あなたのランニングフォームの問題点を洗い出し、改善するために必要なこと!

ランニングによる怪我を予防する、怪我を治す(改善する)、ランニングのパフォーマンスを上げるためにランニングフォームの改善は非常に有効です。
今より楽に走りたい! 今より速く走りたい! 今よりもっと楽しく走りたい!
という願望は全てのランナーに共通したものではないでしょうか?
これらの願望を実現するためには、練習やトレーニングの中身を見直すか、ランニングフォームの改善に着手しなければなりません。
なぜなら、ランニングのパフォーマンスは最大酸素摂取量(VO2MAX)、乳酸性作業閾値(LT)、ランニングエコノミーの3要素で変わってくるからです。
ランニングで起きる怪我に関しては、特にランニングエコノミー(ランニングフォーム)の改善を考える必要があります。
今回は中でもランニングフォームにフォーカスを当てて、ランニングフォーム改善に必要な視点と、実際に改善されたのかを判断する変化の指標について考えていきたいと思います。
ランニングフォームの改善のためには、まず実際のランニングフォームや身体の使い方などの現状(課題)を把握し、 どこをどう改善していくのかを考えなければなりません。
では、どうやって現状(課題)を把握するのかというと、具体的な方法は大きく3つに分けることができます。
ランニングフォーム改善に必要な3つの視点
実際のランニング動作から課題を抽出する
まず1つ目は 実際のランニング動作から課題を抽出する方法です。
これは誰もが理解していただけると思います。 ランニングコーチやトレーナーなどの専門家に評価をしてもらっても良いですし、実際のランニング動画を撮影し、その中から課題を見つけても良いでしょう。
自分自身の走り方を客観視しなければ、どこに課題があるのかは分からないものです。
個々の筋力や柔軟性をチェックする
2つ目は個々の筋力や柔軟性をチェックするという方法です。
ランニング動作自体は色んな関節の動きが複合的に絡み合っています。 なので、例えばどこの筋肉が弱くてどこの筋肉もしくは関節が硬くなっているのか?
できるだけ個別に見ていく必要もあります。
見た目上の走り方には問題がなさそうに見えても、実は使えていない筋肉があったり、硬くなっている筋肉があったりするわけです。
単純化した動きから弱点を把握する
最後の3つ目は単純化した動きから弱点を把握するという方法です。
例えば、スクワットのようなシンプルな動作をした際に出てくる動きの癖を見つけていきます。
ランニング動作をブレイクダウンしてシンプルに見ていくことで、動きの癖が出ることがあります。
癖を評価し、修正していくことでランニング中の怪我を防ぐことが可能です。
これら3つの視点を持ちながら、実際のランニング動作の課題、ランニング動作に現れていない課題の両方を探っていくわけです。
ランニングフォームの変化を評価するために必要なこと
前述した3つの課題を明確にするためには、基本的に専門家の協力が必要です。なぜなら、自分のランニング動作や筋力・柔軟性、身体の使い方などは客観的に評価する必要があるからです。
もしくは評価するためのツールを使う必要があります。
いずれにしても、ランニングフォーム課題を見つけること、そして実際に変化したかどうかを評価するには「数値化」することが必要です。
つまり、
①ランニングフォームの数値化
②筋力や柔軟性の数値化
③単純動作の数値化
をするということです。