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海外のランニングクラブと日本のランニングクラブについて考えよう(オーストラリア・シドニー編)

ランニングお役立ち情報
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主に日本のランニングクラブでは、グループをレベル別に分け2列に並び、先頭をコーチが引っ張るという形が多いのではないでしょうか?

オーストラリアでは、ペース毎にグループ分けは行いません。スタートは全員一緒で、各自が自分のペースで走ります。

もちろん走力にはそれぞれ差があります。そこでインターバル走を行う際に毎回全員が同時スタートできるようにするため、1番速い選手達の基準で距離、セット間の休憩時間を設定します。

例えば400m×10本のメニューでトップ選手が400m1分で走るとします。そうすると他のランナーはそれに合わせて自分が1分で走れる距離を設定します。(350m×10本、300m×10本のように)。

これによって実力に差があっても、皆が同じサイクルで走ることができます。またコーチによる個別ペース設定もありません。スタート前に今日は5kmのレースペース、ハーフマラソンのレースペースというように指示があり、各自でペースを考えて走ります。

日本ではほとんどの場合、実業団、学生、市民ランナーのクラブというように、はっきりと区別されています。ですが、シドニーでは少し異なってきます。ランニングクラブの中に、国を代表するランナーがいるクラブもあります。

私が所属していたクラブには、オリンピックのオーストラリア代表が2人在籍していました。その他にも5000m, 10000mを13分台、28分台で走るランナーが3人いました。年齢層も10代から70代までと幅広く、レベル、世代問わず、みんなが一緒になって走れるのが一番の魅力です。

ジュニア世代はシニア世代からいろんなことが学べ、またシニア世代はジュニア世代から元気をもらうことで、お互いを刺激し合える環境にあります。

練習内容としては、火曜日に短めのスピードトレーニング、木曜日が起伏を使ったヒルトレーニング、土曜日がロングインターバル走、もしくはロングテンポ走(一定のペースで走る練習法)、日曜日がロング走となっています。

なので、自身の目的に合わせて部分的に参加するなど、調整も手軽にできます。

まとめ

このように、日本のランニングクラブとの大きな違いは、練習の中での自主性というのが一番大きいのです。

ただこういった背景にはもちろん文化、環境の違いがあるので一概にどちらが正しくてどちらが良いということはありません。ですが、普段の練習の中から自分のペース感覚を磨くことは、レースの中でとても大事になってきます。

日本人ランナーでよくみられるのが1kmあたりのペースを細かく気にしすぎるという点です。たまに「周囲のランナーに惑わされてペースが狂ってしまった」などという声を聞くことがあります。自分を中心にレースが動くということはまずありません。1kmあたりのペースも、コースが変われば若干ずれるのは当たり前です。

練習の中で誰かが一定のペースでリードしてくれることにより、自分でペースを作るということが苦手になっている方は練習の中で自分に何が足りないのかを考えて走ってみてはいかがでしょうか。

9月のシルバーウィーク中にシドニーマラソンが開催されます。センテニアル・パークはフルマラソンのコースの一部にもなっています。

一度シドニーに訪れた際はぜひ立ち寄ってみて下さい。練習会に参加したい方は当日の飛び入りも可能ですので、ぜひ現地のランナーと一緒に走ってみませんか?

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原口孝徳

原口孝徳

大学まで駅伝部に所属。その後アメリカ、カナダ、オーストラリアの3カ国に在住。
大学卒業後は一度は走ることをやめるも、アメリカ在住時に走ったマウイマラソンをきっかけに海外のランニングに興味がわき再び走ることを始める。
カナダ、バンクーバーにてランニング専門店で働き、バンクーバーマラソンでは日本人サポートスタッフとしても活動。
オーストラリア、シドニーにて10000m記録保持者と共に練習することでトップランナーのノウハウを学ぶ。
日本帰国後は大手スポーツメーカーに勤務。
フルマラソンの自己記録は2時間25分45秒

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