1. TOP
  2. ランニングウォッチ・GPSウォッチ
  3. GARMIN(ガーミン)fenix5 徹底解剖〜スペックの違いから選び方まで〜

GARMIN(ガーミン)fenix5 徹底解剖〜スペックの違いから選び方まで〜

 2017/03/15 ランニングウォッチ・GPSウォッチ
この記事は約 10 分で読めます。

2017年3月31日にGARMIN(ガーミン)JAPANからfenixの新シリーズfenix5がリリースされました。
※fenix5Xのみ4月27日発売予定。

fenix3Jが発売されたのが2015年の10月なので、スポーツタイプとしては2年5ヶ月振りとなる新作です。

※ちなみにfenix4シリーズはありません。

今回新たに発売されるfenix 5シリーズはfenix5S、fenix5、fenix5Xの3タイプに別れています。

もともとfenixはランナー向けのGPSウォッチというよりは、アウトドア用ウォッチとして位置付けられています。

なので、ロードラン専門のランナーよりもトレイルランナーやトライアスリートが愛用しているシリーズです。

また、ランニングウォッチはデザインがビジネスシーンなど普段使いしにくい点があり、日常生活で使用する時計とランニング中に使用する時計を変えなければならないため、スマートウォッチ的に一貫したデータを取得するには不便だったりします。

ですが、fenix5シリーズはビジネスシーンでも使用できるデザイン性の高いモデルなので、日常生活でもランニング中でも1つのデバイスで一貫したデータ取得が可能です。

GARMINのランニングウォッチの中では、最上位モデルとなるので機能性は抜群です。それに伴い、値段も高くなってしまうので、購入する際はスペックや活用法を含め、納得して購入したいですよね。

そこで今回はfenix5シリーズを徹底解剖し、fenix5シリーズ購入検討時のお役に立てていただければと思っています。

イメージビデオはこちら。

尚、ランナーズNEXTを通じてfenix5シリーズをご購入の方には、GPSウォッチを徹底活用できる豪華特典もご用意していますので、そちらも合わせてチェックしてみて下さい

shop1

では最初に、3つのスペックから見ていくことにしましょう。

fenix 5S

fenix5S-white-image-02

fenixはもともとはSUUNTOのAMBITシリーズのようにゴツっとしていて、時計の重さがネックとなり、特に女性ランナーには受け入れ難いという側面がありました。それらの点を改良し、3作の中ではもっともコンパクトなモデルとなっているのがfenix5Sです。

カラーバリエーションはホワイトとグレイの2種類のみですが、バンドのカラーバリエーションが豊富にあり、女性にも嬉しいデバイスとなっています。
ちなみに、バンドの取り外しに関してはQuickFit™バンドで、ライフスタイルやアクティビティに合わせて交換可能です。
今までは特殊なドライバーでネジの取りはずし、取り付けの必要はありません。

fenix-5-quickfit

ちなみに、このQuickFit™バンド、使用する前はベルトの交換なんて頻繁にやらないから意味ないな・・・と思っていたのですが、バンドを簡単に取り外しできるメリットはベルトと時計本体部分の間の汚れを直ぐに落とせることです。つまり、時計の手入れが簡単にできること。

通常、時計のベルト部分はネジで固定されているので、取り外しが面倒です。QuickFit™バンドは、その点を考慮しているのではないか?と勝手に想像しています。

<主なスペック>

サイズ:幅42.0×高さ42.0×奥行き14.5mm

重量:67.0g

防水機能:100m完全防水

画面解像度:218×218ピクセル

稼働時間
– 最大9日間(ウォッチモード+光学心拍計)
– 最大12時間(トレーニングモード+GPSモード+光学心拍計)
– 最大28時間(ウルトラトラックモード+光学心拍計)

保存可能ルート数:30

軌跡ログ:200時間分のアクティビティデータ

内蔵メモリ:64 MB、空き領域37 MB

標準価格:¥64,800(税抜)

fenix 5

fenix5-image-02_4

fenix5はハード面ではfenix3Jよりコンパクトになりました。
※fenix5のコンパクト版が5S、サイズアップしたものが5Xだと理解していただければ大丈夫です。3Jと5Xがほぼ同じくらいのサイズ感です。

稼働時間はfenix5シリーズの中で最も長く、ウルトラマラソン、ウルトラトレイル、トライアスロン(フル)を中心にレースに参加するランナーには最もおすすめのモデルです。

