「才能の正体」から学ぶ、マラソンの才能・能力を伸ばすために必要な考え方【編集長コラムVol.1】

ランニングやマラソンを続けていると、毎回自分が思うような走りができるとは限りませんよね。

順調にトレーニングができていると思った矢先に怪我をしてしまったり、最初は伸びていた記録も、ある時から全く伸びなくなったり、伸びないどころか逆に記録は年々落ちていく一方だったり・・・。

数え上げればキリがありませんが、なかなか思うようにいかない状況が続くと、走ることを「楽しい」と感じることができなくなってしまいます。

時に落ち込んでしまうこともあるかもしれませんが、マラソンやランニングを継続して楽しむためには、物事をどう捉えるかが非常に大事な要素だと考えています。

例えば、多くの人はフルマラソンのレース後半で失速してしまった時に、「なぜレース後半に失速してしまったんだろう・・・?」と考えがちです。

つまり、失速してしまった原因を考えるわけですね。

私自身はこれまで、自分自身のものを含めて、ランニングやマラソンに関する様々なデータを見てきましたが、才能の正体(坪田信貴 著)という本を読んで、ランニングやマラソンに関する新たな気付きを得ました。

そこで、今回は才能の正体を読んで、得た気付きについて共有したいと思います。

できなかったことの原因(Why)を探さない

私自身はこれまで、例えばフルマラソンのレース後半に失速して思うように走れなかった・・・という時に「なぜレース後半に失速してしまったのか?」

その原因を探ることが次のレースの成功に繋がると思っていましたし、様々な場面で失速の原因を考えるように発信をしてきました。

ですが、才能の正体を読んで、失速の原因は何か?という問いそのものが間違いだったことに気づいたのです。

と同時に、私自身はデータを分析する時に実は失速(失敗)の原因は何か?とは考えていない、ということにも気づけた瞬間でもありました。

どういうことかというと、私自身は見方によっては確かに「失速の原因」を探してはいます。

なぜなら、原因が分からなければ、次への対策を立てることができないからです。

ですが、よくよく考えてみると、自分もしくはクライアントの方が「どうしたら今よりパフォーマンスを上げることができるのか?」「どうしたら記録を伸ばすことができるのか?」にフォーカスしていることに気づいたのです。

なので、分析することが苦ではなく、むしろ楽しいと感じることができます。

ただし、私が一般の方に対して単に「失速(失敗)の原因は何かを考えましょう」というと、多くの人は自分の弱点や、できていないことにフォーカスすることになります。

データの分析が難しいという以前に、そもそも弱点を探すというマイナスの作業を強いられることになるので、気が重いわけです。

あなたもそんな経験はないでしょうか?

なぜ(Why)ではなく、どうやって(How)で考える

では、失敗の原因を探すのではなく、何をすればいいのか?というと、前述したように「どうしたら今よりパフォーマンスを上げることができるのか?」「どうしたら記録を伸ばすことができるのか?」というHowの部分にフォーカスをすることです。

レース後にデータを分析するという行程は同じではありますが、「失敗の原因を探す」という意識でやるのと「次のレースで記録を伸ばすための要素を探す」という意識では、どちらが取り組みたくなるか?という話です。

間違いなく、後者ですよね。