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人類はなぜサハラマラソンを目指すのか?サハラを完走して分かった5つの理由

 2015/05/13 エクストリームマラソン
この記事は約 5 分で読めます。

今回の記事は、第30回サハラマラソン(2015年大会)を完走した経験を踏まえて

「人類はなぜサハラマラソンを目指すのか?」というテーマで

書いていきたい。

テーマ選択を間違ったわけではなく、人類が目指す理由がちゃんとある!

サハラマラソンというと、多くのランナーが

「そんな大変な思いをしてまで、何故走るの?」

「世界一過酷なレースなんて、自分には無理」

「砂漠を走るという発想が考えられない」

など、どちらかというと、他人ごと且つ否定的な発言をするはずだ。

でも、よく考えて欲しい。

サハラマラソンが当たり前の環境だ!という人は、日本に住む人間であれば誰も思わないだろう。

筆者自身もその一人だった。

完走を果たす前までは・・・。

だが、サハラマラソンに参加して、1週間以上を砂漠の上で生活し、完走する経験を得たことで、

サハラマラソンを人類が目指す理由が分かった。

大きくは、5つの理由が考えられる。

成長・進化への欲求

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人間には、誰にでも成長・進化の欲求がある。成長・進化を臨む分野は人それぞれかもしれないが、もっと健康になりたい、もっとお金がほしい、もっと上手くコミュニケーションが取れるようになりたい、できなかったものをできるようにしたい。

などなど。

欲求はあるものの、なかなか一歩踏み出すのは難しいものだ。

まず何から始めたらいいのか、迷うからである。

健康のためといっても、方法は無数になるし、ダイエット1つでもそうである。

お金を得るための方法はどうだろうか?お金を増やす方法は沢山あるし、成長や進化をしなくても良さそうな方法も存在していそうである。

だが、例えば「株式投資」をするにしても、ただお金を払う(預ける)だけではなく、そこには知識や経験が無くてはならないし、「お金を貢いでもらう」にはそれなりの強みが無くてはならない。ここは人それぞれ個人差があるが・・・。

その点、ランニングはシンプルである。

走ること=進化・成長だからだ。

ペース、距離、時間など様々なファクターがあるが、単純に走ることさえできれば、ペースや距離や時間が自由でも必ず力は付く。

現在地がどこかにも寄るが、きっと走る先にはサハラマラソンが待っている(はず)。

つまり、そこを目指したくなるのは人間の本能なのである。

世界一への挑戦

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人間の成長・進化の先にあり、かつ究極的な欲求が「世界一への挑戦」ではないだろうか?

もちろん、始めから誰もが世界一になりたい!世界一に挑戦したいとは思わないであろう。

だが、成長・進化が目に見えて現れる、徐々に結果が出てくると、次のステージの挑戦をしたくなる。

ただ、小さい頃から超一流のアスリートでなければ、ましてや普通のビジネスパーソンが何かの世界一を目指すというのはなかなか難しい。

スポーツの世界一(例えばオリンピックの金メダル)になれるのは、その競技や種目でたった一人。

ビジネスで世界一になるのも容易ではない。

※ニーズのないところでカテゴリーを作るのは除く。

また、そもそも世界一になったという証拠もなかなか得られるものではない。

サハラマラソンは「世界一過酷なマラソン」との異名を持つ。

サハラマラソンを目指すこと=世界一に挑戦できるということだ。

サハラマラソンには、特に男の憧れが詰まっている。

お金で解決できない非日常体験

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お金を持っている人は時間を買うこともできるし、普通の人ができないような様々な経験や体験ができる。

ただ、自己鍛錬はお金で全てを解決することはできない。

パーソナルトレーナーを雇う、ジムに通うなど自己鍛錬の「仕組み」はお金で買うことはできても、最後に実践するかどうかは自分の力で何とかしなければならない。

そして、そこにはもちろん多少の痛みを伴うわけである。

お金を払って、苦しい思いをして(レース中もレース前のトレーニングでも)非日常が体験できるという経験はなかなかできないだろう。

サハラマラソンに多くの経営者が参加をする理由は、ここにあるのかもしれない。

人と人との繋がり

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サハラマラソンは孤独との戦いである。多くの時間、自分自身と向き合わなければならない。

自分と向き合うという作業は非常に辛いことである。

なぜなら、特にサハラマラソンの場合は「弱い自分」と向き合わなければならないからである。

ただ、その分人との繋がりに大きな価値を感じることができる。

レース中に孤独を感じていても、ビバーク(キャンプ地)に戻ってくれば、必ず仲間が待っている。

他愛もない話、どうでもいいような話でさえ、心が休まる。

特に過酷な体験を共通していることで、はじめて会った人でさえも自然とラポールを築くことができる。

性別や世代、肩書きを越えた「人と人との繋がり」を身を持って体験できるはずだ!

事実、学生と経営者が同じテントの下で、1週間以上寝食を共にする機会がサハラにはある。

「無」への好奇心

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現代社会は、ものや情報で溢れている。

日常生活の中でどんなに情報を遮断しようとしても、難しい世の中である。

インターネットやテレビの情報を遮断したとしても、意図せず電話はかかってくるし、電車内でも様々な広告で溢れている。

電気やガス、水道も遮断するほうが難しい。

例えホームレスになったとして、街灯やビルの明りが照らしてくれるはずだ。

サハラ砂漠でのレースは、レースに必要なもの全てを背負って走らなければならない。

ガスもなければ、水道もない(限られた水は支給されるが)、生活のために必要な電気はなく、全て自分で用意したヘッドライトの明りだけが頼りだ。

今、世の中で何が起きているのか確認することもできない。

本当に日常の情報を遮断し、生活をする他に道はない。

そこに大きな価値があるのではないだろうか?

まとめ

今回の記事はいかがだったでしょうか?

ちょっと(?)強引なところはあるものの、サハラマラソンを目指すという魅力が伝わればいいかなと。

今直ぐには考えられなくても、いつかあなたが走る日が来るかもしれない!

 

 

 

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ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ビジネスアスリート
データサイエンティスト

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

自分自身も実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

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