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峠走におすすめのランニングコース【足柄峠編】

 2015/12/07 ランニングコース
この記事は約 7 分で読めます。 22,322 Views

マラソンのパフォーマンスを上げるためには、様々な要因が絡んでいます。

ランニングエコノミーを高めるにはランニングフォームの修正が鍵となる!の中でも紹介しましたが、大きくは①最大酸素摂取量、②乳酸性作業閾値、③ランニングエコノミーの3つを改善していくことが重要です。

それぞれ改善のための方法論はありますが、中でも「峠走」は3つを改善するためのトレーニングとして、注目を集めています。

そこで今回、非常識マラソンメソッド ヘビースモーカーの元キャバ嬢がたったの9ヶ月で3時間13分(岩本能史 著 ソフトバンク新書)の中でも紹介されている峠走を足柄峠にて実践してきました。

同書の中で紹介されていますが、峠走では、登りの際に心肺機能と推進力を、下りの際に着地筋とフォーム、この4つを同時に鍛えることができるということで、タイムを狙いたいランナーが実践しています。

特に都内でランニングをしている方の場合は、なかなか急な坂道を走る機会がありません。またフラットなコースだと、なかなか心肺を追い込むことができない、という人もいらっしゃるのではないでしょうか。

峠走を活用することで、仮にフラットなコースでは心肺機能を追い込めなくても、長い上り坂を活用することで、自然と心肺機能を高めることができるわけです。

峠走は非常に有効なトレーニングとして活用できますが、ただ効果があるからやってみる!というよりも、今の自分のどんな課題を解決したいのかが大事です。

峠走をすれば速くなる。確かにそうかもしれませんが、練習・トレーニングは何らかの課題を解決するための手段です。

ただ闇雲にやるのではなく、自分の頭で考えながら、効率的に取り組めた方がいいですよね。無駄な怪我をしなくても済みます。

そういった前提も踏まえて、実際の峠走の様子をお伝えできればと思っています。

峠走の拠点となるランニングステーション

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峠走で足柄峠をランニングする場合、最も不安な点として「拠点となるランニングステーションはあるのか?」という疑問を持たれる方もいらっしゃいます。

もちろん、皇居等にあるランニングステーションはありません。

ですが、JR山北駅から徒歩2分程のところに山北町健康福祉センターという施設があり、その中にさくらの湯という温泉施設が3階にあります。

健康福祉センターを拠点に安心して峠走をスタートすることができます。

ちなみに、この施設は基本的に8:30から空いていますので、朝一で練習を終わらせたい方は、8:30に施設2階のコインロッカーに荷物を預けてスタートしましょう。

お風呂は10:30オープンなので(21時まで営業)、2時間以内で帰ってくると、温泉施設が空いていないことになります。

足柄万葉公園までの往復で25㎞弱の距離がありますので、2時間以内に帰ってはこれないとは思いますが。

温泉施設を利用する場合は、2時間400円、6時間700円のどちらかを選ぶことになると思います。

2階のコインロッカーを使用する場合は、2時間400円にて温泉を利用すればいいですし、一度3階の温泉施設に預けてからスタートする場合は、6時間700円で利用することになるでしょう。

着替えも含めて、峠走往復2時間はかなりハードです。

参考までに、筆者は登りで75分、下りで60分かけて行ってきました。

峠走(足柄峠)のランニングコース

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まず、前述の健康福祉センターを背に右手に進みます。JRの線路沿いに緩やかで狭い道を登っていきます。

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道なりに進んでいくと、ちょっとした分岐点があるので、左側(洒水の滝方面)に進んでいきます。

そこからはひたすらに道成です。途中で細かな分岐点らしきポイントも1箇所ありましたが、登りの方向に進んでいきます。

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途中の橋から見える景色。この辺はまだまだ余裕です。

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峠走のコースにある唯一のコンビニ(サンクス)があります。エネルギー補給のための買い物はここでしかできません。コース中は自販機も少なく、後半は全く無いので注意が必要です。スタートから1.7㎞地点です。

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トイレはこちらの公民館の奥(写真の右奥)で済ませておきましょう。

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200mほど進むと大きな分岐点があるので、右側に進んで下さい。

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右側に曲がったら、こんな感じで少し登りが急になります。迷ったら登りを選択すれば、問題ありません。

