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館山若潮マラソンのレース結果とサブ3.5達成の行方

サブ3.5達成企画 マラソンレポート
この記事は約 6 分で読めます。

去る2016年1月31日(日)に千葉県館山で第36回館山若潮マラソンが開催されました。

フルマラソンには7,500人が参加。

筆者も一参加者として約10ヶ月ぶりにフルマラソンのレースの参加することに。

今回のテーマは「自己ベスト4時間34分台のランナーが3ヶ月のトレーニングでサブ3.5を達成できるのか?」。

3ヶ月間のトレーニングの集大成として、フルマラソンのレースマネジメントの実際、ということでお伝えしていきたいと思います。

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※実際のコースマップ:SUUNTO AMBIT 3 SPORTにて計測。

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※館山若潮マラソン公式HPより

図として見ると非常にアップダウンの多いコースに見えますが、実際は20㎞過ぎから緩やかなアップダウンがいくつか続く程度で、他はほぼフラットなコース。

当日は風も無く、天候も回復し、絶好のマラソン日和となりました。

スタートは3時間30分のペーサーと一緒に。そこから約5㎞はペーサーの後ろにくっついて走る展開をとりました。

スタートして最初の1㎞は混雑のためきちんと走ることができませんでしたが、1㎞過ぎてから5分/kmを切るペースで快走。

5㎞を過ぎて、コンディションが良かったせいか、自然とペースが速くなってしまいました。

あまり時計を気にしながら走るのもストレスになると思ったので、身体の動くままに。

中間点の通過記録は1時間41分38秒。

中間点付近でのラップタイムが全体の中で最速の4分26秒/km。

34km地点までは快調に走ることができていましたが、33.8㎞地点で右膝のランナー膝が再発し、そこからは歩いてゴールを目指すことに。

なので結局、最終的なゴールタイムは3時間41分40秒。グロスタイムは3時間42分56秒。

昨年末の30㎞走の途中で膝の痛みが発生し、そこからリハビリ(トレーニング)をしながら、動作の癖を改善してきましたが、42㎞をある程度のスピードで走りきれるだけのところまでは改善できていなかったということです。

痛みが出るということはある程度予測していましたが、仮に痛みが出なかったとしても、35㎞過ぎで足が動かなくなってしまったのではないかと思います。

そうなった時にサブ3.5が達成できるかできないか、際どいラインで、ある意味ちょっとした賭けにも似た状況であったことは間違いありません。

ちなみに、3ヶ月間の練習距離は・・・

1ヶ月目:142.9㎞
2ヶ月目:151.4㎞
3ヶ月目(フルマラソン参加前まで):89.3㎞

仮に膝に痛みが出なかったとして、35㎞過ぎで足が止まってしまったとした場合、その原因は何か?と考えた場合、もちろん様々な要因はあると思いますが、基本的には当日のレースマネジメントの失敗ということになるでしょう。

3ヶ月目にあまり走れていないとか、月間の総距離は200㎞以上必要だよね・・・ということにはならないと考えます。

前半の貯金があったので、なんとかサブ3.5の希望は捨てていませんでしたが、3時間30分のペーサーが目の前を通過していく姿を見て、再起不能に・・・。

それでも、4時間だったら歩いてでも確実に切れる!ということが分かったので、そこからは周りのランナーの人間観察をしながら、楽しくゴールを目指すことに。

それでも、最後はやはりキツかった!

後半は2時間1分18秒もかかっているので、典型的な後半失速型タイプのレース。

これはフルマラソンで記録を狙おうとしているランナーの典型的な失敗例です。

30㎞以降に失速してしまう、35㎞以降に失速してしまう。

これは完全にレースマネジメントの失敗だと言えるでしょう。

特に前半のペースが早過ぎる場合の失敗。自分では前半抑えているつもりでも、そのペースは本人にとってのオーバーペース。

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※リアルタイムでの心拍数の動き、歩き始めてから一気に心拍数が落ちています。最後は激歩により心拍数を上げながらゴールに向かいました。

じゃあ、「前半のペースはどれくらいが最適なのか?」と考えた時に、事前の30㎞走が1つの目安になると思っています。

フルマラソンに出るためには30㎞走が必要だ!と色んな所に書いてありますが、何のために30㎞走をするのか?

なるべく長い距離を走っておいた方がいいから?

じゃあ、40㎞走でいいじゃん!という話にもなり、イマイチ30㎞走をやる意味が個人的には分かっていませんでした。

色んな方の本を見ても、正直30㎞走をやる意味は分かりません。というより、明確な目的が書かれていない。

で、個人的に辿り着いたのは、初めてフルマラソンを走る人にとっての30㎞走と、ある程度走っている人にとっての30㎞走は個人的には違うんじゃないかと。

初めての人であれば、42㎞という未知の距離に対して、できるだけ距離を踏むこと。

一方で、フルマラソンで記録を狙いたい人(既に完走経験はある人)にとっての30㎞走は、無理のないレースペースを把握するためのものだと個人的には考えています。

どういう事かと言うと、レース2週間前あたりに行う30㎞に関しては、30㎞を頑張って走って体力をつけるのではなく、残り12㎞走れるだけの余裕(余力)を残しながら30㎞を走る。その時のペース=レースペースだと考えれば、圧倒的にフルマラソンレースでの失敗は減るのではないかというのが、私個人の見解です。

走力をつける目的で行う30㎞走は、事前に行うものではないと思うので。

もちろん、当日のコンディションや天候などによって自分の予想通りに必ず事が運ぶわけではありません。

ですが、自身にとっての最適なレースペースを管理して走ることができれば、誤差の範囲内でフルマラソンは完走できるはずです。

とは言うものの、私のように「今日はいつもと違って走れる!」という気になったり、その他諸々の煩悩によって自滅するケースが多々あるのではないかと。

それでも、チャレンジしたい!という人はチャレンジすればいいだけの話です。

もしかしたら、上手く行くかもしれません。確率論的な話になってしまいますが。

現在地を常に把握し、自分の今の実力を知る。欲張らず、レースを進めていけば少なくとも失敗のリスクは最小限に抑えられるはずです。

トップアスリートは、他者との駆け引きなどがあるので、余程の強者ではない限り、レースで失敗してしまうことも多々あるでしょう。ですが、常に自分との戦いだけでレースを進める場合は、いかにレースマネジメントを徹底できるかが鍵。

そんな気付きの得られる3ヶ月間でした。

ということで、3ヶ月でフルマラソン・サブ3.5というプロジェクトは残念ながら、未達に終わってしまいました。

大事なのは、失敗したレースから再度課題を見つけ、解決策を打っていくことかなと。

そのプロセスを楽しみつつ、次回のフルマラソンで、再度目標達成に向けて頭で考えながら、取り組んでいきたいと思います。

最後に、SUUNTOのランニングウォッチで計測したSUUNTO MOVIEを下記に公開しておきます。

このようなログを残しておくことができるので、ランニングを様々な角度から楽しみたいランナーにオススメです!

 

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ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ビジネスアスリート
データサイエンティスト

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

自分自身も実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

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