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Strydがデバイスアップデート!風・気温・湿度を考慮したランニングデータが取得可能に!

 2019/06/28 ランニングとテクノロジー ランニングとパワートレーニング
この記事は約 5 分で読めます。 1,571 Views

ランナーズNEXTでは早くからランニングパワーに注目し、これまでに様々な記事を紹介してきました。

同時に、筆者はStrydのコーチンググループの一員としても活動しており、入門セミナーや連続講座も開催しています。

ランニング用パワーメーターStrydは2015年のStryd Pioneer(心拍ベルト仕様のパワーメーター)からスタートし、2016年にフットポッドタイプに変更され、2019年の今回、新たにバージョンアップされたモデルが発売になるとの発表がありました。

※実際にユーザーの手に渡るのは7月末とのこと。

そこで、今回は2019年にアップデートされたランニング用パワーメーターStrydについてどんなアップデートがあったのか?を見ていきましょう。

※そもそもパワーって何?Strydって何?という方はランニング用パワーメーターSTRYDでパフォーマンスは変わるのか?をご覧ください。ページの中に沢山の関連リンクも貼ってありますので。

Strydは何がバージョンアップしたのか?

今回のバージョンアップで何が変わったのか?というと「風や気温・湿度がランニングパフォーマンスに与える影響を定量化できるようになった」ということです。

これまで風や気温・湿度といった外部要因がランニングパフォーマンスに与える影響を定量化する手段はほとんどありませんでした。

例えば、1kmを平均5分ペース、230Wの力を使って走っていた時に、大きな向かい風を受けたとしましょう。

向かい風の中で同じ「1kmを平均5分ペース」で走ろうとするならば、当然発揮するパワーは増えるはずです。

※実際にどれくらいの力を発揮しているのかは分かりません。

逆に大きな追い風を受けて走る場合、必要なパワーは少なくなります。

※同じく、実際にどれくらいの力を発揮しているのかは分かりません。

また冬にフルマラソンを走る場合と夏にフルマラソンを走る場合、仮に体力レベルが同じだったとしても、夏に発揮できるパフォーマンスは冬に比べるとどうしても落ちてしまいます。

冬は1km平均5分ペースでフルマラソンを走りきれたのに、夏場は同じペースで走るとかなりシンドイ・・・ということは当然あるわけです。

同じ冬の間でも、気温の低い日と高い日がありますよね。

では、気温の高い日にどれくらいペースを落として走ればいいのかは分からなかったわけです。

風、気温・湿度の情報を得ることができれば、「風が強い日にどのようなペーシングをしていくか?」「気温の高い日にどのようなペーシングをしていくのか?」を決めることができるようになります。

※「Strydはどのように風による影響を計算しているのか?」については現段階では明らかになっていませんので、ホワイトペーパー等の情報が上がってき次第、このページを更新する予定です。

パワーに影響を与える3つの要因

ここで、そもそもランニング中のパワーに影響を与える要因について考えてみましょう。

パワーメーターの登場でランニング中に発揮しているパワーを計測することが可能になったわけですが、パワーは下記の3つの影響を受けます。

①傾斜

まずは傾斜について。例えば平地で5分/kmで走っていたとして、同じペースを維持したまま上り坂に差し掛かったとしましょう。そうすると、平地を走っていた時に比べて大きなパワーを発揮する必要があります。

逆に同じペースのまま下り坂に差し掛かった時は少ないパワーで走ることが可能です。

②サーフェス

サーフェスの変化でも、発揮されるパワーは変わってきます。同じスピードを維持する場合、舗装路を走るのときれいな芝の上を走るのと、トレイル等の見舗装路を走るのとでは走りやすさが違いますよね。

走りやすいサーフェスであれば、より少ないパワーで走れますが、不安定なサーフェスであれば、それだけ必要になるパワーは大きくなります。

③空気抵抗

最後に空気抵抗です。向かい風を受けながら同じペースを維持する場合、より大きなパワーを必要としますし、追い風を受けながらであれば、少ない力でペースを維持できるわけです。

 

これらの内、これまでStrydでは空気抵抗(風)に関するフィードバックを得られませんでした。

なので、3つの要素の内の1つが欠けていたわけです。

もちろん、風の影響をあまり受けない環境下でランニングをする場合は、これまでのStrydで計測されたパワーの値を十分活用することができます。

ですが、風を考慮したパワーが計測できるとことで、より正確なパワーデータを取得することができるのは間違いありません。

まとめ

ここまでStrydのアップデートについて解説とパワーに影響を与える要素について解説してきました。

もちろん、これまでStrydはランニング界に革新的な進歩をもたらしてきましたが、今回のアップデートで、より精度の高いランニングデータを手に入れることができるようになったわけです。

筆者も「フットポッドのように足元から風を考慮したフィードバックは得られない」と考えていただけに、今回のアップデートは非常に驚いています。

加えて、気温や湿度の情報を元にレース時の戦略を変えられるのも大きな魅力です。

実際に新しくなったStrydを使ったわけではないので、現段階で詳しい記事を書くことはできませんが、使用でき次第ランナーズNEXT内で紹介していく予定です。

ぜひ楽しみにしていてください。

引き続き、ランナーズNEXTオンラインショップでもStrydを取り扱っていきます。

現状、いつStrydを販売できるかは未定ですが、メールマガジン・ランナーズNEXT通信内で新しいStrydが入荷情報をお送りします。ご興味のある方は是非ご登録ください。

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ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ランナーズNEXT 編集長

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の国家資格者でもあるが、現在はランニングウォッチやランニング用パワーメーター(Stryd)などのデバイスを活用しながら、効率的にマラソンやランニングの目標を達成するためのサポートをしている。

自分自身もマラソンやトレイルランニングの実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

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