注意点は、復路です。下ってきてそのまま直進するのではなく、左折する必要があります。

ここからダラダラと登って行き、足柄万葉講公園まで残り3.5㎞の看板が見えてからが、本当の勝負です。

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急なカーブを伴った、坂道が続きます。

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残り3㎞を過ぎたあたりからは斜度10%以上が続くので、かなりキツイ。

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最高斜度は14%。写真では伝わりにくいですが、かなり急な坂です。

ちなみに、コース上で最も急な斜度が15%。足柄万葉公園の直前で確認することができます。

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何とか最後の力を振り絞り、目的地の足柄万葉公園へ。公園と言っても、自販機はありません。情報によると、ここから500m進んだあたりにトイレがあるそうです。

冬場はかなり冷えるので、かいた汗が冷えないように注意しましょう。

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万葉公園からの景色。

後は来た道をひたすらに下っていくだけです。下りの方が心肺は楽ですが、足へのダメージが出やすいので終わった後は入念にストレッチして、温泉で疲れを癒やしましょう。

応用編

さて、ここまで足柄峠における峠走について解説をしてきました。

もちろん、ここまでやればランナーにとって十分なトレーニングになります。ただ、アップダウンのあるウルトラマラソンの練習をしたいというランナーであれば、もう少し距離を伸ばしてみるのも1つの手です。

特に野辺山100㎞、白山白川郷100㎞など1レースで2度の大きなアップダウンのある大会であれば、練習にうってつけです。
白山白川郷100㎞は2017年の第5回大会からコースが変更になります。

そんな一部のランナーのために、応用編ということでもう少し先のコースまでお伝えしてみたいと思います。

と言うのも、実は足柄万葉公園から先に素晴らしい景色のポイントがあります。

では、行ってみましょう!

※以下の写真は夏場に撮影したものです。

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足柄万葉公園から100m程先に静岡県との県境があります。

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500m先にはトイレが。この数十メートル先に自動販売機もあります。ただし、500mlのスポーツドリンクが180円するので、峠価格(?)となっています。

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足柄万葉公園から2㎞程足を伸ばすと、富士山を望める絶景ポイントが現れます。この日は富士山山頂に雲がかかっていましたが、タイミングが良ければ、最高の景色となるでしょう。ぜひ、ご自身の目で確かめて下さい!

峠走+往復4㎞であれば、足柄万葉公園での折り返しはもったいない!と思うほど。

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山北町健康福祉センターから15㎞のポイントには「誓いの丘」という観光スポットがありました!駐車場スペースもあるので、誓いの丘往復30㎞走というのもアリかもしれません。ぜひ、鐘をならして目標達成を誓っておきましょう!

ここから、坂を下りに下って行くと・・・

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分岐点に差し掛かります。ここを左折(御殿場方面)します。

しばらく道なりに進んでいくと「足柄ふれあい公園」という標識が見えてきますので、公園で往復するとおおよそフルマラソンの距離を走ることができます。

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自動販売機もありますので、一休みしてから帰ると良いでしょう。

ちなみに、足柄駅までもう少し足を伸ばすと、小さなコンビニがあるそうです。エネルギー補給が必要な場合は、ぜひ活用して下さい。

復路もサンクスまでコンビニは皆無です。

まとめ

今回の記事はいかがだったでしょうか?

フルマラソンでタイムを狙いたい人にとって、峠走は有効なトレーニングです。

また、実際に体験してみるとウルトラマラソンの準備・シュミレートをしたい人にも有効なトレーニングではないか、とも思いました。

ウルトラマラソンはハードなコースを走るレースが多いですからね。

繰り返しになってしまいますが、大事なのは「なぜ自分にとってそのトレーニングが必要なのか?」を考えて、実践することです。

練習内容ありきで峠走をするのではなく、目的ありきで取り組んでいきましょう。

練習・トレーニングの目的を考えながら実践することで、パフォーマンスアップに繋げてみて下さい。

ランナーズNEXTでは不定期でワークショップや練習会(峠走を含む)などを企画しています。

詳細はメールマガジン・ランナーズNEXT通信にてお伝えします。

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ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ランナーズNEXT 編集長

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の国家資格者でもあるが、現在はランニングウォッチやパワーメーターなどのデバイスを活用しながら、効率的にマラソンやランニングの目標を達成するためのサポートをしている。

自分自身もマラソンやトレイルランニングの実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

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