マラソンランナーが筋トレをすることが本当に必要なのか考察してみた!

マラソンランナーと一言で言っても、市民ランナーからオリンピックを走るレベルの競技アスリートまでがいます。
走る目的も競技レベルもライフスタイルさえも違うわけですから、一概に筋トレが必要なのか否かを決めることができません。
ですが、もし筋トレをすることでマラソンのパフォーマンスが上がる、怪我が減る(予防できる)、体重が落ちるなどの効果があるのなら、日々忙しいビジネスマンランナーでも取り組んでみようかな?
と思う人が増えるかもしれません。
そこで、今回は筆者を含めた「マラソンランナー」と言われる人達が、筋トレをすることが必要かどうかを様々な角度から考察してみたいと思います。
目次
そもそも筋トレとは?
まずは筋トレとは何かを少し考えてみる必要があります。
なぜなら、人によって持っているイメージが異なるからです。
重たいダンベルやバーベルを持ってやることを筋トレという人もいるでしょうし、自分の体重のみで行う自重トレーニングはどうなのか?体幹トレーニングは筋トレに含めるのか?含めないのか?
といった細かい分類を気にする方もいるかもしれません。
今回の記事中では、上記全ての総称を筋トレということにしたいと思います。
ここでは専門的な話を羅列するのではなく、筋トレをした方がいいのかどうなのか?ということをできる限りシンプルに考えていきたいからです。
考察1:怪我を予防することができるのか?
まず、全てのランナーが共通して避けたいもの、それは怪我です。
意識的にしろ、無意識的にしろ怪我はしたくないと誰もが思うはずです。なぜなら、パフォーマンスが落ちたり、最悪走れなくなってしまうことだってあり得るからです。
では、筋トレをすることで怪我を予防することはできるのか?
もちろん、答えはイエスです。
怪我にも1度の大きなインパクトによって起こるもの(例えば、アキレス腱断裂)と小さな損傷が繰り返されて痛みとなってしまうケース(例えばアキレス腱炎)があります。
その両者の怪我を予防することができます。
もちろん、100%怪我を予防することはできませんが、筋力があるからこそ、筋肉や腱、靭帯などへかかるストレスを抑えることができるんです。
例えば、ランニングをすること自体が足に体重の3倍〜4倍のストレスを加えてしまいます。
ですが、しっかりとそのダメージを支えることのできる筋力があれば、筋肉や腱、靭帯などへのストレスも必然的に減ることになる。