【レビュー】LEOMO Type-Sであなたのランニングフォームの癖や弱点が丸裸に!

「今よりも楽に長く、そして速く、怪我することなく走るためにランニングフォームを改善したい!」

ランナーであれば、誰もが一度は考えたことのある(壮大な?)テーマではないでしょうか?

シューズブランド「ALTRA(アルトラ)」を展開する株式会社ストライドが全国の18歳~69歳のランニング経験者男女1000人を対象に、ランニングで起こる膝や足の痛み(ランニング障害)に関する調査を実施したところ、92.3%が怪我をしないためには正しいフォームとランニングシューズ選びが重要であると考えていることが分かりました。

一方で、自分のランニングフォームに「自信がある」と答えた人はわずか20.7%。

つまり、ランニングフォームの重要性を理解してはいるものの、「自身のランニングフォームがどういう状態なのか?」「どう改善していけば良いのか?」まで理解している人は圧倒的に少ないのが現状です。

ここ数年の間で、ランニングフォームを可視化できるテクノロジーも進歩し、ウェアラブルデバイスを通じて計測することが可能になりました。

ランナーズNEXTでは、国内外のデジタルデバイスをどこよりも詳しく紹介、そして解説してきたつもりです。

そこで今回は、LEOMOから今年の5月にリリースされたType-Sというデバイスとセンサーについて紹介します。

※媒体の性質上、ランニングに特化した紹介となります。予めご了承ください。

LEOMO Type-Sは今までのデバイスではできない、ランニングフォームの詳細な評価・分析ができるツールです。

LEOMO Type-Sとは?

LEOMO Type-Sはもともとサイクリスト用に開発されたデバイスですが、この5月から正式にランニング動作の解析ができるようになりました。

Type-Sを展開するLEOMO Inc.はアメリカのボルダーに本社があり、日本にも支社のある会社です。。

と言うのも、本社はアメリカですが、日本人2人が会社を創業しています。

超本格的なスポーツテック企業です。

LEOMO Type-Sはランニング動作の解析ツールとは言うものの、「手軽にフォームの評価ができますよ!」といった類のツールではありません。

もちろん、市民ランナーが使用することもできますが、恐らくウェアラブルデバイスの中で、最もランニングの動作解析に拘ったデバイスと言っていいのではないでしょうか。

人間の目には見えない詳細なデータだけでなく、LVSというシステム(※詳細は後述します)を使用すればランニング中の生データまで解析することが可能です。

製品ラインナップは2つのセンサーからデータを取得できるSENSOR KIT(54,780円)と計5つのセンサーからデータを取得できるSENSOR KIT PRO(98,780円)があります。

LEOMO Type-Sを使ってできること

次にLEOMO Type-Sを使って、実際にどんなことができるのか?見ていきましょう。

LEOMO Type-Sの利用シーンは大きく2つ。

ランニング中に得られたMotion Performance Indicators(MPIs)を評価する

※LEOMOヘルプセンターRun MPIの概要と分類より

まず一つ目がランニング中に各センサーから得られるMotion Performance Indicators(MPIs)を評価する方法です。

ランニング中にセンサーを装着し、走ることでペースやケイデンス、上下動といった評価項目を測定できます。

中でもType-S特有の評価項目がMotion Performance Indicators(MPIs)です。

今回の記事の中では、各項目についての解説はしませんが、MPIsには

Landing Pattern(接地点評価)

Strike Angular Range(着地する習慣に膝から下を上手く使えているか?)

Heel Pitch(着地による鉛直方向の反発力をいかに素早く処理し、推進力に変えられるか?)

Recoil Angular Range(離地後の足の蹴り上げの高さを角度として測定)

Thigh Swing Speed(太ももの前方振り出しスピード)

Smoothness(ランニング中の安定性を左右のブレで評価)

といった項目があります。

いずれも、他のデバイスではなかなか評価できない項目ばかりです。

Live Video Sync(LVS)を使った映像と生データを活用した解析

次に紹介するのはLive Video Sync(LVS)を使って、映像と生データを活用し、ランニングフォームを評価する方法です。

LVSは市民ランナー向けではなく、コーチやトレーナー、研究者向けのシステム&サービスです。

MPIsよりもっと深いデータを見たり、分析する場合に活用します。

MPIsはLanding PatternやStrike ARなどの項目ごとにデータを弾き出しますが、LVSでは足部や太もも、骨盤が「どう動いているか?」まで評価できます。

例えば、MPIsではランニング中の左右のブレをSmoothness(スムーズネス)として評価できますが、LVSでは右にどれくらいブレるのか?左側にどれくらいブレるのか?といったことまで評価できます。

ランニング中の映像とグラフの両方を重ね合わせながら評価ができるので、フォームの癖や弱点をより明確にすることが可能です。

弱点や癖が明確になれば、改善策を出すことはそれほど難しくありません。

世の中にはランニングフォーム改善のためのトレーニングやランニングドリルなどが沢山あります。

正直、今の自分に何が必要なのか?分からないまま、トレーニングやドリルを行っている人も多いはずです。

そんな人のための

※LVSを使用する場合、別途料金がかかりますので、その点だけご注意ください。

Motion Performance Indicators(MPIs)とLive Video Sync(LVS)を含めたレビューは下記の動画の中でも行っていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

まとめ

ここまでランニングフォームの解析ツールとして活用できるLEOMO Type-Sについて紹介してきました。

市民ランナーが手軽に使用できるタイプのデバイスではありませんんが、自身のランニングフォームを詳しく評価していきたい方には、これ以上ないツールであることは間違いありません。

また、もしあなたがランニングコーチやトレーナー、研究者なら、間違いなく「欲しい」と思うツールではないでしょうか?

これまでの経験や感覚だけに頼ることなく、客観的な評価をすることでクライアントやお客さんにも説得力のあるフィードバックが可能です。

ランナーズNEXTではLEOMO Type-Sを使ったランニングフォームの分析・評価のサービスを行っています。

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