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Grand to Grandで活躍したランニングギア・アイテム5選

 2017/11/06 Grand to Grand Ultra おすすめランニンググッズ
この記事は約 7 分で読めます。

2015年のサハラマラソン(Marathon Des Sables)に引き続き、2017年9月に2度目のステージレース、Grand to Grand Ultra(G2G)に参加をしました。ステージレースは1週間かけて行われるレースであり、レース中の生活に必要な荷物(食料、寝袋)その他必要なランニングギアは全て身につけるか、背負って走らなければなりません。

また、砂丘や岩場など様々な環境を走るため、心身に大きな負担がかかります。出来る限り、ストレスのない状況で完走を目指すのであれば、携行品にも工夫が必要です。

そこで今回は、Grand to Grand ULTRAを完走するにあたり、実際に持っていって特に良かった!オススメできる!というランニングギアを紹介していきます。サハラマラソンの時の経験を踏まえ、事前に持っていくギアは、かなり厳選したつもりです。

ランニングシューズ

ステージレースで最も気になるランニングギアはシューズではないでしょうか?ランニングのパフォーマンスに大きく関わることはもちろん、ステージレースの場合、足のマメや靴ずれは大きなストレスになります。1週間にも及ぶレースなので、身体にも足そのものにも、できるだけダメージはかけたくありません。

G2GではHOKA ONE ONE(ホカオネオネ)のSTINSON(スティンソン) ATR 4を使用しました。ちなみに、サハラマラソンの時には同じくHOKA ONEONEのBONDI(ボンダイ) Bというトレイル、ロード両用モデルを使用。

ATRとはALL TERRAINの略で、あらゆる地形に対応したトレイルシューズです。G2Gは岩場や砂丘、ブッシュ帯、フォレストトレイルなどあらゆる地形を走らなければなりません。つまり、ATRのコンセプトに相応しいレースです。

身体になるべく負担をかけないクッション性があるのも、選んだ理由の1つです。トゥーボックス(足の前足部分)は広めなので、足の幅が広いランナーにもオススメできます。

G2Gでは、他のランナーの中でもHOKAの使用率はダントツで一番でした。ちなみに、2位はブルックス。

ヘッドライト

次にヘッドライトです。ステージレースは毎日決められた距離を走るわけですが、レース後はキャンプ地で生活をすることになります。テントごとに明かりがある環境ではないので、日が落ちた後、翌朝の日の出まではヘッドライトを使用することになります。

また3日目のロングステージ(85.4km)は日が暮れてから走ることにもなるので、ある程度高機能のヘッドライトが必要不可欠になるわけです。

G2Gではヘッドライトに関するレギュレーションが明確に決まっていて、200ルーメン以上の明るさのヘッドライト2つと、それぞれの予備バッテリーを携行している必要があります。

私も色々とリサーチした結果、Ledlenser(レッドレンザー)社のMH10というモデルとSEO7Rというモデルの2つを持っていきました。レース中とキャンプ地で2つのヘッドライトを併用するのがオススメです。

両ヘッドライトに関する詳細はトレイルランニング用ヘッドライトを選ぶなら様々なシーンに対応できるコレがオススメ!の中で紹介をしています。

MH10は最大600ルーメン(最大点灯時間10時間)の出力が可能であり、ミドルモードでも250ルーメン(最大点灯時間15時間)です。MH10は基本的にナイトステージ(レース中)で使用します。G2Gは参加者が少なく(2017年は120人)、レース後半は1人で走る機会も多くなります。250ルーメンあれば、明け方まで走るランナーにも明るさ、点灯時間共に充分です。

一方、キャンプ地ではSEO7Rを使用します。キャンプ地ではパワーモードで使用する必要はないので、ローモード(20ルーメン)での使用です。特にテント内での使用は赤色LEDモードで、他の参加者へ配慮しながら使用しましょう。

GPSウォッチ

レース中の距離・タイム・心拍マネジメントにはGARMINのfenix5を使用。スロットキャニオンや岩場も非常に多いため、頑丈な時計をオススメします。実際に2度程GPSウォッチを岩にぶつけましたが、無傷で済んでいます。

G2Gでは心拍ベルトを使用せず、光学心拍計で心拍のモニタリングをしました。ウルトラトラックモードは最大で44時間の稼働時間ですが、GPS取得が非常に不安定なため、通常の1秒取得で計測。

そうすると、今度はバッテリーが持たなくなるので、単三電池4本で充電可能、軽量かつコンパクトなモバイルバッテリー+単三電池8本を持参。
※最終的に単三電池は4本で事足りました。

Stage2終了後、Stage3終了後、Stage5終了後の3度充電する必要がありましたが、全てのログを取ることができています。

GPS1秒取得の場合、fenix5の稼働時間は最大で21時間です。つまり、全てのログを取るためには3日目のロングステージを遅くても20時間程度で走る必要があります。特に3日目は全体の75%が砂地(砂丘含む)なので、走るのに時間がかかります。

