1万円台でGPSウォッチが手に入る!GARMIN(ガーミン)ForeAthlete 230J
GARMIN(ガーミン)のGPSウォッチの中で、最も女性に人気が高かったForeAthlete 220J。多くの女性ランナーがWhite/Violetカラーのランニングウォッチを付けて走っているのをよく見かけました。
そのGARMIN(ガーミン)のForeAthleteシリーズの中で、2016年6月8日にリリースされたのがGARMIN(ガーミン)ForeAthlete 230Jです。前作のForeAthlete 220Jの進化版として発売されました。
※ForeAthlete620Jの進化版、ForeAthlete630Jも、同日発売開始されています。現在630Jは廃番となっています。
関連記事:GARMIN(ガーミン)の最上位版モデルForeAthlete 630J
ForeAthlete 220Jといえば、GPSウォッチの中で最も軽量級の40.7g。なので、女性にも人気が高く、ランニングウォッチを付けて走ることに抵抗のある人(重量感に抵抗のある人)にもオススメのモデルでした。
そのForeAthlete 220Jの進化版は果たしてどんな進化を遂げているのか?
前作からの比較も含めて概要を解説していきたいと思います。
目次
GARMIN(ガーミン)ForeAthlete 230Jとは?
本家アメリカでは、既にForerunner 230としてリリースされています。この日本バージョンがForeAthlete 230Jです。
日本版はアメリカ版とカラーバリエーションが違いますが、機能は基本的に同じです。
※ForeAthlete 230JのカラーバリエーションはBlack/WhiteとPurple Strikeの2パターン。
ちなみに、Forerunner 230のプロモーションビデオはこちら。
新たに加わった機能
ForeAthlete230Jは前モデルと比べ、バッテリー駆動時間が拡大され、ディスプレイサイズの大画面化、解像度のUPを図りました。
加えて、最大酸素摂取量(VO2max)の予測も可能になり、リカバリーアドバイザー機能(要は次のランニングまでどれくらいの休息が必要なのか、ランニングウォッチがアドバイスしてくれる機能)。
VO2maxの予測機能はForeAthlete920XTJ、620J、235J、今回新たに加わる630Jに搭載されていますが、230Jにも同じく搭載されることになりました。
今後のモデルには全て搭載される(標準装備)であろうことが予測できます。
ForeAthlete230Jは初級ランナーから上級ランナーまで、幅広く対応できるモデルと言えるでしょう。
つまり、ビギナーの頃に購入しておけば、自身のランニングに関するレベルが上がっても、長く愛用できるわけです。
ランニングウォッチ、GPSウォッチと言うと、ランニングのパフォーマンスUPに役立つ機能ばかりが注目されがちですが、Garminは2016年に発売している全てのモデルに「スマートウォッチ」としての機能を搭載しています。
つまり、Garminのライバルは、エプソンやスントなどの、所謂ランニングウォッチだけではなく、Apple WatchやFitbitなどとも対応していくことになるのでしょうか。
※Garminはスマートウォッチ単体としてはvivo activeやvivosmartシリーズを展開。
その他スペックの比較
サイズ(厚さ)
220J・・・12mm
230J・・・11.7mm
重量
220J・・・約40.7g
230J・・・約41g
ディスプレイ
220J・・・直径 25.4mm / 180 x 180 ピクセル / カラー
230J・・・直径 31.1mm / 215 x 180 ピクセル / カラー
防水機能
220J・・・50m完全防水
230J・・・50m完全防水
動作時間
220J
– トレーニングモード 約10時間
– 時計モード 約6週間
230J
– トレーニングモード(GPS):約16時間
– トレーニングモード(GPS+GLONASS):約12時間
– 時計モード:約12週間
– 時計モード+ライフログ+通知機能:約5週間
※GLONASSとはロシア政府のために運用されている衛星測位システム。
GPSはアメリカ合衆国に運用されている衛星測位システムのことを指します。
GPS+GLONASSということはより正確なデータを取る場合、と考えましょう。捕捉時間が短縮化されるそうです。
保存可能データ容量
220J・・・約200時間分の走行軌跡ログデータ
230J・・・約200時間のトレーニングデータ
価格
220J・・・¥24,800(税抜)
※心拍ベルト付きは¥32,800(税抜)
230J・・・¥19,800(税抜)
※発売当初は¥29,800で販売されていた。
スマートウォッチとして活用できる
ForeAthlete230Jはランニングのパフォーマンスアップのために活用するアイテム、というだけではありません。
スマートウォッチとして使用することで、現在地周辺の天気/気温/最高・最低気温、降水確率の確認ができたり、スマートフォンの音楽の再生/停止/曲送り/曲戻しができたり、ペアリング中のスマートフォンの着信や受信したメッセージの通知をデバイスの画面に表示できたりします。
つまり、ランニングを「楽しむ」要素も沢山あるということです。
さらに、活動量計として使用することで、一日の歩数や距離、消費カロリーなど毎日の基本的な動きを計測できるため、日常の健康管理も可能です。
GPSウォッチが1万円台で手に入る
ForeAthlete 230Jで特筆すべき点としては大きく2つあります。
一つは価格。もう一つはバッテリーの稼働時間です。ランニング用のGPSウォッチを購入しようとすると、平均で3万〜4万円程の価格帯が多くを占めます。
中には7万、8万円するGPSウォッチもあるわけです。
ForeAthlete 230Jの価格は前述した通り、19,800円。もちろん、他社メーカーのGPSウォッチで10,000円台のものは、少ないながらも存在します。
ただ、非常に安っぽかったり、液晶が白黒で、時計の画面が見やすいとは言えないものがほとんどです。
ForeAthlete 230Jはカラーディスプレイ対応であり、かつバッテリーの稼働時間が16時間とウルトラマラソンでも使用できるモデルとなっています。
最近ではほとんどのGPSウォッチに搭載されるようになった、光学心拍計には対応していませんが、コストパフォーマンスで考えると一押しのGPSウォッチです。
※光学心拍計とは、時計本体の裏側にあるセンサーで、日常生活やランニング中の脈拍を測定できる機能です。
心拍数を計測する場合は、胸部に心拍ベルトを装着する必要がありました。ですが、最近では簡易的に手首で心拍数を予測できるようになったわけです。
まとめ
今回はGARMIN(ガーミン)のGPSウォッチの新作、ForeAthlete 230Jの特徴と機能について前作の220Jと比較することで解説をしてきました。
トレーニングモード(GPS)の計測時間も16時間に伸びたことから、フルマラソンに限らず、将来的にはウルトラマラソンを制限時間内に完走したい!というランナーにも使用できるようになりました。
ランニングのパフォーマンスUPだけに留まらず、日常生活をより充実させる「スマートウォッチ」としての機能にも注目です。
ランナーの多くは心拍計を付けない方が多いですが、パフォーマンスアップを図るのであれば、心拍計は必須アイテムです。
今回のForeAthlete 230Jにも、前作に引き続く形でパープルカラーがラインアップとしてありますので、やはり女性に人気のモデルとなるのではないでしょうか?
ランナーズNEXTではForeAthlete230Jを含め、GARMIN社のGPSウォッチを活用したワークショップや体験会を企画しています。
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