ランニングの取り組み方次第で年収はアップする!経営コンサルタントから学んだビジネスに活かせるランニングの作法!

なぜデキるビジネスパーソンほど、スポーツに取り組むのか?

今や多くのデキる経営者がスポーツに取り組んでいます。中でも、ランニング、マラソン、トライアスロンは経営者に圧倒的な人気があり、他にもジムで筋力トレーニングに励む経営者も沢山いらっしゃいます。

日々「忙しい」と言われる経営者がわざわざ時間を使って、しかもストイックに取り組んだとしても、直接的に会社の売上が上がるわけでもありません。

ですが、経営者が積極的にランニングやマラソなどのスポーツに取り組んでいるのは、健康の保持・増進、気分転換、ストレス発散以外の何かがきっとあるはずです。

そんな中、この10月に年収の伸びしろは休日の過ごし方で決まる ズバ抜けて稼ぐ力をつける戦略的オフタイムのコツ34(朝日新聞出版)という書籍が出版されました。著者は株式会社パジャ・ポスの池本克之氏。

2度の株式上場に経営者として携わり、7社の社外取締役を務めている経営者でありながら、大企業から中小企業に至るまでを指導するコンサルタントとして活躍されています。

池本氏自身もランナーであり、ウルトラマラソンを何度も完走されています。

自身も経営者でありながら、様々な経営者と接しているからこそ、書くことのできた書籍。

今回は本書を通じて感じた、ビジネスに活かすランニングの活用術を紹介していきたいと思います。

ビジネスパーソンがランニングに取り組むべき理由

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「ビジネスパーソンたる者、スポーツに取り組むべし!」。

これは筆者自身が2012年に池本氏から直接受けたアドバイスです。

実は、筆者が今でも継続してランニングに取り組めているのは池本氏のお陰と言っても過言ではありません。

著書の中でも、池本氏自身がビジネスに活かすという切り口でランニングに取り組まれていることが書かれていますが、計画性セルフマネジメントはビジネススキルとして仕事に活かすことができると書かれてあります

ランニングでターゲットとするレースに出場し、目標を達成するまでのプロセスは、ビジネスで目標設定をして達成していくまでのプロセスと同じです。

例えば、3ヶ月後のフルマラソンで3時間半を切る!という目標を立てるとすると、現在地を把握した上で、目標から逆算した計画を立てる必要があります。自己ベストが4時間半なら、どうすれば3ヶ月で1時間記録を短縮することができるだろうかと。

1時間を埋めるためには「課題」となっているポイントがいくつかあるはずです。

レース後半に足が動かなくなってしまう、心肺機能が追いつかない、序盤に飛ばしてしまい、後半は必ず失速してしまうなどなど。

あとは出てきた課題を一つ一つ潰していく。課題が解決できるような計画を立て、実施していくわけです。

ビジネスにおいても、目標設定から課題を抽出し、解決策を実行するという流れを基本的には踏んでいるはずです。

一方で、仮に練習計画を完璧に作ることができたとしても、プラン通りに100%実行することは難しいでしょう。

著書の中でも書かれてありますが、練習を計画していた日に雨が降ったり、急な仕事が入ってしまったり、子供が熱を出してしまったり、色んな想定外が起こりえます。

そこで大事になってくるのが「修正力」です。いかにして、できなかった分を取り戻すか、タイトなスケジュールの中で走る時間を捻出するか、手腕が試されます。

もちろん、ビジネスパーソンは走ることで生計を立てるわけではありませんから、そんな状況をも楽しみながらできる人、が所謂デキる人なのだと思います。

しかも、ランニングはビジネスに必要なプロセスをタダで疑似体験できるので、非常にオススメです。

数値計測をすることの重要性

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「ビジネスパーソンはスポーツに取り組むべし」、と教わってから試行錯誤しつつ、ここまで約4年程ランニングを継続してきて感じること。