デフォルトの状態でfenix5を使用すると、バッテリーは20時間持たないので、できるだけ省エネで稼働できる設定をしておきましょう。

GPSウォッチを活用することで、距離・タイム・心拍マネジメントを行うことができますが、よりストレス無く、知りたい情報を得るためには、別途設定の変更やカスタマイズに必要が出てきます。

fenix5はランナーズNEXTオンラインショップでも購入できます(設定・カスタマイズのサポート有り)。

サンダル

「レースにサンダル?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、ステージレースの場合、サンダルが果たす役割は非常に大きいわけです。実際に走っている時以外は、キャンプ地で生活します。

テントの中を出入りする頻度も多く、トイレやちょっとした用の時に、いちいちランニングシューズを脱いだり履いたりするのはストレスです。

全ての荷物を背負わなければならないので、軽量かつコンパクトなサンダルが求められます。ただ、キャンプ地には砂漠特有の植物があったり、岩でゴツゴツしていたり、刺々しい植物があったりするので、軽量感だけを重視したソール部分が薄いサンダルだと、キャンプ地で足を怪我するリスクもあります。

そして何より、ステージレースはステージ1〜ステージ5までは、毎回最低でもフルマラソンの距離、長くて85.4kmを走る必要があるので、キャンプ地では疲労回復(リカバリー)に務めなければなりません。

サンダルの中にも、リカバリー目的に作られたもの(リカバリーサンダル)というジャンルがあります。G2Gでは、日本に上陸したばかりのOOFOS(ウーフォス)を使用しました。

写真で見ただけだと、普通のサンダルです。ですが、軽いのにクッション性があり、履いていて非常に気持ちが良いのがOOFOSのサンダルです。

2018年の東京マラソンEXPOから本格的に日本でも展開されるそうなので、ぜひ一度履き心地を体感してみて下さい。

日焼け止め

最後は日焼け止めです。実はサハラマラソンの時に最もストレスだったのは、皮膚の痛みです。風呂に入れない不衛生な環境で1週間を過ごしたことと(正確には、皮膚をなるべく清潔に保つことを怠ったこと)、日差しの影響で皮膚はかぶれてしまい、足首〜膝上まで数カ所に水ぶくれができました。恐らく、今あなたが想像した水ぶくれより酷い状態です。足首や膝の曲げ伸ばしで激痛が襲ってくる経験をしたことで、G2Gではスキンケアを徹底することを決意。

出来る限り皮膚を清潔に保つことと、日焼け&紫外線対策を怠らないことを意識しました。G2Gはスタート地点で標高1,600m(ゴール地点は2,600m

)ということで、1週間比較的標高の高いところでレースは進みます。

実は人生で日焼け止めを塗ったのはサハラマラソンの時が最初で最後でした。当然、塗り方も分からなかったので、今回は事前に専門家のアドバイスを聞いて、アグレッシブデザインという日焼け止めを購入。

基本的に皮膚が痛くなることもなく、スタート前から全く肌が黒くなることも無かったのですが(個人的に、少しは黒くなっていたかった)日焼け止めを塗っていなかった耳の上部はレース後に皮がむけていました。

G2Gのようなステージレースに限らず、日頃からスポーツ時のスキンケア対策をしたい人にオススメです。

まとめ

今回はステージレース、Grand to Grand ULTRAで実際に使用したランニングギア・アイテムをご紹介しました。

ステージレース中はランニングによる心身のストレスだけでなく、様々なストレスを感じることになります。寒くてなかなか眠れない、持っていった食事が合わない、1週間風呂に入れない・・・などなど。

ストレスを必要最低限にして完走を目指すには、ランニングギア、アイテム、そして食料の工夫が必要です。今回は食料の情報はありませんでしたが(個人の好みによって大きく異なるため)、ステージレースに参加する際には是非参考にしてみて下さい。

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ライター紹介 ライター一覧

浦中宏典

浦中宏典

ビジネスアスリート
データサイエンティスト

株式会社ストレッチサポート 代表取締役
1983年8月12日 長崎県長崎市生まれ

高校卒業後、大学でスポーツ科学(運動生理学・バイオメカニクス)を学び、トレーナーとしてスポーツの世界で実績を積む。

主な活動実績はJR東日本硬式野球部、サントリーサンゴリアス(ラグビー・トップリーグ)、国際テニストーナメント、世界陸上大阪大会、日本大学フェニックス(アメリカンフットボール)他。2011年、サハラマラソンランナーのトレーナーとしてトレーニングと身体のケアを担当。

2011年4月に会社を設立。
テクノロジーの力でスポーツアクティビティを今より楽しくすることで、「もっとチャレンジしたくなる世の中を創る」
ために事業活動を行っている。

2015年4月に開催されたサハラマラソンにランナー兼トレーナーとして出場・完走。
2017年9月にはアメリカ ユタ州を中心に開催されるGrand to Grand Ultra(7日間6ステージ273㎞のレース)に参加し完走を果たす。

自分自身も実践者として、常に挑戦を続けている。

<メディア掲載実績>
テレビ NHKまちかど情報室
雑誌 Tarzan(マガジンハウス)
雑誌 トレイルラン2017夏号(山と渓谷社)
新聞 長崎新聞
ラジオ 中央FM
専門誌 月刊トレーニング・ジャーナル 他多数

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