なぜトレイルランニングはマラソン程に普及しないのか?
1回につき3時間を要する場合、なかなか気軽にひとっ走りとはいきません。
ランニング中の怪我
一人で山を走っている時に怪我をしてしまった場合、基本的に対処するのは自分自身です。これはロードを走っている場合でも同じですが、街中であれば電車やバスもあります。タクシーを使うことだってできます。
そこが見知らぬ土地であったとしても、最悪誰かが助けてくれるわけです。
なので、大怪我でもしない限り、その場で怪我の処置をすることはなく、自宅に帰ってからアイシングなり病院に行くなどの選択をします。
もちろん、ロードを走っていても怪我はしたくありません。ですが、その日の怪我を心配してランニングをしないという人は基本的にいないはずです。
トレイルランニングの場合は、特に足首の捻挫を心配する人が多く、山の中で怪我をしてしまったらどうしよう・・・という不安から、なかなかトレイルランニングに踏み込めないという人も多いようです。
加えて、走っている途中で道がわからなくなったらどうしよう・・・などの不安もあるでしょう。
知識がない
トレイルランニングが普及していかない理由として大きいのが知識の問題です。
地図が読めないということもそうですし、前述した怪我に対する応急処置、どんな準備をすれば良いのか、何が必要なのかが分からない・・・
など、トレイルランニングを始めるには前提となる知識が必要です。
もちろん、トレイルランニングを始めるに辺り、高度な専門知識は必要ありません。
ですが、例えばある程度の時間を走るのであれば、バックパックが必要で、ランニングシューズよりもトレイルランに特化したシューズの方が良いと言う情報があったとしても、バックパックはどれくらいの容量でどんな機能があるものが良いのか?どんなシューズを選べば良いのか?選択肢は多岐にわたります。
人によっては、「何が分からないのかが分からない」という人も多いのではないでしょうか。
普通のランニングであれば、良くも悪くも知識無しで走り始めることができます。
決して知識が不要なわけではありませんが、始めた後からでも必要に応じて知識を入れることは可能です。
トレイルランニングの場合は、走り始める前にある程度の前提となる知識が必要になるのが1つの特徴です。
トレイルランニングの普及を目指して
確かに、トレイルランニングはスタートするのにいくつかのハードルが存在します。
ただ、ロードランニングにはない楽しみがあるのも事実です。実際に「山に魅了された」人達も多いはず。
ですが、走ってみなければ楽しさを体験することはできません。
そこでランナーズNEXTでは、不定期ですが主にこれからトレイルランニングを始めたいという方を対象に、上記の課題を解決すべく、ワークショップを開催しています。
イベント情報はメールマガジン・ランナーズNEXT通信内でお知らせします。