脂肪1 kgを減らすには何km走ればいいの??

ダイエットをしていると、常に体重が気になります。しかし体重の変動は体内の水分の損失に大きく影響を受けます。例えば運動前後では体重が1 kg程度減ったりしますが、そのほとんどは汗による水分の損失です。

ダイエットをする際には体重ではなく、脂肪重量の減少量を把握しなければなりません。

しかしそれは先程示したように、体重を測定するだけでは難しいです。

そこでランニングを行った場合に、どれだけ脂肪を燃焼したのか?を計算する方法を知っておくことは重要となります。

今回はその方法について、運動強度と糖質、脂質のエネルギー供給割合に触れながら説明していこうと思います。

簡易的なカロリー計算

ダイエットは「消費エネルギー>摂取エネルギー」を実現することが重要となります。そのため、運動によるエネルギー消費量を知ることは重要です。

実は、マラソンを行った場合、消費したエネルギーは

エネルギー(kcal) = 体重(kg) × 走行距離(km)

という、簡単な式で計算することができます。

例えば体重60 kmの人が5 km走ると300 kcal消費したことになります。

エネルギーとは、物理でいうところの仕事のことを指しています。

仕事は力と距離を掛け合わせたものなので、この公式をそのまま適応すると先程示したような式が導き出せます。

もしかすると、運動強度によりエネルギー消費量が変わるのでは、つまり、ダッシュする時間を長くすれば一緒の距離でもより多くのエネルギーを消費するのでは、と思うかもしれません。

ですが、実際にはダッシュしても、ゆっくり走っても、同じ距離であれば消費するエネルギーは同じなのです。

ランニングを行えば上で計算したエネルギーを消費することができます。

しかしそのエネルギーの全てが脂肪の燃焼によるものではなく、糖質によるものも含まれています。

それでは一体消費したエネルギーの内どれだけが脂肪の燃焼によるものなのか、また脂肪1kgを減らすにはどれだけ走らなければならないのでしょうか。

脂肪1 kg減らすには◯ km走らなければならない?!

※運動強度の変化による糖質と脂質の利用割合の変化を示したもの

糖質と脂質の利用割合は運動強度により異なります。

つまり、強度が低い時は脂肪が多く使われ、強度が高くなるにつれて糖質の利用割合が上昇していきます。糖質が使いやすく、脂肪が使いづらいエネルギー源なのでこうしたことが起こります。

マラソンを走っている時は、それほど運動強度は高くなく、おおよそ50 %VO2max程度の強度で運動を行っています。

この強度で運動を行っている場合、糖質と脂質の利用割合はおよそ1:1となります。つまり消費したエネルギーの内脂肪燃焼によるものは半分ということです。

このことを利用して、実際に脂肪1 kgを減らすにはどれだけの距離を走らないといけないのか計算していきましょう。