<主なスペック>

サイズ:幅47.0×高さ47.0×奥行き15.5mm

重量:87.0g

防水機能:100m完全防水

画面解像度:240×240ピクセル

稼働時間
– 最大9日間(ウォッチモード+光学心拍計)
– 最大21時間(トレーニングモード+GPSモード+光学心拍計)
– 最大44時間(ウルトラトラックモード+光学心拍計)

保存可能ルート数:30

軌跡ログ:200時間分のアクティビティデータ

内蔵メモリ:64 MB、空き領域37 MB

標準価格:¥74,800(税抜)

fenix 5X

slate-gray-fenix-5x-sapphire-with-black-band-front-1

fenix5Xはシリーズの中では最重量級のGPSウォッチですが、フルカラー登山地形図(TOPO10MPlus V3) 、ルーティング可能な日本詳細道路地図 City Navigator Plus内蔵の究極のマルチスポーツGPSウォッチです。ラウンドトリップランとラウンドトリップライドの経路オプションでは、ランナーやサイクリストが希望する距離を入力すれば、最適な経路を表示します。

fenix3Jとほぼ同じくらいのサイズ感ですが、重量は重くなっています。

スポーツシーンでの稼働時間はfenix5に劣りますが、ウォッチモードでは稼働時間は長く、ビジネスシーンや登山を楽しみたい方には最もおすすめのモデルです。

<主なスペック>

サイズ:幅51.0×高さ51.0×奥行き17.5mm

重量:98.0g

防水機能:100m完全防水

画面解像度:240×240ピクセル

稼働時間
– 最大12日間(ウォッチモード+光学心拍計)
– 最大20時間(トレーニングモード+GPSモード+光学心拍計)
– 最大30時間(ウルトラトラックモード+光学心拍計)

保存可能ルート数:30

軌跡ログ:10,000ポイント、100トラック

内蔵メモリ:16 GB、空き領域13.5 GB

標準価格:¥99,800(税抜)

3シリーズの違いと共通のポイント

fenix5series

ここまで、fenix5シリーズのスペックをそれぞれ紹介してきましたが、ここで3シリーズの違いと共通部分となるポイントについて整理してみましょう。

3シリーズのスペックの違いに関しては、下記にまとめました。fenix3Jからどう変わったのかという点に関しても、ぜひご覧ください。

スクリーンショット 2017-03-07 18.09.05

fenix5、5Xのディスプレイはサファイアグラスを採用しているため、ディスプレイが傷付きにくく頑丈な造りになっています。同時にカラーディスプレイの解像度が上がっているのも嬉しいポイントです。

更にランナーにとって嬉しい機能としては、全てのモデルに光学心拍計が搭載されていることです。ランニングダイナミクス機能を活用し、データを計測する場合や乳酸性作業閾値(LT)を計測する場合は心拍ベルトが必要ですが、レースの時などはベルト無しで臨むことができます。

ForeAthleteシリーズとfenixの違い

ではここで、GARMINのGPSウォッチの中で代表的なForeAthleteシリーズとfenixとの違いも見ていくことにしましょう。

冒頭でfenix5シリーズのことを「GARMINのランニングウォッチの中で最上位モデル」と表記しました。つまり、ForeAthleteシリーズにできて、fenix5にできない機能はありません。

GARMINのGPSウォッチの特徴としては、ランニングダイナミクス(ランニング中の上下動、着地時の接地時間計測、接地バランスの測定)と乳酸性作業閾値(LT)の予測機能が他のメーカーにはない機能ですが、fenixにももちろん搭載されています。

では、fenixにしかできない機能とは何なのでしょうか?特筆すべき機能は下記の4つです。

①ABC(T)センサー

ABCセンサー機能(高度計;Altimeter、気圧計;Barometer、コンパス;Compass)が追加されたGPSを使って、踏み慣らされた道もそうでない道もガイドします。内蔵の高度計は、上昇と下降を正確に測定するための標高データを提供します。気圧計は、短期間の気圧の変化を表示するので気象変化の予測に使用できます。さらに、内蔵のジャイロスコープは、ウルトラトラックモードのときに位置情報の正確な把握(およびバッテリー寿命の節約)に、寒暖計;Thermometerは気象変化の監視にそれぞれ役立ちます。

②トラックバック機能

特にトレイルランナーに嬉しい機能で、GPSウォッチ内にルートを取り込むことで目的地までスムーズに到着することができます。往復コースを設定した場合は途中で正規ルートから外れて知らない場所を走ったとしても、トラックバック機能で目的地までGPSウォッチがナビゲートしてくれます。

