ランニングをするなら「朝」と「夜」どちらが効果的なのか?
この本の中の事例では、通常の授業が始まる前の「0時限目」に身体を動かし、ランニングを行うことで、クラスの学業成績が向上したということが報告されています。
ランニングをすることで脳への血流が促進され、酸素やエネルギーが供給されることによって、脳は常に活発に活動している状態となるわけです。
ビジネスで考えなどが行き詰まったり、集中力が切れてしまった場合は、じっと座って考えるのではなく、立って動いたり歩いたりしてみることで思いがけないアイデアが浮かぶことがあります。
特にランニングをしている最中に、良いアイデアが浮かぶことは、よくある話です。
日常の生活リズムが整いやすくなる
朝にランニングをすることをオススメする理由は他にもあります。
朝起きてから身体を適度に動かすと、ランニング後は空腹感を覚え、朝食をおいしく食べることができます。
起きた直後から何も食べずに運動することはあまりオススメ出来ませんが、水分補給とバナナなど糖分を含んだ手軽に食べられるものを取ってから身体を動かすと、その後の食事をきちんと取ることに繋がります。
朝食を欠食べないという習慣は、健康にも美容、ダイエットといった観点からも、なるべく避けたいところなので、三食しっかり食べることを習慣化するためにも、積極的に「朝のランニング」にトライしてみてください。
特に出張先のランニングは、いつもと走る景色も変わりますし、ホテルの朝食が最高に美味しく感じます。
いつもと違った景色と空気感の中でランニングをすると、心身ともにリフレッシュでき、日常生活の中では得られない刺激が入ることで脳の活性化にも繋がるわけです。
「旅ラン」とも言われますが、これは一度体験してみたほうが早いので、ぜひ旅先や出張先で朝食前に30分ほどランニングをしてみるといいでしょう。
また、ランニングをする際にはストレッチも忘れずに!
代謝を高めることができる
3つ目の理由は、「代謝」です。
一日の始めにランニングを行うことによって、その日の代謝活動を上げようとする働きが活発になります。
当然、運動を継続していけば基礎代謝が低くならなくて済みます。
基礎代謝とは、生命を維持するのに必要な最小のエネルギー量のことです。
これが年齢とともに落ちてきます。
基礎代謝が落ちると、徐々に痩せにくい身体になってしまうわけです。
事実、若いころと同じ運動量を維持していても痩せなくなった・・・という方はかなりいらっしゃいます。
ですから、年齢とともに低下してくる基礎代謝を運動によって何とか低下させないようにしよう!というのが狙いです。
基礎代謝が維持できると何が良いのかと言うと、冷え性などの予防にもなりますし、脂肪燃焼の効果も維持できるからです。
基礎代謝が高い状態でランニングをする方が、低い状態で行うよりも痩せやすいということになります。
代謝が高い状態だと、交感神経が優位になりますから、仕事中に眠たくならなくて済みますし、仕事の生産性も向上するわけです。
まとめ
以上、今回はランニングをするなら「朝」と「夜」どちらが効果的なのか?というテーマで、朝のランニングが仕事の生産性を上げる3つ理由をご紹介しました。
必ずランニングをする時は朝じゃないとダメなのか、というとそうではありません。
それぞれの生活スタイルの中で、いかに習慣化できるかが最も大切です。
日頃から夜にランニングをすることが習慣化されているのであれば、無理に変える必要はありません。
ですが、もし朝にやっても問題がないという方は、スイッチしてみるのも1つの手です。
そうすると、自分の中で朝と夜、どちらでやった方が調子が出るのかが身をもって理解できるようになるでしょう。
まずは、ランニングの習慣化を第一優先に、可能な人は朝型のランニングスタイルを確立してみて下さい!!