幅の狭いシューズを履いてしまうと、親指や小指の爪のトラブルにも繋がってしまう可能性があります。

もう一点、特に距離の長いレースを走っていると、極端に足全体が腫れてくるケースがあります。

普段の練習やトレーニングでは問題がなくても、普段以上の距離を踏んだ時に足が浮腫んだ状態になり、結果的に足の指先とシューズとの間が狭くなって爪のトラブルを引き起こすことだってあり得ます。

よく100km以上のレースを走るランナーの中には「今回も爪が黒くなってしまいました・・・」「今回もまた爪が剥がれてしまいました・・・」という方も少なくありません。

筆者も一度、あるウルトラマラソンを走った時に両方の親指の爪が痛くて大変だったこともあります。

後日、一枚は完全に剥がれ、もう一枚は爪の下に血が溜まり、キレイになるまで8ヶ月ほどかかりました。

ちゃんと血を抜いたおかげで、こちらの指の痛みは初期の頃以外はありませんでしたが!

もちろん、原因は一概には言えませんが、レース後半になると足全体が腫れることで起きてしまうトラブルもあるわけです。

ですから、基本的にはレース用には普段のランニングシューズよりも0.5cm〜1.0cm大きなシューズを履くと良いと思います。

ただ、何度も繰り返すようで申し訳ありませんが、足には人ぞれぞれ特徴がありますから、実際に専門店の方に相談しながら選ぶようにして下さいね。