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【マラソンのエネルギー補給】エナジージェルはどう選ぶ?

 2018/10/31 おすすめランニンググッズ ランニングお役立ち情報
この記事は約 6 分で読めます。 1,878 Views

マラソン、トレイルラン、トライアスロンなどの持久系スポーツの場合、運動時間が長くなると、消費するエネルギーも大きくなります。エネルギーが枯渇してしまうと、いわゆるガス欠状態になってしまうので、レース中も必要に応じてエネルギー補給をしていかなければなりません。

そこで活躍するのがエナジージェル(エネルギージェル)です。

マラソンレースで活躍!補給で使えるエナジージェル比較まとめの中で、多数のエナジージェルを紹介しました。

エナジージェルに含まれるエネルギー量(カロリー量)やエネルギー効率などの「数字」は羅列してありますが、ジェルそれぞれの微妙な違いや、使い勝手について改めて書いてみたいと思います。

エナジージェルの歴史と種類


※2018年から新たに生まれ変わった(?)inゼリー。

通常、エネルギーを補給する場合は「食事」をします。「エネルギー補給しなきゃ!」という意識で食事するのではなく、お腹が空くからご飯を食べる!習慣として食べる!結果的に、食事をすることで、その日に活動するためのエネルギーを補給しているわけです。

現在では、エネルギー過多になっている傾向にありますが・・・。

ですが、マラソンを含めた持久系スポーツの場合、身体への負担も大きくなります。口から食べ物を摂取すると、胃や腸で食べ物が消化・吸収されますが、ランニング中は胃や腸を動かすために必要な血流が筋肉で主に使われてしまうわけです。

そうなると、胃腸の持つ本来の消化・吸収能力が低下します。消化吸収の機能は落ちても、ガス欠を防ぐために、食べなければならない。そこで、胃腸の消化・吸収に負担のかかりにくいエナジージェルを活用します。

エナジージェルでもっとも有名なのは「10秒チャージ、2時間キープ」でお馴染みの「inゼリー」。ウィダインゼリーと言った方が分かるかもしれませんが、アメリカのウィダー社との提携が切れた2018年から「inゼリー」として、新たに売り出されています。

1つで180kcalのエネルギーを摂取できるものの、180gとマラソンで携帯するには少々重たいのが難点でした。

そこで、マラソンに特化した軽量かつ携帯性に優れたエナジージェルが続々と生まれてきたわけです。

現状、大きく分けると2種類のエナジージェルが存在します。「キャップタイプ」と「封切りタイプ」のエナジージェルです。

キャップタイプのエナジージェル


※キャップタイプのエナジージェル(グリコのCCD)

キャップタイプのエナジージェルはグリコのCCDというエナジージェルを筆頭に、いくつかのメーカーからリリースされています。

キャップタイプのエナジージェルは、1回使い切りというわけではなく、数回に分けて飲むことも可能です。

ただし、キャップで開け閉めが自由というメリットに反して、容量がある程度大きくなってしまうというデメリットがありますが、容量が大きくなるということは、ある程度のエネルギーを確保できることができます。加えて、味も濃すぎないので、比較的飲みやすいものが多い印象です。

ロードレースの携帯性は封切りタイプと比較すると、必然的に落ちてしまいます。

私の場合はロードレースで使用することはありませんが、トレイルランニングのレースではCCDを含めたキャップタイプのエナジージェルも活用しています。

封切りタイプのエナジージェル


※最近、ランナーに人気のウィンゾーン(WINZONE)エナジージェル

マラソンやランニングに特化したエネジージェルの主流は「封切りタイプ」です。

封切りタイプのエナジージェルは40g前後のものが多く、携帯性に優れます。軽量にしながらも、エネルギー量をある程度担保しておく必要があるので、全体的に味は濃くなります。

中には甘ったるく感じるエナジージェルもあるので、好みが別れるのも特徴の一つです。そのままの状態で使うと、手がベタつくことも多く、小さなソフトフラスクに移し変えて使用するランナーも多いようです。

封切りタイプのエナジージェルをさらに分けると、液体状ジェルとゼリー状のジェルとに分けることができます。

液体状ジェル

液体状のジェルはウィンゾーン(WINZONE)マグオン(Mag-on)に代表され、中身は文字通り液体のみ。

カロリー量を担保するために、ジェルは濃縮されています。特に海外のエナジージェルは甘ったるく感じるものが多く、個人的には国内企業が作ったウィンゾーン(WINZONE)マグオン(Mag-on)が飲みやすくてオススメです。

液体状のジェルはソフトフラスクに入れて、少量の水に溶かすこともできるので、トレイルランやトライアスロンでも重宝します。1個ずつ封を切って使用するのではなく、まとめてソフトフラスクに入れておけば、キャップタイプのエネジージェルと同じような使い方も可能となるわけです。

ゼリー状ジェル

ゼリー状のジェルはアスリチューンメダリストのように、ゼリーを含んだエナジージェルです。

液体状ジェルにはない「食感」があります。ソフトフラスクに入れて使うにはゼリーが邪魔になってしまうので、どちらかというと封を切って、一気に使い切る方がベターでしょう。

水で流し込む方法だけでなく、ゼリー単体で(水無しで)補給することも可能です。

【進化版】封切りタイプのエナジージェル


※最近のエナジージェルは封を切ってもゴミが散らからないような配慮がされている。

ここまで封切りタイプのエナジージェルを紹介してきましたが、最近のジェルは封を切った後に「ゴミが散らからない工夫」がなされています。

例えば、写真のPower Gelは封を切って使うタイプのエナジージェルですが、切った封がゴミとして散乱しないように本体と繋がったまま使えます。

味やエネルギー効率とは何の関係もありませんが、無駄なゴミを増やさない配慮がなされていることが何より賞賛されるポイントでしょう。

アミノバイタル・パーフェクトエネルギーも同様の改良がなされていたことから、封切りタイプのジェルに定着することになるのではないかと考えています。

まとめ

この記事のタイトルに「エナジージェルはどう選ぶ?」と書きましたが、エナジージェルの選び方は「マラソンレース」に限っていうと、封切りタイプのエナジージェルを選ぶと良いでしょう。

液体状のジェルを選ぶのか、ゼリー状のジェルを選ぶのかは個々の好みによりますが、もっとも優先すると良いのは「味」です。要は飲みやすいかどうか。

エネルギー効率が良いからという理由だけで、口に合わないものよりも、味を優先した方がレースで起きる苦痛が増えることはありません。

ジェルのエネルギー効率に大きな差はないと言っても良いので、味を優先する。

その中で、ゼリー状の食感が必要であれば、アスリチューンやメダリストを選べば良い訳ですし、液体状のものが良い!ソフトフラスクに移し変えて使いたい!という方はウィンゾーンやマグオンを使う。

コスパを最重視するのなら、粉飴ジェルというのも一つです。

いずれにしても、レース本番で使う前に、試食(試飲)が必要になってくるかと思いますので、試しながら自分に合ったエナジージェルを見つけていきましょう。

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ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ランナーズNEXT 編集長

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の国家資格者でもあるが、現在はランニングウォッチやパワーメーターなどのデバイスを活用しながら、効率的にマラソンやランニングの目標を達成するためのサポートをしている。

自分自身もマラソンやトレイルランニングの実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

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