【マラソンレース中のトラブル】足にマメができてしまった時の対処法まとめ
マラソンレースに出たことのある人ならば、足にマメを作ってしまったことのある方も多いのではないでしょうか?
もちろん、マラソンのレース中だけでなく、普段の練習・トレーニングの際も同様です。
足にマメが出来た状態で走り続けるのは結構辛いですよね・・・。
マメをかばうあまり、ランニングフォーム自体がおかしくなり、身体の他の部位に痛みを引き起こしかねません。
そこで、今回はマラソンのレース中、足にマメができてしまった時の対処法をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは、ある意味「応急処置」的な対処法ですので、まずは足にマメができないような工夫をしておくことが大切です。
この点については、改めてお伝えします。
そもそも、なぜランニング中に足にマメができてしまうのか?
それは、ランニングシューズのソールとソックス、皮膚との間に摩擦が起きるわけですが・・・
そもそも、皮膚とは上の図のように表皮と真皮、皮下組織の3層からできています。
マメ(正確には水疱)とは、表皮と真皮の間に液体がたまった状態を言います。
表皮がソックスやシューズのソールに固定させた状態で真皮との間にズレるような力が加わり、表皮と真皮が引き剥がされ、その間に液体が溜まる事によって出来るものです。
レース中のマメができてしまった場合はどうするか?
もちろん、マメができたかどうかは痛みによって気づくパターンか、何となく足にプヨプヨした感じがした時にしか分かりません。
レース後半の後半で1秒でも速く走りたい場合は別ですが、基本的には一度立ち止まって処置をしてあげましょう。
もちろん、処置にはアイテムが必要です。
ウルトラマラソンで着替え等ができるチェックポイントがある場合は、自分の荷物の中にアイテムを準備しておくのも一つの手です。
これがあれば最低限処置ができるというものは
①水
②ワセリン
③リガードスキンケア
④カバーロールストレッチ(キネシオテープ)
この4つです。マメは潰れていても、潰れていなくても基本的に対処法は同じです。レース中の応急処置ですので。
潰れていないマメを敢えて潰す必要はありません。対処は簡単に済ませるのが鉄則です。
レース後にしっかりケアしてあげましょう。
①の水に関してですが、これはマメができた箇所とその周辺をキレイにしてあげることです。
水を拭き取った後は②のワセリンをマメができているところに塗ってあげます。
③のリガードスキンケアに関しては聞き慣れないアイテムかもしれませんが、要は絆創膏と同じ役割です。
ただ絆創膏と違い、汗や水分を吸収して、動きの多い部位や曲面部にしっかりフィットする、皮膚感覚の「パッド」なんです。
外からの水分を入りにくくし、衣服にも引っかかりにくくしている為、はがれにくく、適度な厚みと弾力性が、長時間肌を守ってくれます。
※リガードスキンケア 大・中・小の3つのサイズがります。詳細はこちら
クッションとしての機能もありますので、これを付けることで痛みが和らぐこともあります。数枚持って走ると良いでしょう。
ただ、ワセリンを塗った上に貼っていると言うこともありますが、粘着性はさほど強くはありません。
ですから、④のカバーロールストレッチでスキンケアが剥がれないように、動かないようにしてあげるわけです。
この商品も聞き慣れないものだと思いますが、スポーツの現場などではよく使われます。
粘着性が高いので、レース中にテープが剥がれる心配はありません。
詳細はこちら。
カバーロールストレッチの代わりに、キネシオテープで代用する方法もありますが、粘着性が全く違います。
適当な枚数カットしてレース中も携帯しておくといいでしょう。
ワセリンが小さなケースに少量、リガードスキンケアとカバーオールストレッチはジップロックに入れておきます。
重さは気にならないと思いますので。
以上、足にマメができてしまった時の対処法をまとめましたが、いかがだったでしょうか?
日頃からマメを予防することは大事ですが、レースの時にマメができないとも限りません。ぜひ、対処法でも知っておくとストレスや痛みを抱えながら走らずに済みますので、参考にしてみてください。