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マラソンで目標達成するための「良い戦略」と「悪い戦略」

ランニングお役立ち情報 ランニングとビジネス
この記事は約 6 分で読めます。

日々ランニングに取り組むランナーであれば、何らかの目的・目標を持って走っているのではないでしょうか?

健康のためかもしれませんし、減量・ダイエットのため、フルマラソン完走のため、フルマラソンでサブ4を達成する!といった数値目標を掲げているケースだってあるでしょう。

何らかの目標があるということは、当然のことながら、「今現在できていないこと」なわけです。

今できていることを、わざわざ目標にはしないですからね。

なので、必ず今の自分が何らかの目標を達成するには、目標達成に至るまでのプロセスを作っていく必要があります。つまり、アクションプランですね。

長期的な視点で策定する計画・プランのことを一般的には「戦略」と呼びます。

なので、ランニングで何らかの目標を達成するためには「良い戦略」を作る必要があるわけです。

そこで、今回はランニングにおける目標を達成するための「良い戦略」を作るために必要なことを、ビジネス戦略の切り口を踏まえて、紹介していきたいと思います。

そもそも「良い戦略」とは何か?

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では、マラソンにおける「良い戦略」とは、いったいどんなものなのでしょうか?

良い戦略、悪い戦略の著者である、リチャード・P・ルメルトによると、良い戦略には3つの基本構造で成り立っていると言います。

※著書の中では3つの基本構造=カーネル(核)と呼んでいます。以下本書より抜粋。

①診断

状況を診断し、取り組むべき課題を見極める。良い診断は死活的に重要な問題点を選り分け、複雑に絡み合った状況を明快に解きほぐす。

②基本方針

診断で見つかった課題にどう取り組むか?大きな方向性と総合的な方針を示す。

③行動

ここで行動と呼ぶのは、基本方針を実行するために設計された一貫性のある一連の行動のことである。全ての行動をコーディネートして方針を実行する。

これらはあくまでビジネスにおける戦略を考える際の指標です。

ですが、マラソンにおける戦略立案、つまり目標達成までのプロセスを作る上でも同じことが言えます。

マラソンにおける「良い戦略」とは?

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①診断とはすなわち、ランニングにおける現在地を把握することです。今現在の自分がどこに課題があるのかを把握し、更にその中の「最重要課題」を見つけることだといえるでしょう。複雑に絡み合った状況を明快に解きほぐす、つまりランニングで目標を達成するための要素を色んな切り口からカテゴリー分けすることに相当します。

②基本方針とは①の診断で見つかった、目標達成に関する課題に対してどんな取り組みをしていくのか?つまり、練習やトレーニング計画を立てることに相当します。

③行動は、その名の通り基本方針にしたがって、練習やトレーニングに取り組んでいくことです。もちろん、行動=練習・トレーニングだけではありません。

栄養や食事に関する課題があって、そもそも知識が不足しているのであれば、自分で勉強したり、何らかの講座に参加することかもしれません。

つまり、行動=身体を動かすことだけでなく、頭で解決できることもあるということです。

もう少し掘り下げて考えると、例えば海外のマラソンレースに参加するために1週間以上、日本を離れなければならないと仮定します。

体力・走力的に考えると、レースを完走することはできそうだ!でも、1週間、仕事を休むことが非常に難しい・・・といったケースもあるはずです。

その場合は、練習・トレーニング、知識的な課題ではなく、「仕事で1週間の休みが取れない」という課題です。

この場合は、日々の生活の中で解決策を考え、実行していかなければなりません。

「悪い戦略」とは何か?

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前述の「良い戦略、悪い戦略」の中では、「悪い戦略」とはどんなものなのか?にも触れています。

同書より抜粋すると、悪い戦略には4つの特徴があると記されているわけです。それぞれ紹介すると、

①空疎である②重大な問題に取り組まない③目標を戦略と取り違えている④間違った戦略目標を掲げる

の4つです。

①空疎である

戦略構想を語っているように見えるが内容がない。華美な言葉や不必要に難解な表現を使い、高度な戦略思考の産物であるかのような幻想を与える。

→つまりは、分かりきったことを必要以上に複雑に見せかけること。これらをマラソンにおける戦略立案での教訓とするなら「シンプルに考えよう!」といった感じでしょうか。

②重大な問題に取り組まない

見ないふりをするか、軽度あるいは一時的といった誤った定義をする。問題そのものの認識が誤っていたら、当然ながら適切な戦略を立てることはできないし、評価することもできない。

→つまりは、様々な課題がある中で、一番重要となる課題に取り組まないこと。マラソンで考えるなら、例えば長い距離を走ることに大きな課題があるにも関わらず、短い距離のスピード練習ばかりやっているケース。極端な例かもしれませんが。

③目標と戦略を取り違えている

悪い戦略の多くは、困難な問題を乗り越える道筋を示さずに、単に願望や希望的観測を語っている。

→マラソンにおける目標達成というテーマで考えるなら、現状把握をすることなく、何となく「フルマラソンでサブ4達成するぞ!」と根拠の無い目標を立ててしまうことに似ています。

④間違った戦略目標を掲げている

戦略目標とは、戦略を実現する手段として設定されるべきものである。これが重大な問題とは無関係だったり、単純に実行不能だったりすれば、間違った目標と言わざるをえない。

→マラソンやランニングに例えるなら、フルマラソンでサブ4を達成するという目標を立て、できもしないのに週6回の練習計画を立ててみたり、無理なペース設定をしてみたり、そもそも課題を解決するための練習やトレーニングはなかったり・・・ということが考えられます。

つまり、マラソンやランニングにおける戦略を考える際に「良い戦略」を参考にしつつ、悪い戦略にならないように注意をしていけば良いわけです。単純に考えれば。

まとめ

今回はビジネスにおける戦略立案をヒントに、ランニングで何らかの目標を達成するための戦略の立て方を考えてみました。

良い戦略には①診断②基本方針③行動といった基本構造(カーネル)が存在すること。

それらを踏まえて、ランニングで良い戦略を作るにはどうしたらいいのか?を考えてきました。

また「悪い戦略」として、戦略立案の際に注意すべきポイントも合わせて紹介してきました。

戦略=単なる練習・トレーニング計画というわけではなく、様々な角度から自分自身、そして自分のライフスタイルやワークスタイルを見つめ直しながら、目標達成のための「良い戦略」を作っていきましょう。

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ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ビジネスアスリート
データサイエンティスト

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

自分自身も実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

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