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【充実の2日間】100マイル完走攻略トレーニングキャンプ参加レポート

去る2019年11月16日(土)、17日(日)の2日間、神奈川県は箱根を舞台にトレイルランニングの「100マイル完走攻略プログラム」が開催されました。

世界を舞台に活躍するトレイルランナー、丹羽薫さんがプロデュースする2日間のトレイルキャンプ。

これから100マイルレース完走を目指す方から、既に100マイルレースに参加・完走をされている方まで、26名が集まっての開催です。

私も一参加者として、2日間のキャンプを堪能してきました。

今回は2日間のトレーニングキャンプの様子、キャンプを通じて得られたものを中心にレポートしたいと思います。

Day1.レクチャーを交えた約27kmのトレイルランニング


※トレイルキャンプの講師、丹羽薫さん

今回のトレイルキャンプではアウトドアブランドのサロモンから、トレイルランニングシューズ、バックパック、スントのGPSウォッチをレンタルし、2日間利用することができます。

2日間を通して、私はSENSE RIDE 2というトレイルランニングシューズをお借りしました。

ロードのランニングシューズに近い感覚で履けるシューズです。

あらゆるトレイルシーンで使用できる、オールラウンドタイプのシューズと言って良いでしょう。

アッパー部分のプロテクションはありませんが(その分、高い通気性と軽量化を実現)、アウトソールはどんなトレイルにもある程度対応できる作りになっています。


※サロモン SENSE RIDE 2

さて、1日目は箱根湯本駅近くの駐車場をスタートし、塔ノ峰、明星ヶ岳、明神ヶ岳、矢倉沢峠から金時山は目指さず、一旦下山。

エイドステーションで休憩を取ってから、ロードと林道を経て、仙石原から長尾峠を目指して登り、最終目的地の芦ノ湖キャンプ村を目指します。


※トレイルキャンプ1日目のルート。

1日目はトレイルの登り坂、下り坂の走り方・身体の使い方、ポールの使い方などに関するレクチャーを受けながら、約27kmのトレイル。

丹羽さんのデモンストレーションも踏まえて、各自実践していきます。


※ダウンヒルランニングのデモンストレーション

トレイルランニング中も一人一人に対し、丁寧にアドバイスしてくれるので、自身の感覚との擦り合わせができました。

身体の使い方が変わると、ランニング中に加わる身体へのダメージが少なくなり、今までより楽に走れるようになります。

実際に2日目のトレイルランで、その効果を実感することができました。

トレイルから一度下山したところにはエイドステーションがあり、補給食のバリエーションはレース以上の充実ぶり!


※1日目の豪華なエイドステーション。

エイドステーションで鋭気を養い、目的地まで残りのトレイルを進みます。

今回のトレイルキャンプでは、2日間箱根のトレイルを堪能したわけですが、とりわけ1日目の夕陽と富士山の絶景は息を飲む美しさ。

何度か箱根の外輪山には足を運んでいますが、夕陽に映える富士山を見ることができたのは初めてでした。


※富士見ヶ丘公園からの夕陽と富士山

最後は辺りも暗くなりかけた中、目的地の芦ノ湖キャンプ村に到着です。

ただ、1日目のプログラムはまだ終わりません。各自お風呂に入った後は、研修室で2つの講義が待っています。


※夕食&懇親会前に研修室にて講義を受ける。

1つは丹羽さんから「パフォーマンスアップのためのトレーニング&食事と行動食」に関する講義。

もう1つは、順天堂大学保健看護学部の辻川先生から「ランニングと血中乳酸」に関する講義。

どちらも、長距離を走り切るために必要なテーマであり、日常生活の中でもトレーニングでも活かせる内容でした。

講義の内容は雑誌 トレイルラン2019-20秋冬号(山と渓谷社)特集 コンディショニングの”新常識”にも記載されていますので、ご興味のある方はぜひ読んでみて下さい。

2つの講義終了後は屋外でのバーベキュー&室内にて懇親会。その後、各自就寝となりました。

長く、充実した1日目の終了です。


※1日目夜のバーベキューの様子

Day 2. 1日目を踏まえたレース形式のトレイルランニング

キャンプ2日目は1日目に教わった内容を踏まえて、芦ノ湖キャンプ村から箱根湯本の温泉「和泉」を目指すレース形式のトレイルトレーニングです。

その前に朝食!スタッフの皆さんが早朝から手作りの朝食を用意して下さいました。

恐らく、スタッフの皆さんはほとんど寝ていないのではないかと・・・。感謝しかありません。


※朝食で振る舞われた手作り料理の数々

朝食後、各自チェックアウトを済ませ、レース形式のトレーニングに向けて準備をします。

基本的には1日目のルートを逆走しますが、2日目は箱根の外輪山を巡るトレイルルート。1日目に通らなかった金時山にも登るルートです。

特に金時山周辺はハイカーや観光目的で登って来られる方も多く、配慮しながら進みます。


※トレイルキャンプ2日目のルート

ハイカーの皆さんを優先させながら、各々自分のぺースでゴールを目指します。

キャンプ2日目は金時山を下った後にある、矢倉沢峠にエイドステーションが設けられており、1日目に引き続き充実の内容!


※矢倉沢峠のエイドステーション

両日共に、変化に富んだ走りごたえのあるトレイルでした。

1日目に教わったことを踏まえて走ったことで、翌日以降も筋肉痛がなく、早速トレーニングの効果を体感した次第です。

走り終わった後は温泉で汗を流し、各々小田原に移動して懇親会&レースの表彰式。

懇親会では様々なお土産、プレゼントまで用意されていて、全体を通じて非常に満足度の高い2日間となりました。

編集後記


※1日目、明神ヶ岳にて。富士山をバックに。

今回私は合宿形式のトレイルランニングプログラムそのものに、初めて参加しました。

学びあり、実践あり、交流ありの充実した2日間。

トレイルランニングという文脈での学びや体験は沢山ありましたが、個人的にこの2日間の中で一番の意識改革が起きたのは「食事」です。

1日目の夜に食事に関する講義がありましたが、恐らく講義を聴いただけでは「意識改革」というところまで起きていなかったはずです。

講義を踏まえて、翌朝には丹羽さんが実際に普段の生活で食べている「手作りの朝食」が振舞われたわけですが、これが最高に良かった!

朝早くから、準備してくださったスタッフの皆さんありがとうございました!

そして、2日間全体を通じて大変お世話になりました。

今回のプログラムは理屈と体験がセットになっていて、私のように「頭では分かってるんだけど、実戦できてない人」を動かすのは体験しかないな!そう思えた2日間でした。

100マイル完走攻略プログラムは今回で6回目の開催。毎年秋と春に開催しているそうで、次回は2020年の3月の開催予定とのことです。

4月にはUTMFが控えています。2020年のUTMF完走を目指す方、UTMFに限らず少しでも楽に100マイルのトレイルレース完走を目指す方にはオススメのプログラムです。

私自身も、次回の開催を楽しみにしています。