ランニング用スポーツサングラスの人気ブランド・ベスト4はこれだ!

ランニングやマラソンをするランナーにとって、スポーツサングラスが必要な理由、選び方、手入れの仕方を前回、前々回の記事でご紹介してきました。

次に出てくる疑問としては、実際にどんなブランド、メーカー、フレームが人気があるのか?ということです。

スポーツサングラスと言っても、本当に沢山のブランドやメーカーがあります。また、同じブランド・メーカーの中にも様々なフレームが存在しているわけです。

スポーツサングラスは基本的に「デザイン」を重視して選んで良い!ということをインタビューの中で教わりました。ですが、実際にサングラスを選ぶ段階で出てくるのは、どんなブランド・フレームが人気なの?そもそもランニング用のスポーツサングラスのブランドがわからない・・・。ということかもしれませんし、洋服などと同じでスポーツサングラスが他の人と被ってしまうという心配もあるかもしれません。

いずれにしても、どのスポーツサングラスが人気でランナーに選ばれているのかを知ることで、安心してサングラスを選択することができますし、他の人とできるだけ違った個性を出すことだってできますよね。

そこで今回は東京・上野にあるスポーツサングラスのプロショップ、オードビーのオーナー佐藤さんへのインタビューを元に、ランニング用スポーツサングラスの人気ブランド・ベスト4を紹介していきたいと思います。

※個々のサングラスは独自でリサーチしたものです。販売価格は参考価格として表記し、レンズ等により変動します。

第1位:OAKLEY(オークリー)

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ランナーの間で最も人気の高いブランドと言えば、オークリーです。2000年に開催されたシドニーオリンピック、女子マラソンで高橋尚子さんが終盤のラストスパートの際に、沿道にサングラスを投げ、競り合っていたリディア・シモンさんを引き離した映像は今でも尚、放映されますが、やはりあの時のインパクトは非常に大きかったわけです。

その後、オークリーが陸上競技界へスポーツサングラスの啓蒙活動を熱心に行ってきたことが、現在花開いた格好になっています。

また陸上競技界だけでなく、野球、ゴルフ、スケートの多くの選手が愛用しているのがオークリーです。

フレームの種類も多岐にわたります。

下記にオークリーの中でも人気のシリーズを紹介します。

RADAR LOCK™(レーダーロック)

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スウィッチロックテクノロジーを搭載した次世代モデル

世界で活躍するトップアスリートから妥協を許さない要望に応じて開発されたRadar Lock™(レーダーロック)はシンプルなスウィッチ一つでレンズ交換可能な優れたモデル。
大自然の中で急激な天候の変化にも瞬時に対応でき、オークリーが持つ豊富なレンズバリエーションを最大限活用できます。

販売価格:33,480円

RADAR®(レーダー)

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スポーツパフォーマンスアイウェアーの最高峰

オークリーの代名詞ともいえるRadar®(レーダー)はトップアスリートが多用する不動のモデル。

レンズ交換が可能で、あらゆるスポーツシーンに対応できます。
日本人の骨格に合わせたアジアンフィットフレームと2タイプのノーズピースを使い分けることで一人一人に合ったフィット感とフォールド感が得られます。

販売価格:28,080円

FLAK JACKET®(フラックジャケット)

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不動の人気を誇るスポーツパフォーマンスアイウェアの最高峰

スポーツサングラスの礎ともいえるFLAK JACKET®(フラックジャケット)は数多いモデルの中でも人気NO.1。

日本人の骨格にあわせたアジアンフィットフレームと2タイプのノーズピースを使い分けることで、一人一人に合ったあったフィット感を得られます。
レンズにはハイドロフォビテックコーティングが施され、水分や皮脂などの油分、さらにほこりなどの汚れもはじきます。

販売価格:22,680円

第2位:RUDY PROJECT(ルディプロジェクト)

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オークリーの次に人気が高いのがイタリアのブランド、ルディプロジェクト。NXTのレンズを取り付けたレンズを非常に多く出しているメーカーです。

最初から調光レンズを選ぶのであれば、ルディプロジェクトのサングラスは非常に人気の高いブランドだといえます。度付きのスポーツサングラスを選びたい方に人気のブランドです。

TRALYX(トラリクス)

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風が彫刻したようなシェイプを持つトラリクスはスポーツアイウェアの頂点を再定義。

完全に新しくなった形状、ユニークかつパワフルなデザインを備えたトラリクスは外観もパフォーマンスも究極のモデル。
軽さを感じさせるスタイリングと快適性は周辺部まですっきりと見渡すことができる視界とパワーフロー・システムによって熱の放出をスムーズに行いながらも空力特性と視界を損なうことがありません。

ランナー、トライアスリートにおすすめの一品です。

販売価格:31,860円

IMPULSE flip up (インパルスフリップアップ)

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最大の特徴は、サングラス部分を上に跳ね上げることができるFLIP UP(フリップアップ)機能。
サングラス部分の跳ね上げ・下げが出来ます。

フリップアップのサングラス部分は取り外し可能で、度付き用のクリップオンも取り外すことができます。
1つのフレームでサングラスとしても、メガネとしても使いたい方におすすめです。

販売価格:30,240円

FIREBOLT(ファイアボルト)

