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アメリカ Grand to Grand Ultra 参戦までの一部始終

 2017/09/19 Grand to Grand Ultra エクストリームマラソン
この記事は約 4 分で読めます。 755 Views

2015年4月に、モロッコのサハラマラソン(Marathon Des Sables)に参加してから約2年半が過ぎ、いよいよ2本目のステージレースが迫ってきました。ステージレース2本目はアメリカ・ユタ州で開催されるGrand to Grand Ultra(通称G2G)。

※ランニングにおけるステージレースとは、7日間で約250㎞を走破するレースのことを指します。7日間、各ステージごとに指定された距離を走り、合計タイムが最も速い人が優勝です。7日間のレース、生活に必要な全てのものを背負って走ります。※水は各チェックポイントで支給されます。

風呂やシャワーはなく、電気も無いのでヘッドライトだけが頼りです。携帯を含めた通信機器も使用できないため、7日間は完全に情報社会から隔離された状態となります。

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※サハラマラソンのテント(?)の様子。布切れの下に8人が雑魚寝する。

G2Gに関しては、以前の記事で少しご紹介しました。

サハラマラソンとの違いは、

①総距離がサハラマラソン250kmに対して、G2Gは273㎞。
②砂丘箇所が少ないこと。
③テントが全面覆われていること。
④ビバークでお湯を沸かさなくて済むこと。
⑤参加人数がサハラマラソン約1,300人に対して、G2Gは120人と少ないこと。
⑥標高が高い(スタート地点で1,600m、最も高いところで2,600m)
⑦標高が高い分、サハラマラソンより気温は上がらない(?)

大きくは、この7つでしょうか。予測的なものも含まれていますが、ビバークでの生活はサハラマラソンに比べて、かなり快適ではないかと。

上の写真をご覧いただけると分かりますが、強い風が吹き付けると、砂まみれになってしまいます。特に夜は強風が吹き荒れるので、夜中に何度も目を覚ましますし、起床時は何もかもが砂まみれになってしまいます。

そういう意味では、テントの全面が覆われていることは非常にありがたく、食事を作る際に(と言っても、インスタント食品です)お湯を自分で沸かさずに済むのは本当にありがたいわけです。

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※サハラマラソン(MDS)は、食事用のお湯を自分で沸かす。

ただ、一般的にはまだまだステージレースに関する情報は少なく、なかなかイメージが掴めないという状態ではないでしょうか?

そこで、今回から不定期ではありますが、サハラマラソン(MDS)との比較も含め、G2Gに関する連載を始めます。
※と言っても、記事のほとんどはレース後にまとめて書くことになりますが・・・。

参加する前に抱いていたG2Gに関するイメージと、実際に参加することで得られるG2Gの印象はきっと違うはずです。

これから書いていく記事が今後、G2Gやサハラマラソンを始めとしたステージレースに参加する人の参考になればと思っています。と同時に、一人でも多くの人がステージレースに興味を持ち、新たな挑戦の一歩を踏み出してもらえたら!とも考えています。

ステージレースと聞くと、砂漠マラソン=非常に過酷なイメージを持つ方が少なくありません。以前の私もそうでした。

ただ、サハラマラソンに参加して感じたことは、必ずしもステージレース=過酷なレースというわけでもありません。確かに過酷な環境でのレースではあるものの、トップからボトムまで、色んなレベルの人が参加し、完走を目指せるレースです。

なので、きっとこの記事を読んでいるあなたはランニングに取り組んでいる方でしょうから、ステージレースに参加し、完走することは可能です。

というわけで、この連載は「いつものランナーズNEXT」とは、ちょっと違った視点でお楽しみ下さい。

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ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ランナーズNEXT 編集長

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の国家資格者でもあるが、現在はランニングウォッチやパワーメーターなどのデバイスを活用しながら、効率的にマラソンやランニングの目標を達成するためのサポートをしている。

自分自身もマラソンやトレイルランニングの実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

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