それは、ビジネスもランニングも改善のためのヒントが「数字」としてアウトプットされることです。

「計測できるものは必ず改善できる」と言われるように、どうやったらこの数字を改善できるのかを考え、実践していく。

数値目標を立て、課題を数値として把握することができれば、必ず改善すべきところや弱点が見えてきます。

ランニングもビジネスも科学的な側面がありますから、数字を把握しておくことは非常に大切です。

逆に数値を把握できていなければ、具体的な解決策が打てません。

例えば、フルマラソンで3時間半を切る!という目標を立てたとしても、目標達成のためにどれくらいのペースで走らなければならないのかを把握できていなければ、練習計画すら立てることができません。

また、自分自身が日頃どれくらいのペースでどれくらいの距離を走れるか把握できていないと、目標達成に必要なペーストのギャップを認識できません。

今は凄く便利な時代になりました。ランニングウォッチを装着して走りさえすれば、どれくらいのペースで何キロ走ったかというデータだけではなく、どんなコースを走ったのか、心拍数はいくらなのか、どれくらいランニング中に身体が上下動しているか、ランニング中に足が着地している時間でさえも計測できます。

様々な数値データを計測し、改善策を講じることで目標を達成することができますし、仮に何らかの要因で目標が達成できなかったとしても、3ヶ月前の自分よりは確実に進化・成長しているはずです。

ビジネスについても同じ側面があります。例えば、あるサイトからAという商品を売りたいと考えた時に、そもそもそのサイトにはどれくらいのアクセスがあり、何%の確率で商品の購入に至っているのかを数字で把握できていなければ、目標達成までのプロセスを立てることすらできません。

デキる人ほど「ハマる」力を持っている

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実は、デキるビジネスパーソンや経営者は「ハマる」力を持っています。

筆者自身もこれまで多くの経営者を「トレーニング」「身体のケア」などを通じて見てきました。

結局のところ、いわゆるデキる人というのはチャレンジングな目標を立て、自分なりに仮説・検証活動を楽しめる人、そして自分の身近な何かと同じ構造を見つけて同じように楽しめる人ではないかと思っています。

例えば、ランニングをするにしても、今までフルマラソンで4時間台で走っていた人が3時間半を切る(サブ3.5)という目標を立てる。そのために必要なことを自分なり考え、実施していく。といった感じです。

池本氏のようにウルトラマラソンにチャレンジするという人もいるでしょう。

チャレンジは人それぞれですが、デキるビジネスパーソンは目標達成に至るまでのプロセスをも楽しめる人なのです。

今回、冒頭でご紹介した書籍は、いわゆるランニングを指導する人がランニングのノウハウを紹介する、というようなありきたりなものではありません。

経営者、経営コンサルタントである著者がランニングを含めたスポーツとビジネスの同じ構造を見つけ、紹介をしています。

※ランニングについて書かれているところは、あくまで書籍全体の中の一部ですが。

ランニングを単なるランニングで終わらせるのではなく、いかにしてビジネスとリンクさせれて考えることができるか。

自分の身近なもの(経営者であれば、ビジネス)と同じ構造を見つけることで、継続する仕組み、チャレンジする仕組みを作っているわけです。

経営者であれば、仕事で成果を出すことが必ず求められます。オフの日でも仕事のことを全く考えない日は無いと言っていいでしょう。

つまり、普段から習慣にしているもの、チャレンジしていることと同じ構造をランニングの中に見つけることができれば、自然と。

ランニングをすることも仕事の一部だと考えることができれば、継続せざるを得ないわけですから。

まとめ

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今回の記事はいかがだったでしょうか?

著書の内容をそのまま書くのではなく、そこから得られた筆者自身の気付きをご紹介するというスタンスで記事を書かせていただきました。

本書は過去に2度の上場を経験し、自身が経営者として仕事をしながら、コンサルタントとして多くの経営者を見てきた中で語られた事実だからこそ、説得力も増します。

その他、著書の中では

・仕事のストレスをオフで解消するのは3流

・筋トレと仕事に共通する「時間効率」の重要性

・真っ先に遊びのスケジュールを入れる人ほど時間単価が高い

・一流は我流の限界を知り、プロの助言に学ぶ

などなど、ビジネスで成果を上げるためのヒントが語られています。

より詳細を知りたい方はぜひ書籍にてご確認下さい。ランニングに限らず、デキるビジネスパーソンとして成長するためのヒントが満載です。