③沿面距離・沿面速度計測

高低差の多いロードラン、トレイルラン、バイクで重宝するのが沿面距離計測と沿面速度計測です。多くのGPSナビゲーション機器が計測可能な「距離」や「速度」は水平を基準としたものが殆どです(水平距離と水平速度)。fenix5シリーズ(3Jも同様)では、設定変更により「沿面」での計測を可能としています。横移動に加え、登り降りの上下動も考慮されたものになるので、より現実に近い数値が表示されます。

実際にfenix5を使用した感想

IMG_2724

現在、fenix5を使用している者として、実際の使用した感想も記しておきたいと思います。

GARMINのGPSウォッチの特徴は様々なデータを取得できます。中でもfenixは最上位のスペックを誇るデバイスなので、接地時間や接地バランス、乳酸性作業閾値を予測してくれます。

ただ、使用してみて一番変化を感じたことは、画面の解像度が上がって、見やすくなったことです。
※写真では分かりませんが、カラー対応です。

乳酸閾値や最大酸素摂取量といったランニングパフォーマンスに直結するデータも、以前であればわざわざ計測する必要がありましたが、計測の手間なく初回のランニングで数値を弾き出してくれたことも改善したポイントの1つです。

もちろん、初回のランニングで弾き出されたデータ=あなたのランニングパフォーマンスかというと、そうではなく、データを積み重ねていくことでパフォーマンスを修正してくれます。

男性であればfenix5は普段使いもできると思うので、ライフログ(日常生活全般で、継続して心拍を計測したいなど)を取得することができます。

女性で普段使いをする場合にはfenix5Sの方がオススメですね。

まとめ

今回はfenix5シリーズについて、スペックの違いや選び方を中心にご紹介をしてきました。ミドルディスタンスのトレイルレースやトライアスロンレースを中心に参加している方で、できるだけ軽量のものを装着したい場合はfenix5Sを、ロング・100mileのトレイルレースやステージレース、フルのトライアスロンレースなどに参加される場合はfenix5を、重量はあまり気にしない方でビジネスシーンでも活用したい人、地図ナビゲーションにとにかくこだわりたい人はfenix5Xを選ぶと良いでしょう。

fenix5シリーズはサファイアグラスが特徴的で、通常のランニングウォッチと比較しても安っぽさがなく、画面も非常に見やすいです。頑丈なのはもちろん、見た目にもこだわりたい人はfenix5シリーズがオススメです。

fenix5シリーズは本当に様々な機能があり、ランナーやトライアスリートのパフォーマンスアップを考える上では非常に役立つアイテムです(GARMINのfenix5シリーズ以上の機能を備えたGPSウォッチは無いと言っても過言ではありません)。

ただ、多くのランナーが機能を使いこなせていないというのが現状と言い切って良いでしょう。もちろん、機能の全てを使いこなす必要はありませんが、単に時間や距離、ペース、ラップタイム、心拍数、GPSのみを計測するだけでは非常にもったいないわけです。

それぞれのアクティビティシーンに合った、より利便性の高い活用方法はありますし、計測して得られたデータをどう活用していくかがパフォーマンスアップを考える上では必要不可欠です。

そこで、ランナーズNEXTではfenix5シリーズを徹底的に活用し、パフォーマンスアップに繋げていただくためのコンテンツを多数用意しました。購入者限定で、無料提供いたします。詳細は下記からご覧下さい。

shop2

\ SNSでシェアしよう! /

注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ビジネスアスリート
データサイエンティスト

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

自分自身も実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

この人が書いた記事  記事一覧

  • ランナーが心拍数だけで運動強度を判断するのは限界がある!という話

  • Zwift+Strydの合せ技でランニングマシンでも飽きずに効率よくトレーニングできる?

  • Garmin(ガーミン)の時計・ランニングウォッチのオススメは?選び方を解説してみた

  • マラソンのトレーニングにLSDは必要なのか?

関連記事

  • SUUNTO(スント)のランニングウォッチ・スパルタンシリーズ徹底解説

  • エプソンから新型GPSウォッチWristable GPS SF−850が発売開始!

  • GARMIN(ガーミン)ForeAthlete 225Jの魅力とは?

  • ウルトラマラソンにも対応可能!おすすめランニングウォッチ・ベスト4!

  • 【フルマラソン用】人気おすすめランニングウォッチ・ベスト5!

  • Apple Watchはランニング系GPSウォッチメーカーを飲み込むのか?