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サハラマラソンとは人間にとって最も大事なことを探求する「旅」である!創始者パトリックバウアーが日本人ランナーに伝えたかったこと。

35kg以上の荷物を背負って、12日間で灼熱のサハラ砂漠を350kmを走破した男・・・と聞くと、誰もが耳を疑うのではないでしょうか?

今年で33回目を迎えるサハラマラソン(Marathon Des Sables:MDS)の創設者であり、レースディレクターのパトリックバウアー氏が今から30年い網も前に、弟と二人で成し遂げた「偉業」です。

そのパトリックが来日し、去る1月14日(日)にトークライブ&パーティーが開催されました。

サハラマラソンは1986年に23人の参加者でスタートし、それから回を重ねること32回。今では50カ国以上の国と地域から1,300人以上のランナーが集まるレースとなりました。

サハラマラソンの他にも「砂漠レース」「ステージレース」はありますが、サハラマラソンは最も歴史のある大会であり、これほどまでに多くの人を魅了してきた大会はありません。

私自身も過去に一度だけ、サハラマラソンを完走したことのある一人です(2015年、第30回大会)。

当時、パトリックに対する取材で最も印象に残ったのは、サハラマラソンを完走するには「謙虚な心を持つこと」が一番大事なことだという言葉です。

どんな練習をするのか?どんな食料や装備を準備するのか?はもちろん大事です。最も大事なのは砂漠に対して「謙虚な心を持つこと」だと。

トレイルランでは、山に対して謙虚な心を持つことが大事であるのと同じく、サハラマラソンでは砂漠に対する謙虚な気持ちが大事であると。

過去5回サハラマラソンに参加し、今年で6回目の参加をする予定のレナさんは、「レース中は本当に辛いけど、レースが終わった後は良い思い出だけが残る」という言葉がとても印象的でした。

確かに砂漠の中で1週間、走りながら、風呂やシャワー、電気や水道の無い生活、ネット環境の無い生活は決して「快適」ではありません。

走っている間は辛く、サラサラな砂のせいで、なかなか前に進みません。

ですが、非日常生活だからこそ得られるものは大きく、パトリックの言う「サハラマラソンの先に見えるもの」が、ここに集うランナー達には見えているはずです。

サハラマラソンは人間にとって大切なもの、人間が本来持っている大事なことを見つける「旅」なのではないでしょうか。

トークセッション終了後は会場を移し、パトリックを囲んでのパーティーが開催されました。

シャンパンをこよなく愛する森さん(第32回大会参加)から、超特大シャンパンの差し入れ!!衣装は現地(モロッコ)で購入したという、ベルベル人の民族衣装です。

シャンパンで乾杯した後は、サハラマラソン参加者同士の交流です。

同じレースに参加し、1週間苦楽を共にしたメンバーであっても、会う機会はそれほど多くありません。

会の途中には、パーティーの参加者で、サハラマラソンに参加を熱望しているランナーの中から1名を第33回大会に招待する「大抽選会」が開催されました。

初挑戦の人から何度も参加しているランナーまで。


※今年のサハラマラソンに参加することが決まった瞬間。

パーティー会場のパクチーハウス東京で働くスタッフであり「いつかサハラマラソンを走ってみたい!」との想いが、創設者パトリックの目の前で現実となりました。

会場に集った全ての参加者が、彼の完走を応援することになるでしょう!

サハラマラソンの魅力とは何か?と考えた時に、確かに砂漠の中で1週間、非日常生活を送ることができるというのは魅力の1つかもしれません。完走した時の達成感も他のレースでは味わえないものです。

ですが、サハラマラソンを通じて、コミュニケーションが生まれ、人と人との繋がりが生まれることこそが最大の魅力なのではないか?と思うわけです。

これがパトリックの言う、「サハラマラソンに参加した後の世界を楽しむ」ということなのかもしれません。

一度は砂漠を走ってみたい!との想いで参加をしたサハラマラソン参加者。

生のパトリックに触れ、彼の情熱を肌で感じることができました。今回のイベントに参加した人はきっと、あの感動と快感が得られるレースに再び参加することになるのでしょう・・・。