1. TOP
  2. インタビューコンテンツ
  3. 【ランニングシューズのインソール】選ぶ際の注意点を徹底解説!

【ランニングシューズのインソール】選ぶ際の注意点を徹底解説!

インタビューコンテンツ ランニングお役立ち情報
この記事は約 10 分で読めます。 68,675 Views

ランナーにとって、ランニングやマラソンに取り組む上で欠かせないアイテムの1つにランニングシューズがあります。

例えば、フルマラソンを走る場合、仮にあなたの1歩のストライドが1mだとすると、約4万2,000回、足は地面にコンタクトをする機会があるわけです。

着地動作が下手だったり、ランニング動作中、毎回特定の部位に過剰なストレスがかかってしまうと、怪我に繋がってしまいます。

そもそも、偏平足のランナーやプロネーションの強い足をしたランナーは、怪我との不安と日々戦っています。

実際に怪我をしたランナーもいらっしゃるでしょう。

多くのランナーの間でも、インソールが足のトラブルを解決してくれる手段だという認識はあるようです。

ただ、具体的にどんなメリットがあるのか?ということは、あまり知られていません。

むしろ、私たちはまだインソールの可能性を過小評価しているかもしれません。

市場には色んなインソールのメーカーが存在していて、どのメーカーのインソールを選べば良いのか分からない、どんな違いがあるのかも分からないといった状況です。

インソール自体が優れたアイテムと言うよりも、自分の足にフィットすることで始めて力を発揮してくれるものだと筆者自身は考えています。
つまり、自分の足に合わないインソールを使っても意味が無いということです。

様々な疑問点・不明点があるインソールについて探っていくために、今回ランニングとインソールをテーマに、大阪・守口に本社を構えるU2株式会社の宇津俊昭社長にお話を伺ってきました。

ランニングシューズのみで問題を解決することの限界

s_On_Cloudracer_-e1410162912700-1024x502

現在の靴業界は、本当にシューズをオーダーで作れる人が少ないのが現状で、基本的にシューズは0.5cm刻みでサイズが変わってきますが、プロの方の場合は0.25cm刻みで作っていきます。問題は、一般消費者がランニングシューズを選ぼうとすると、左右が必ず同じサイズになるということです。

右が26.5cmなら左も必ず26.5cmのシューズしか購入できない。基本的に人の足は左右で長さも幅も違いますから、どちらかのランニングシューズが合わなくなってしまいます。

大きさ以外にもバランスという問題もあります。例えば、右足は体重が足の外側にかかっていて、左足は踵側にあるなど。

そうなると、シューズ自体が合わなくなります。大きさは合っているけど、シューズ自体は足に合っていないということです。

例えば、これは当たり前になりますが、右足よりも左足の方が大きいのであれば、大きい左足に合わせてシューズを購入することになりますよね。そうすると、右足に関しては自分の足よりも大きいシューズを履くことになります。

この右足のギャップを埋めるための役割が、インソールにはあるということです。

なので、シューズだけだと限界がありますし、インソールだけでも限界があります。

インソールに合ったランニングシューズを選ぶ

s_12316458_935168569893303_1944517567775809846_n

多くのランナーがインソールを選ぶ場合、まずはランニングシューズを選び、次に購入したランニングシューズに合ったインソールを装着しているはずです。

ですが、理想を言うと「まずは自分に合ったインソールを作り、インソールに合ったランニングシューズを選ぶべき。」

いくら良いシューズがあってもインソールがダメだと、そのシューズの特性は活かせませんし、いくらインソールがフィットしていてもシューズが合っていなければ、履いている人からすれば気持ちのいいものではないわけです。

昔はインソールの値段のほうがシューズの値段よりも高いじゃないか、と言われた時期がありました。

ですが、それは当たり前なんです。

まずはインソールがあって、そのインソールに合ったシューズを選びに行って下さい!ということを最初は馬鹿にされながらもお客さんに対し、徹底していました。

今はその活動が認められて、リピーターの方はインソールに合ったシューズを選びに行ってくれています。

インソールがシューズに合う・合わないという点に関しては、事前にある程度、どんなシューズにインソールを入れたいのかをカウンセリングします。

ただ、シューズに最初から入っているインソールが外れないものに関しては、その上からインソールを入れることはシューズの構造上無理なんです。そうでなければ、シューズにインソールを合わせることは可能です。

プロ選手の場合はメーカーとの契約の問題もありますから、シューズに対して合うインソールを1つ1つ作っていかなければならないケースも出てきます。それはそれで良い経験になりました。

インソールは「身体の一部」であって、使い捨てのものではありませんから、身体に付いているものとして使ってもらえればと思っています。

オーダーインソールは存在しない!?

s_cnc

オーダーインソールと謳っている会社の中で、本当にオーダーで作っているところはほとんどありません。形状を取って、その形状をインソールで再現するのはそんなに簡単ではないんです。

例えば、スポンジ状のパッドに足を乗せて、足型をとるタイプのものがあります。それをインソールにしようとすると、実は技術的に難しい。当社の場合は3D工作マシン(CNCマシン)で読み込んで、削り出すわけですが、その機械はインソールを作るためだけに購入するには高すぎて採算が合いません。ソフトの開発から機械と測定器だけで億以上のお金がかかってしまいます。

インソールの値段一足あたりで計算していくと、何足販売しないとペイできないか・・・ということを考えると、基本的に他社さんはやらないと思います。大手の会社さんがやろうとしないのは、採算性なんです。

\ SNSでシェアしよう! /

ランナーズNEXTの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ランナーズNEXTの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ランナーズNEXT 編集長

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の国家資格者でもあるが、現在はランニングウォッチやランニング用パワーメーター(Stryd)などのデバイスを活用しながら、効率的にマラソンやランニングの目標を達成するためのサポートをしている。

自分自身もマラソンやトレイルランニングの実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

この人が書いた記事  記事一覧

  • 約2ヶ月の低酸素トレーニングと筋トレでランニングテストのパフォーマンスはどう変化したのか?

  • 標高2,000mと3,000mの低酸素トレーニング時に身体反応はどう変化するのか?

  • 【Run with Power】ランニングのパワートレーニングに関する動画解説まとめ

  • 低酸素トレーニングから約1ヶ月で最大酸素摂取量(VO2max)はどう変化したのか?

関連記事

  • アミノ酸、クエン酸、糖質サプリメントの活用術【ランニング編】

  • オーバープロネーションを改善するために必要な対策まとめ【ランニング編】

  • ふくらはぎ用コンプレッションタイツを比較するならこの5つがおすすめ!

  • スペインでランニングの大会に参加する魅力を紹介!

  • ランニングで怪我をしてから再開するまでに必要な全てのこと

  • 【マラソンのサプリメント徹底解剖】シーン別にサプリの活用法を解説