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「才能の正体」から学ぶ、マラソンの才能・能力を伸ばすために必要な考え方【編集長コラムVol.1】

 2018/11/15 編集長コラム
この記事は約 6 分で読めます。 1,094 Views

ランニングやマラソンを続けていると、毎回自分が思うような走りができるとは限りませんよね。

順調にトレーニングができていると思った矢先に怪我をしてしまったり、最初は伸びていた記録も、ある時から全く伸びなくなったり、伸びないどころか逆に記録は年々落ちていく一方だったり・・・。

数え上げればキリがありませんが、なかなか思うようにいかない状況が続くと、走ることを「楽しい」と感じることができなくなってしまいます。

時に落ち込んでしまうこともあるかもしれませんが、マラソンやランニングを継続して楽しむためには、物事をどう捉えるかが非常に大事な要素だと考えています。

例えば、多くの人はフルマラソンのレース後半で失速してしまった時に、「なぜレース後半に失速してしまったんだろう・・・?」と考えがちです。

つまり、失速してしまった原因を考えるわけですね。

私自身はこれまで、自分自身のものを含めて、ランニングやマラソンに関する様々なデータを見てきましたが、才能の正体(坪田信貴 著)という本を読んで、ランニングやマラソンに関する新たな気付きを得ました。

そこで、今回は才能の正体を読んで、得た気付きについて共有したいと思います。

できなかったことの原因(Why)を探さない

私自身はこれまで、例えばフルマラソンのレース後半に失速して思うように走れなかった・・・という時に「なぜレース後半に失速してしまったのか?」

その原因を探ることが次のレースの成功に繋がると思っていましたし、様々な場面で失速の原因を考えるように発信をしてきました。

ですが、才能の正体を読んで、失速の原因は何か?という問いそのものが間違いだったことに気づいたのです。

と同時に、私自身はデータを分析する時に実は失速(失敗)の原因は何か?とは考えていない、ということにも気づけた瞬間でもありました。

どういうことかというと、私自身は見方によっては確かに「失速の原因」を探してはいます。

なぜなら、原因が分からなければ、次への対策を立てることができないからです。

ですが、よくよく考えてみると、自分もしくはクライアントの方が「どうしたら今よりパフォーマンスを上げることができるのか?」「どうしたら記録を伸ばすことができるのか?」にフォーカスしていることに気づいたのです。

なので、分析することが苦ではなく、むしろ楽しいと感じることができます。

ただし、私が一般の方に対して単に「失速(失敗)の原因は何かを考えましょう」というと、多くの人は自分の弱点や、できていないことにフォーカスすることになります。

データの分析が難しいという以前に、そもそも弱点を探すというマイナスの作業を強いられることになるので、気が重いわけです。

あなたもそんな経験はないでしょうか?

なぜ(Why)ではなく、どうやって(How)で考える

では、失敗の原因を探すのではなく、何をすればいいのか?というと、前述したように「どうしたら今よりパフォーマンスを上げることができるのか?」「どうしたら記録を伸ばすことができるのか?」というHowの部分にフォーカスをすることです。

レース後にデータを分析するという行程は同じではありますが、「失敗の原因を探す」という意識でやるのと「次のレースで記録を伸ばすための要素を探す」という意識では、どちらが取り組みたくなるか?という話です。

間違いなく、後者ですよね。

才能の正体の中でも書いてある通り、能力を伸ばすことを考えた場合はHow型で物事を考えた方がいいということです。

一方、Why型思考の場合はできなかったという結果にフォーカスしてしまい、自分に限界を作ってしまうことに繋がります。

最終的な結果ではなく、レースまでにどんな変化があったのか?レースに到るまでのプロセスを楽しむことができれば、きっとマラソンやランニングを楽しく続けられるでしょう。

マラソンの能力を伸ばすために必要なこと

私たちは何らかの目標や目的を持ってランニングに取り組んでいるはずです。

自己記録を向上させたい人もいるでしょうし、今よりも長い距離を走れるようになりたい!レース後の達成感を得て仲間とうまいお酒が飲みたい!という人など、目標や目的は様々でしょう。

ですが、1つ言えることはランナーにとって「現状のままの自分」を良しとはしないはずです。

記録の向上、走る距離の向上なら分かりやすいですが、何らかの成長が伴っていないと、達成感も感じられないでしょうし、お酒もおいしいとは言えないはずです。

では、どうすれば今の自分よりも成長できるのでしょうか?どうすれば今のマラソンやランニングのパフォーマンスを高めることができるのでしょうか?

ポイントは「答えがない中で、自分なりの答えを模索していく」ことではないでしょうか?

つまり、考える力を身につけるということです。

残念ながら、マラソンやランニングで成果を出すための、「誰にでも当てはまる勝利の方程式」は存在しません。

また世の中には様々な情報がありますし、今では色んな情報にアクセスすることが可能です。

膨大な情報を取捨選択するためにも、自分なりに立てた仮説を検証していく上でも「考える力」は必要になります。

そのためには、まず基礎となる知識が必要です。

自分自身を成長させるために必要な基礎知識を積み上げながら、考える力を養い、成長のためのロードマップを描いていきましょう。

まとめ

今回は才能の正体という本を読んで、才能という言葉の理解を整理しつつ、どうしたらマラソンやランニングの能力を高めていくことができるのか?について考えてきました。

この本は、マラソンやランニングに特化した本ではありません。

ですが、今回の記事でもご紹介したように、ランニングやマラソンに共通する考え方があらゆる箇所に散りばめられています。

今回ご紹介したのは、内容のほんの一部分ですが、学生が読んでも、ビジネスパーソンが読んでも、子育て中の親が読んでも気付きの多い一冊です。

ランナーはもちろん、自分自身に自信が持てない、上司・部下の関係性が良くない、子育てに困っている・・・などなど、困っていることがあるのに「自分には才能がないから・・・」という理由で諦めてしまっている方に、ぜひ読んでいただければと思っています。

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ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ランナーズNEXT 編集長

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の国家資格者でもあるが、現在はランニングウォッチやパワーメーターなどのデバイスを活用しながら、効率的にマラソンやランニングの目標を達成するためのサポートをしている。

自分自身もマラソンやトレイルランニングの実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

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