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ランニングフォームを改善するために必ず押さえておきたい3つのポイント

 2015/05/25 ランニングノウハウ ランニングフォーム
この記事は約 6 分で読めます。

普段ランニングやマラソンをされている方であれば、「自分のランニングフォームは正しいのか?」とか「ランニングフォームが悪いから速く走れないんじゃないか?」とか「怪我をしないためのランニングフォームが知りたい」とか「もっとカッコ良く走りたい!」

と思っている方も多いのではないでしょうか?

特に初心者ランナーの方の中には、ランニングフォームを気にしている方が多いような気がしています。

ですが、ランニングフォームはランニング中に「ちょっと意識するだけ」ではなかなか改善できません

根深い癖ほど、意識以外の何かが必要です。

自身の癖を改善するためには、小手先のテクニックだけだとなかなかブレイクスルーが起きないわけです。

そもそも、ランニングフォームを改善しようとする前に、必ず押さえておかなければならないポイントがあります。

そこで今回は、「ランニングフォームを改善するために必ず押さえておきたい3つのポイント」というテーマで、それぞれのポイントに対して解説をしていきたいと思います。

癖の特徴を把握しておく

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まず最初に知っておかなければならないポイントは、今現在のランニングフォームを受け入れる、把握しておくということです。

どういうことかというと、今自分がどんなフォームで走っているのかを知っておく。

ランニング中の写真を撮る、動画を撮っておくといいかもしれません。

写真や動画を撮ることで、癖がわかります。

また、そのランニングフォームには、そうなるだけの理由が必ずあるわけです

仮に、あなたのランニングフォームが背中を丸くしながら走っているフォームだとしましょう。

背中が丸くなっているということは、恐らく日常生活の中に背中を丸めてしまう原因があります。

普段の立っている姿勢、座っている姿勢、デスクワーク中の姿勢など。

それに伴って、極端に硬くなっている筋肉や弱くなっている筋肉が存在するわけです。

じゃあ、背中が丸まらないように胸を張って姿勢を正して走ればいいのかと言うと、なかなかうまくいきません。

この場合、多くは走ることよりも、姿勢を正すことの方が大変だと思います。

理想論は胸を張った良い姿勢で走ることなのかもしれませんが、ランニング中にフォームを改善させようとすると無理があるわけです。

走っていて姿勢が窮屈に感じたことはないでしょうか?

自分なりにランニングフォームの改善を目指す前に、まずは自分自身の癖を把握しておく

まずは、それだけでOKです。

正しいランニングフォームは存在しない

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次に2つ目ですが、そもそも「正しいランニングフォーム」は存在しないということです。

ん!?と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、正しいランニングフォームというものは、あるようで実は存在しないんです。

もし、正しいランニングフォームが存在しているとすると、オリンピックのメダリスト達はメチャメチャキレイなフォームで走っていることになります。

速い人ほどキレイなランニングフォームで走っているのか・・・?

実際は違いますよね。

ここで2012年に開催された、ロンドンオリンピック女子マラソンの録画動画をご紹介します。

4時間弱の動画なので、全てをご覧いただく必要はありません。

注目してもらいたいのは、この大会の銀メダリストでケニアの選手のランニングフォームです。

ロンドンオリンピックのマラソン動画はこちら

2時間29分以降の動画を少しご覧いただければわかると思いますが、このケニア選手の足の運びにご注目下さい。

※2時間21分頃に足の運び方のスロー動画もあります。

足が着地して、次に地面を蹴って推進力を得る際に、足が外に流れるようにして走っているのが分かりますよね?

外に蹴りながら、走っているような感覚が分かれば大丈夫です。

これはキレイなフォームとは呼べないわけです。

怪我をするリスクすらあります。

では、この選手に「地面を蹴る際に、足を真っ直ぐ後方に蹴って走るよう意識して下さい」

とアドバイスしたとしても、フォームは改善されません。

超意識的に走りでもしない限り、無理でしょう。

他にも「これって怪我する可能性あるよね!?」という走り方をするトップランナー、スプリンターは沢山います。

ある意味、怪我をするリスクを抱えているのかもしれませんが、フォームを変えることで逆に怪我をすることだってありますし、パフォーマンスが低下することだってあります。

今回の記事では言及しませんが、それだけ「ランニングフォームを変える」ということは、センシティブな問題だということです。

ランニングの動きの中でフォームを改善しない

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最後の3つ目は、ランニング中にフォームを改善しようとしないことです。

先ほどのケニア選手の例でも挙げましたが、ランニングフォームをその場(ランニングをしている最中に)で修正しようとすると上手く行きません。

1つ目のポイントでもお伝えしましたが、今のランニングフォームには、そうなるだけの理由が必ずあります

その原因となっている動きを改善するには、基本的にランニング中ではない時に、段階的に改善を加えていくのがベターです。

例えば、トレーニング(エクササイズ)やストレッチで修正をかけていきます

ランニングという動き自体は、非常にシンプルではありますが、関節一つ一つの動きの流れを見ていこうとすると、非常に複雑です。ですから、複雑な動きの中で改善を加えていくよりも、よりシンプルな動きの中でやっていった方が効果があります。

例えば、ランニングの着地の際に、膝が内側に入るようなランニングフォームの人がいたとします。

その人に、「着地の時に膝が内側に入らないように注意して!」とアドバイスをしたところで改善はされません。

もちろん、一時的に改善はされても直ぐにもとに戻ってしまうわけです。

そのような人には、膝が内側に入る原因を見つけ出し、もっと単純な動きの中で修正していく必要があります。

単純に考えると、弱くなっているところはトレーニングをして鍛える必要がありますし、硬くなってしまっているところはストレッチ等で伸ばしてあげるとよいでしょう。

まとめ

以上が、ランニングフォームを改善する前に押さえておきたい3つのポイントでした。

実は自分で試行錯誤するよりも、トレーナーなどの専門家と一緒に考え、修正していく方が近道です。

ぜひ、今回の記事を参考にしていただきながら、怪我をしないかつパフォーマンスが上がるランニングフォームを作るきっかけにしていただければ幸いです。

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ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ビジネスアスリート
データサイエンティスト

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

自分自身も実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

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