企業組織を強くするために必要なスポーツ限界体験活用術
企業組織・チームを強くするには何が必要なのか?
経営者だけでなく、組織を強くしたいと思うビジネスパーソンであれば、誰もが一度は考えるテーマではないでしょうか?
デキる経営者・ビジネスパーソンの中には知力だけでなく、体力と精神力も必要だ!ということで、ビジネスをバリバリやりながら、マラソンやトライアスロンに果敢に挑戦する方も増えてきています。
なぜビジネスもバリバリやりながら、マラソンやトライアスロンに挑戦ができるのか?
つまり、なぜ彼らは知力とともに体力と精神力をも追い込むことができるのか?
自己を開放し、人と人とが繋がるキッカケに
マラソンやトライアスロンなど「限界に挑戦する」スポーツに取り組むことは、単に体力と精神力を鍛えるだけにとどまりません。
その限界体験を「チームで」共有することで、チーム自体の繋がりが強化されます。
実は、多くの経営者が何らかの(マラソンやトライアスロン)チームに所属しています。
※自分でチームを作る場合もありますが。
もちろん、毎回皆で集まって走っているのではなく、基本的にトレーニングは1人でやることの方が多いです。
ですが、レースや合宿、懇親会(飲み会)を絡めた練習など、定期的に集まる機会を作っています。
その方が楽しいに決まっています。
もともとスポーツには、「人と人とが繋がるキッカケを作る力」があります。
では、なぜスポーツによって、人と人とが繋がるキッカケになるのか?
ということを突き詰めると、スポーツ体験により「自分を解放できる」というところにたどり着きました。
とにかく社会に出ると、自己解放、自己表現が難しいと感じてしまいます。
なぜなら、多かれ少なかれ、他者の評価を気にしてしまうからです。
会社組織の中では、部下が上司に気を遣いすぎる・・・
もちろんそんなケースもあるでしょう。
ですが、それだけでなく、最近では経営者側が社員に気を遣いすぎる・・・
という時代です。
そうすると、本気で本音を言える組織作りが難しくなります。
もちろん、建前も大事ですが。
そういう世の中だからこそ、「自然に」本気体験、限界体験ができるのは非常に貴重です。
組織内でスポーツ活動による本気体験を行うことで、メンバーひとりひとりの自己を解放する。
そうすることで、より本気で本音を語れる場作りができるわけです。
自己の解放を組織作りに繋げる仕組み
ただ、企業組織でスポーツを全力ですればいいのかというと、そうではありません。
自己を開放し、コミュニケーションができる状態を作る。
言うは易しですが、実際には本気でスポーツを取り組む仕組みがなければ、チームは機能しません。
もし、やりたくない・・・ダルい・・・面倒くさい・・・
などの感情が入ろうものなら、逆効果です。
ウチの会社は、気合と根性論だけで、社員にシゴキを与えている!
なんて言われた日には、たまったものではありません。
自己を開放し、コミュニケーションができる状態を作るには、事前に仕掛けを作っておかなければなりません。本気を出さざるを得ない状況をいかに作れるかが、勝負です。
逆に言うと、その仕掛けさえできれば、自然にメンバー全員が活動に参加してくれるので、あとは勝手に素の自分を出してくれます。
まとめ
強いチームを作るために、スポーツにおける本気の体験をする。
良さそうだなとは思うものの、一過性の効果しか期待できないのでは?
と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、単にスポーツをやるだけでは、いい汗かいたな!という程度で終わってしまいます。
ですから、スポーツの持つ力を引き出しつつ、その効果を持続させる仕組みが必要になるわけです。
大きな意味で言うと、スポーツを通じて人生における変化の機会を提供する!
という心意気で、筆者自身も事業活動に勤しみたいと思っています。