ランニング用パワーメーターの種類と選び方

2016年にアメリカで初めてリリースされたランニング用パワーメーター。

まもなく2019年を迎えようとしている現在、ようやく日本でも徐々にではありますが、ランニング中にパワーを計測することが認知され始めました。

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まだまだ「ランニングのパワー?何それ?」といった状況かと思いますが、ランニング用のパワーメーター(パワーを計測できるデバイスを用意している会社)は私が知っているもので5つ程あります。

ランニング中の心拍数を計測することが徐々に理解され、心拍トレーニングが一般化されてきたのと同じく、今後ランニング中のパワーを計測するパワートレーニングも普及してくることでしょう。

そこで、今回は一方先ゆくランニングメディアらしく(?)ランニング用のパワーメーターにはどんなものがあって、どのように選んでいけばいいのか?というテーマで書いていこうと思います。

マニアックな「テーマ」ではありますが、内容そのものは読んでも理解できるように書いているつもりです。

ランニング用パワーメーターの種類

ランニング用パワーメーターは2015年にStrydがクラウドファンディングプラットフォームである、Kickstarterからクリップ型のポッドをリリースしようとしたのが一番最初だと認識しています。

今で言う、ガーミンのランニングダイナミクスポッドと同じようなデバイスをリリースしようとしたわけです。

そこから最終的にStryd Pioneerとして、胸部でパワーを計測するデバイスが誕生しました。

心拍ベルトの胸部中央に加速度センサーを埋め込み、パワーを予測するデバイスです。

※世に初めて出たランニング用パワーメーター“Stryd Pioneer”

Strydがきっかけとなり、そこから数社がランニング用のパワーメーターを開発し、世に送り出しています。

今現在リリースされている、ランニング用のパワーメーターを分類すると、

①ランニングシューズや胸部など装着するポッドタイプ

②インソールにセンサーを埋め込んで計測するインソールタイプ

③時計そのものでパワーを予測するウォッチタイプ

の3種類です。

ポッドタイプのランニング用パワーメーター

ランニング用パワーメーターの中で最も数が多いのが、ポッドタイプのパワーメーターです。

ランニングシューズにデバイスを装着するフットポッドタイプのもの、心拍ベルトの胸部中央で計測するもの、腰回りにクリップで装着するものがあります。

メーカー毎に、それぞれ見ていきましょう。

Stryd(ストライド)

Strydは前述の通り、世にランニング用のパワーメーターを初めて出した、いわゆるリーディングカンパニーです。

初代Stryd Pioneerから、現在はランニングシューズに装着するフットポッドタイプに変わっています。Stryd Pioneerではランニング中のパワーはもちろん、心拍数、ケイデンス、接地時間、上下動が計測できました。

現在のフットポッドタイプのStrydでは、ランニング中のパワー、ケイデンス、接地時間、上下動に加えて、Form Power(フォームパワー)、Leg Spring Stiffness(レッグスプリングスティフネス)という新しい概念を生み出し、ランニングエコノミーを評価する指標として活用されています。

また、Strydに付随するPower Centerというソフトウェアでトレーニングプランを提示してくれたり、日頃のトレーニングの特徴や癖を可視化してくれる機能もあります。

フッドポッドタイプに変更したことで、当然ながら心拍数は計測できませんし、フットポッドは片方だけの装着なので、左右のバランスを見ることができません。

Strydに関する記事はランニング用パワーメーターSTRYDでパフォーマンスは変わるのか?の中でも書いていますので、ぜひ参考にして見てください。

価格は199ドルとなっています。

Garmin(ガーミン)

GPSデバイスとして日本でお馴染みのガーミンでも、2018年あたりからランニング時のパワーを計測できるようになりました。

ガーミンから新たなランニング用パワーメーターが発売されたわけではなく、既存のランニングダイナミクスポッドやHRM-Run、HRM-Triといったいわゆる心拍ベルトに内蔵されている加速度センサーを通じて、ランニング中のパワーを予測できるようになったというわけです。

Connect IQというサイトから専用のアプリをダウンロードすることで、ランニング中のパワーを計測することができますが、全てのGPSウォッチでパワーが計測できるわけではありません。

現在はForeAthlete 645/Music, ForeAthlete 935, fenix5シリーズのみランニングパワーに対応しています。

上記のGPSウォッチを使用している方であれば、ランニングパワーを計測することができますので、ぜひ試してみてください。

価格も他のデバイスより安く、ランニングダイナミクスポッドであれば日本で購入する場合、8,400円(税別)で購入することができます。

RunScribe(ランスクライブ)

Strydと同じく、クラウドファンディングを経てリリースされたのがRunScribeです。KicksterterでのプロジェクトはStrydよりも先でしたが、当初はランニングパワーという指標は考慮されていませんでした。

RunScribeもランニングシューズに装着して使用します。

もともとはランニング中の足の接地位置(踵接地なのか、ミッドフットなのか、フォアフットなのか)の情報をフィードバックしてくれたり、接地時にどれくらいブレーキがかっているのか?を可視化してくれます。

怪我に繋がる動作の一つ、プロネーション(足が内側に倒れ込むような動作)を評価してくれるのも大きな特徴です。

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