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FIREBOLT(ファイアボルト)は、より低価格のモデルながら、ルディープロジェクトの高機能な仕掛けをちりばめたモデル。
最軽量24gのライドンより劣りますが、26gと軽量で掛け心地は抜群。細かいゴミや花粉などの侵入を極力防ぎます。

販売価格:22,000円

第3位:zerorh+(ゼロアールエイチプラス)

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2001年にイタリアで生まれたスポーツラグジュアリーブランドです。zerorh+のサングラスはイタリアンデザインでありながら、日本仕様は全て日本からのオーダーによるオリジナルとなっています。

その為、掛け心地が良く、フレーム素材の「グリルアミドチタニウム」は復元力に優れ、柔軟性も高い仕様です。
ノーズパッドは3次元で無段階に調整可能とのこと。スポーツサングラスの中で最軽量クラスのブランドです。

OLIMPO(オリンポ)

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アルベルト・コントドール(Alberto Contador)スペイン・マドリード生まれの自転車競技ロードレース選手がデザインしたモデル。
ノーズ(鼻)部分の高さと幅が調整可能。テンプル(耳に掛けるゴムの部分)に長さを変えらサングラス内側の空気調整が出来曇りを緩和します。

販売価格:28,620円

RADIUS(ラディウス)

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Radiusは鼻頭(はながしら)を面で押さえることが出来る3次元調整ノーズを装備。
サングラスの重量は26gと軽量。人気のランニング・シューズのカラーリングを参考に数多くの画コンテを作成。
男女世代を問わず支持の多かった4つのカラーを選出。

販売価格:16,200円

META(メタ)

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スポーツサングラスの優れたアイプロテクション機能とファッションサングラスのカジュアル感を高次元で融合させたモデル。
スポーツシーンでも日常生活の中でもシーンを選ばずにサングラスを愛用したい人におすすめの1本です。

販売価格:25,200円

第4位:adidas(アディダス)

 

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前述のzerorh+と同程度の人気を誇るのがアディダス。日本でも知名度の高い、ドイツに本社を置く、スポーツ用品の総合ブランドです。

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幅の広めのラージサイズ。長時間の着用でも疲れを感じさせない人間工学から考えられたテンプル形状。
テンプルは3段階角度調整可能。シリコンノーズの高さ2段階角度調整可能。

販売価格:20,520円

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スッキリとシンプルなスポーツサングラスで必要最小限のスペックにすることで低価格を実現したモデル.
鼻の部分にヌケがあるデザインは曇り防止にもなっています。

販売価格:12,600円

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ツールドフランスなどでもトップ選手の「眼」を守るサイクル用ハイエンドモデル。「光」だけではなく「風」の侵入も極限まで防ぐ。テンプル3段階、ノーズ2段階角度調整機能搭載。

販売価格:24,840円

スポーツサングラスのプロショップが提供できる価値

佐藤さん曰く、スポーツサングラスの場合は、海外製のブランド・商品がほとんどだという問題点があるそうです。上記でご紹介したブランド(オークリー、ルディプロジェクト、zerorh+、アディダス)全てが海外ブランドです。

そうすると、日本人は海外の人たちと基本的に骨格が違ってくるので、フレームが合わない。今ではアジアンフィットのサングラスも多いようですが、基本的には合わないとのこと。

海外製のブランドで日本人の骨格に合わないものをフィッティングする役割がスポーツサングラスのプロショップあることを教えていただきました。フレームをその人その人に合わせて調節してあげるということですね。

メガネは基本的にその人の鼻や耳といったパーツに合わせて調節し、お渡しをする。スポーツサングラスにおいても同じだということです。

提供できる価値として大きなものは1つは「度付き」のレンズを提供できるということ。もう1つはアドバイスです。自分でサングラスに付いているタグを見て判断するのではなく、購入のアドバイスを直接してもらえること。

度付きのレンズはどうしてもネットだと難しい。実際に計測する必要があります。

まとめ

今回の記事はいかがだったでしょうか?

実際にプロのサングラスショップを経営されている方に、20年の経験の中で得てきたノウハウを惜しげも無く公開してもらったわけです。

ぜひ、今回の記事、そして前回、前々回の記事も含めて参考にしていただければと思っています。

筆者自身も様々なブランドのホームページで特徴をリサーチしてみました。ですが、どのブランドも説明が難しくて非常に分かりづらい。違いもよく分からないという難点がありました。

一方、今回のインタビューでは非常にシンプルにかつ、分かりやすくスポーツサングラスを選ぶポイントを解説してもらうことができました。サングラスを選ぶ際の基本として是非押さえておいて下さい。

佐藤さんは20年前にまだ誰も日本の中でスポーツサングラスのショップが全く無かった頃からプロとして活躍されている業界のパイオニアです。

そんな素晴らしい方に直接アドバイスを頂いたことに、筆者自身が非常に感謝をしています。

今では佐藤さんが指導をされてきたショップが全国にもいくつかあるそうです。インターネットで検索をして出てくるショップは基本的に佐藤さんが指導されてきたショップとの情報もいただいていますので、ぜひ直接足を運んでみてください。

以上、全3回の中でランニングとスポーツサングラスをテーマにお届けしてきました。

改めて、オードビー・オーナーの佐藤さんに御礼申し上げます。

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