1. TOP
  2. ランニングとダイエット
  3. ランニングで内臓脂肪を「燃える脂肪」に変えろ!そのメカニズムとは?

ランニングで内臓脂肪を「燃える脂肪」に変えろ!そのメカニズムとは?

ランニングとダイエット
この記事は約 5 分で読めます。 16,650 Views

それでは褐色脂肪組織を増やしたりUCP1を活性化させる方法があれば、その方法を実践して褐色脂肪組織を増やしてUCP1を活性化させたいですよね。

褐色脂肪組織を増やし、UCP1を活性化させる方法としては2つあります。1つは寒冷刺激を与えること、もう1つは運動を行うことです。

UCP1が活性化されるメカニズムのポイントは、「ノルアドレナリン」にあります。

※ノルアドレナリンは神経を興奮させる作用のある伝達物質。

ノルアドレナリンが褐色脂肪組織のβ受容体という受容体に結合することでUCP1の遺伝子発現が上昇し、熱を作り出すことが知られています。

寒冷刺激を与えると交感神経が活性化されます。それによりノルアドレナリンが放出され、UCP1が活性化され、熱を作り出してくれます。

寒冷刺激の方法として有効なのは、プールに入ることです。水中では水温が体温よりも低いため、多くの熱が奪われます。なので、体内の熱産生のスイッチが入り、より多くの熱を作り出してくれます。

また、運動を行った際にもノルアドレナリンは分泌されるので、それによりUCP1が活性化され、熱を作り出してくれます。

また、ランニングを行うと、褐色脂肪組織が増えることも知られています。褐色脂肪組織を増やすために重要なタンパク質として、「イリシン」というタンパク質が挙げられます。

運動を行うと骨格筋からイリシンというタンパク質が分泌されます。このタンパク質が血液を通り白色脂肪組織に届けられます。すると白色脂肪組織においてPGC-1αというタンパク質を活性化させ、ベージュ化(白色脂肪組織を褐色脂肪組織に近い性質へと変える)させるということが知られています。

また、寒冷刺激を行うことでもイリシンが分泌され、PGC-1αが活性化されることで白色脂肪組織のベージュ化が引き起こされることもしられています。

なので褐色脂肪組織を増やすには寒冷刺激やランニングが効果的なのです。

まとめ

今回は褐色脂肪組織の性質やランニングとの繋がりについて説明してきました。

褐色脂肪組織はエネルギーを熱に変換することができるので、ダイエットを行う上で重要となります。

褐色脂肪組織はランニングや寒冷刺激を行うことで増やすことができます。今回は少し専門用語も多く登場し、分かりづらい点も多かったかと思います。ですが、要は溜まってしまった内臓脂肪を燃やすためには、ランニングを含めた運動を行うこと。

さらに日本の場合は、燃える脂肪を作るためには、冬場の寒冷刺激を与えることのできる環境でランニングを実施することがポイントであるということです。

ランニングを行うことでエネルギーを消費することもできるので、ダイエットに積極的にランニングを取り入れてみてはいかがでしょうか。

\ SNSでシェアしよう! /

ランナーズNEXTの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ランナーズNEXTの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

中野卓

中野卓

運動生理学、スポーツ栄養学を専攻する大学院生。
トレーニング効果を高める栄養素についての研究を行っている。
マラソンやランニングに関する有益な情報を、運動生理学やスポーツ栄養学的な観点から発信していきます。

この人が書いた記事  記事一覧

  • 最大酸素摂取量(VO2max)を高めるためのマラソントレーニングとは?

  • 記録を伸ばしたいマラソンランナー必見の栄養素「5-アミノレブリン酸(ALA)」とは?

  • マラソンやランニングのパフォーマンスを高める4つの栄養素とは?

  • ω3(オメガ3)系脂肪酸はランニングパフォーマンスを向上させるって本当?

関連記事

  • ランニングでダイエットを成功させるなら知っておきたい5つのルール

  • ランニングのダイエット効果を高める時間帯、マラソンのパフォーマンスUPに最適な時間帯はいつ?

  • 夏本番のダイエット!必ず知っておきたい体重の話

  • ランニングでダイエットを始めて効果的に痩せる方法とは?

  • 脂肪1 kgを減らすには何km走ればいいの??

  • ランニングでダイエット!痩せたいならこの一点だけは必ず注意しておこう!