箱根外輪山トレイルランニングの準備と楽しみ方

トレイルランニングを最大限楽しむためには、事前の準備が重要です。どんなルートを走るのか?ということだけでなく、装備や万が一に備えての準備など。
トレイルランニングを実施する際に①駅をスタートとゴールの拠点にできること②スタートとゴールが同じ場所になること③ゴール地点の近くに温泉や銭湯があること④できれば往復するコース(ピストン)ではないこと、の4つが全て揃うと最高です。
今回の記事では、観光地としても有名な箱根をグルっと1周できる外輪山のトレイルについて、ルートや具体的な装備品を含めて紹介したいと思います。
※箱根外輪山のトレイルは、この4つ全てをクリアしています。
目次
箱根外輪山トレイルの全体像
今回私が実際に走ったルートです。
箱根湯本駅を発着ポイントとして、50㎞弱のルートです。初心者向けではありませんが、30km以上のトレイルを完走したことのあるランナーなら、チャレンジしてみても良いかもしれません。
もちろん、上級者のトレーニングにもなります。ラウンドトレイルなので、スタートから時計回りに走るか、反時計回りに走るかを選択することができます。
今回は反時計回りを選択肢ました。後半に補給ポイントがあること、万が一の場合はロードを選択したり、バスを利用できることから反時計回りがオススメです。
ではポイントごとに詳細を見ていきましょう。
箱根外輪山トレイルの詳細
箱根湯本駅のコインロッカーに不要な荷物を預けて、温泉街口(北)からスタートします。ロッカーは400円〜。基本的には400円のロッカーで十分です。近くにセブンイレブンがあるので、水分や補給物を調達しておきましょう。
最初から急な坂(斜度21%)を登ります。800m程はロードを進みます。
阿弥陀寺の立て札が左手に見えてしばらくすると、右手にトレイルの入口があります。
ルートは事前にGPXデータとしてダウンロードし、GPSウォッチで表示できるようにしておくと便利です。
今回はGARMINのfenix5を使用。
高低差のデータを見ながら進むと、走った距離は緑色で、残りが青色で表示されます。
周辺地図は表示されませんが、ナビゲート機能があるので、ルートから外れた時もアラートで教えてくれます。
ルート上に復帰した時も、戻ったことを知らせてくれます。
地図を広げる(もしくはスマホアプリで現在地を確認する)回数は少なくなるので、非常に便利です。
スタートから2.6km程の塔ノ峰を抜けて、10.5km程で明神ヶ岳に到着です。
トレイルランニングの実施日は12月30日でしたが、明神ヶ岳まではほとんどハイカーの方に会うことはなく、矢倉沢峠で2組、山頂の少し手前で外国人のトレイルランナー1人とすれ違っただけでした。
山頂にも2組のハイカーが休憩していただけでした。
明神ヶ岳を過ぎると、走れるトレイルが続きます。ただ、この日は土の部分がぬかるんでいる事が多く、結構滑りやすかったです。
風がなく、天気も良かったので、全体的に気持ちのいいトレイルとなりました。
これから進んでいく稜線。景色は美しい。だけど、まだまだ先は長い・・・。
スタートから16.6kmで金時山(標高1,212m)に到着。金時山山頂付近はハイカーの方も多く、山頂には多くの人で賑わっていました。
いずれにしても、山頂付近は登りも下りもあまり走れないので、ゆっくり進みます。
スタートから約21㎞地点の富士見台のポイント。富士山と芦ノ湖の両方が見えるのはここだけらしいです。
富士見台公園の手前23.5km程で、少し脇道にそれると絶景ポイントがあります!
箱根湯本で1リットルの水を持ってスタートしましたが、25㎞手前で飲み干してしまいました。調べると次の水分補給ポイントは31㎞地点の芦ノ湖スカイラインレストハウス。2km程戻る選択肢もありましたが、先を進みたかったので、
トレイルの6kmは結構長く、1時間以上水分補給できません。なので、常に水分補給できるポイントはチェックしておきましょう
※補給ポイントは次項に記載しておきます。